梅雨時の視界対策
はじめの一歩

〜雨でも快適!ケアメニュー&用品導入のツボ〜

雨の日の運転は、視界も限られるし足元も不安定とあって要注意。
それが連日続く梅雨時ともなればストレスも溜まるし、なによりリスクも高まる。
なによりの難点は視界の悪化。見づらい状況での運転ほどコワいものはない。
雨粒の付着を防ぎ、走行風で飛ばしてワイピングで拭い去るその基本対策を今こそ実践!

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ワイパー見直し強化月間!

TOPIC 1

ガタつく動作や拭き残し症状こそ新品交換のタイミング

ガタつく動作や拭き残し症状こそ新品交換のタイミング

運転時の大半でその存在感は薄くても、雨の日こそがワイパーの出番。いざという時に力を発揮できるよう、定期的なチェックは欠かせない。それが梅雨時ともなればなおさらだ。ワイピング直後はスパッとクリアな状態になってこそが正規な状態。部分的にでも拭きムラが残っていたり、ビビリ音が出ている状態は機能ロスが生じており、その分だけ雨の日の視界を限定することにもなる。軽い症状ならクリーニングとメンテナーの処方で改善できる場合もあるけれど、この症状こそ交換タイミングと思ったほうがいい。

見た目にわかる劣化症状もある

見た目にわかる劣化症状もある

使用機会は限られていても、紫外線を始めとする気候の影響を受けてワイパーは劣化していく。基本は半年ごとの交換が望ましい。そうじゃなくてもゴムが白っぽく見えたら交換のサイン(写真上)。新品(写真下)と比べると、色味の違いがよく分かる。

見た目に分かりづらい
交換ポイントも

見た目に分かりづらい交換ポイントも

ゴムを支える本体骨格部分は、ゴムをガラス表面に一定の圧力をもって押しつける役割を持つ。写真のように要交換状態(上)と新品(下)で変わりなく見えても、この押しつける力が弱まるとムラやビビリを生じがち。ブレードそのものも1年に1度の交換が推奨されている。

録画映像の質にも
ワイパー性能は関わる

録画映像の質にもワイパー性能は関わる

カメラを通じた映像では、肉眼以上にワイピング能力の差が生じがち。拭きムラはにじみとなって映像を歪め、水滴の残りは映像情報のブランクにもつながる。特に室内装着のリヤカメラほど、この傾向は顕著。ワイパーチェックは前後双方で考えたい。

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前方視界を常に維持する窓コート3STEP

TOPIC 2

塗って終わりじゃ不十分!事前事後の処理でよい状態がながーく続く!

塗って終わりじゃ不十分!
事前事後の処理でよい状態がながーく続く!

いまやごく一般的になった窓コート剤の塗布習慣ながら、最新のやり方は一歩その先を行く。窓コート剤の効果を最大限に発揮させるためには、ベースとなる窓表面の完全リセットが欠かせない。汚れはもちろん、旧コート剤が残った状態ではいくら塗布してもムラが生じてしまうからだ。また塗布後も、簡易的にでも定期ケアしてあげればよい状態が長く続く。急がば回れ。一時的には手間が増えても、労力も用品コストも、長い目で見ればこっちのほうが効率的だ。

完全リセットを狙うのなら
スポンジ掛けが一番の早道

完全リセットを狙うのならスポンジ掛けが一番の早道

コート前の下地処理としては、スプレーやウェットクロスなどのスピードタイプもあるけれど、頑固汚れまで根こそぎ落としたいならスポンジ等を使う研磨式が今なお有効。油膜はもちろん、日焼け跡などを落とす強力タイプもある。

強力な窓コート剤は
塗布後の拭き取りもセットで

強力な窓コート剤は塗布後の拭き取りもセットで

窓コート剤も、スプレーして拭き取るだけのものやワイピング処理と合わせて手軽に行えるスピードタイプがあるものの、より強力かつ持続力が高いのはやはり塗り込み式。かつてはゴシゴシと拭き取る力技が必要だったが、最近ではサッと拭き取るだけで済む進化モデルも登場している。

マメなクリーニングがコーティング
効果持続の秘訣

マメなクリーニングがコーティング効果持続の秘訣

しっかりと施工できた窓コートも、使用経過に応じて汚れが付着し、その状態でワイピングなどの力が加わると被膜も劣化していく。長持ちさせるためには都度汚れを取り除くデイリーケアが効果的。汚れだけをスピーディに取り除くスプレーケアは、内窓ケアと同様に外窓にも効果を発揮する。

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見逃せない、内窓汚れのケアと対策

TOPIC 3

汚れていたのは外側ではなく内側だったという場合も!?

汚れていたのは外側ではなく内側だったという場合も!?

窓ケアというと専ら外窓に関心も集中しがちだが、目に見える汚れは専ら内側だったという場合も意外に多い。内窓は生活習慣に関わるためにその要因も様々。手アカなどの皮脂汚れは意外にも厄介で、水拭きだけでは汚れが拡散するだけで除去につながりにくい。やはり外窓同様、内窓にもそれらの汚れに対応する用品導入がベターだ。

拭き跡を残さないクリア仕上げが
良品のポイント

拭き跡を残さないクリア仕上げが良品のポイント

外窓以上に、内窓では拭きムラも目立ちがち。皮脂やヤニなどの汚れ除去能力はもちろん、スプレー後の拭き取りで跡残りしないようなものに人気が集まる。とかく不自然な体勢での拭き作業を強いられがちなだけに「一度拭き」が良品選びのキーワードだ。

クロスとセットのパッケージ品は
強力さが自慢

クロスとセットのパッケージ品は強力さが自慢

拭き掃除が基本線なだけに、専用クロスをパッケージしたセット品なら、スプレー液との相性もよく、相乗効果でさらに高い仕上がりを期待できる。隙間への差し込みが必要になるフロントウインドウだけに、コンパクトかつ指のコントロールがしやすい専用クロスなら作業も楽ちん。

汚れを落とし、
くもりも防ぐ二重の効果も!

汚れを落とし、くもりも防ぐ二重の効果も!

油膜や皮脂汚れとともに、湿気が多い季節には窓のくもりも視界不良を招く。エアコンによる除湿効果も瞬時にとは行かず、ケミカルの効果であらかじめ予防できれば常に安定した視界が手に入る。そもそも窓のくもりは汚れが引き起こす場合が多く、クリーニング&くもり止めの両処方ができれば万全だ。

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視界を阻害する車両各部の水滴を払拭!

TOPIC 4

サイド・リヤにミラーまで、視界全方位をクリアに確保

サイド・リヤにミラーまで、視界全方位をクリアに確保

運転時の視界は何も前方向だけじゃない。横も後ろも重要だし、ミラーやカメラ越しの映像にもクリアさは欠かせない。ただこれらの場合、走行風も当たりづらければワイパーもカバーしないため、前方向とは違う施策が必要になる。そこでキーになるのが付着そのものを防ぐ超撥水技術や、水滴から水膜に変える親水の技術。適材適所のやり方があってはじめて、360度全方位におけるクリアな視界を確保できるのだ。

ナノレベルの超撥水被膜で
水滴の付着を許さない!

ナノレベルの超撥水被膜で水滴の付着を許さない!

ドアミラーは進行方向とは逆向きに設置されるため、走行風は極めて当たりづらく、水滴になるとその場に留まりがち。全体サイズが限られるだけに、水滴による視界阻害の影響も大きい。ミラー用に設定される超撥水コートなら、そもそも水滴を寄せ付けず視界確保に効果も大。とはいえ施工は簡単で、パッケージを囲いで使い、均一にスプレーするだけ。拭き取りも不要だ。

バックカメラも超撥水による
水滴知らずで映像歪みナシに!

バックカメラも超撥水による水滴知らずで映像歪みナシに!

ドアミラー用の超撥水コートは、バックカメラにも使える場合が多い。カメラ本体はミラー以上に本体が小さいため、ちょっとした水滴付着でも視界映像を大きく損なう。スプレー一つで根本対策にもなることから、作業対効果も抜群だ。

フィルム貼り付けで
さらなる効果持続プランも

フィルム貼り付けでさらなる効果持続プランも

液剤の塗布による被膜形成のほかも、そもそも雨水を寄せ付けない特殊な透明フィルムを使ったメニューもある。液剤塗布には少なからず均一にスプレーする作業が必要になるものの、フィルムの貼り付けなら施工はさらに容易。持続期間をさらに伸ばすこともできる。

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特性別に選ぶウォッシャー液選び

TOPIC 5

汚れ落とし効果だけに留まらない今どきウォッシャー液の選択肢

汚れ落とし効果だけに留まらない今どきウォッシャー液の選択肢

ワイパーや窓コートの備えを進めたら、最後の仕上げに使用するウォッシャー液も再考しておきたい。点検整備をプロに任せっきりの人にとっては減ったら補充するだけの地味な存在ながら、市販用品にはより効果を高めたアップグレード品や、クリアな視界維持に貢献するプラスαの利点を持たせた機能品もある。最近では何を求めるかに応じた選択肢も広がり、とりわけホットな用品ジャンルにもなっている。

洗浄力も耐久性も
倍レベルに高めた上級品も!

洗浄力も耐久性も倍レベルに高めた上級品も!

単なる汚れ落とし効果だけではなく、撥水効果も得られるものも珍しくない。当然、専用のコート剤と比べてその効果期間は限られるものの、最近では持続効果を高めた上級モデルも登場している。頑固な汚れをも落とすクリーニング効果を高めたモデルもあり、それらアップグレード品は中性タイプとすることで、ワイパーゴムや塗装に与える影響も抑えられるのが特長だ。

潤滑性を高めてワイパーの動きを
スムースにするものも

潤滑性を高めてワイパーの動きをスムースにするものも

ウォッシャー内に潤滑添加剤を配合するものでは、ワイパーの作動によって発生する摩擦を抑え、ゴムの動きをスムーズにするものもある。使用するコート剤とワイパーの相性により、どうしてもも出てしまうビビリ作動を抑えることもでき、不快な音や拭き残しの低減にも役立つ。

最近流行りの純水タイプは
シミや液跡も残りにくい

最近流行りの純水タイプはシミや液跡も残りにくい

純水使用をうたウォッシャーが増えているのも、ここ最近における用品トレンド。ウォッシャー噴射後はその勢いゆえにワイパー作動範囲外に飛び散る場合もあるが、純水タイプならこういった状況でも跡残りしづらく、気兼ねなくウォッシャー掛けしやすい。