洗車とは読んで字のごとく“車を洗うこと”なのだが、実は自動車の安全運転やメンテナンスといった面でも大きな役割があることをご存知だろうか？洗車を通じボディの状態やタイヤの摩耗、灯火類のひび割れなどにいち早く気づく事により事故や故障を未然に防ぐことができる。つまり、自身で日頃から簡単な点検が出来るということだ。そのためにはガソリンスタンドなどの洗車機による機械洗車よりも、自らの手で洗う”手洗い洗車”がより敏感に車両の異変にも気づく事ができるのでオススメである。
しかし、洗車というと“単なる苦痛な作業”、”掃除なんてたのしくない”ととらえているユーザーも多いのが事実。そんな手洗い洗車をもっと楽しい時間にすべく、「さぁ、洗車しようぜ！」というメッセージを込めて3月1日に株式会社ソフト99コーポレーションからリリースされたのが今回紹介する『ALAUNEN（アラウネン）』シリーズだ。
今回MOBILA編集部は『ALAUNEN（アラウネン）』シリーズをいち早く体験し皆様にご紹介する為、都内にあるソフト99オートサービス東京営業所に訪れた。
コンセプトは”ワクワクするような洗車体験の提供”
「より多くの人に洗車を楽しんで頂き、”ワクワクするような洗車体験”をして頂けるような商品を目指しました」
そう語るのは株式会社ソフト99コーポレーション東京第三営業部副部長の橋本圭一朗氏だ。
株式会社ソフト99コーポレーション 東京第三営業部副部長 橋本圭一朗氏
今回『ALAUNEN（アラウネン）』シリーズの第1弾としてリリースされたのは『ALAUNENアワテクシャンプー』『ALAUNENヤワラカイザー 洗浄用クロス』『ALAUNEN ヤワラカイザー 吸水用クロス』の3種類。
「ポンプ式のボトルを採用し計量がカンタンな新感覚のカーシャンプーや、たたみ方などによって様々な使い方ができる洗浄用クロス、ワイドな面も、細かい面もしっかりと水滴を拭き取れる吸水用クロスなど、ユニークでワクワクするアイテムを取り揃えました。」
『ALAUNEN（アラウネン）』や『ヤワラカイザー』など、ユニークなネーミングと、目にも楽しい鮮やかなカラーリングが特徴だが、今回開発にあたり、商品の基本性能にも徹底的にこだわったという。今回は特別に実際の製品の使用デモンストレーションをしながら橋本氏にご説明頂いた。
『ALAUNEN アワテクシャンプ―』
大型ポンプ採用で計量に手間がかからないのが特徴
従来、カーシャンプーといえばキャップや計量カップを用い、シャンプー液を作るのに必要な量を計量していた。しかしこれだと取り扱い説明に記載の「〇〇倍」などの計算が煩わしかったり、手が汚れてしまったり、計量後にキャップを洗う等が手間であったりした。『ALAUNEN アワテクシャンプー』ではこの問題を独自開発の大型ポンプで解決。水1リットルに対し2プッシュと計算も簡単で、これなら手間なくシャンプー液を作ることができる。
ポンプを押し込むと約５ccのシャンプー液が飛び出す。手が汚れず計量できるのも大きなメリットだ
「今回ポンプタイプのボトルはもちろんですが、その性能や色・香りにまでこだわりました。楽しみながら洗車頂けると思います」
鮮やかなピンク色のジェルで見た目も楽しく、シトラスマンゴーの爽やかな香りなので楽しい気分で洗車する事ができる。ポンプのストッパーパーツを首部に取付けると握りやすいグリップに変身、片手でもラクにプッシュが可能になる。扱いやすい小さめのボトルだが、希釈倍率100倍の超高濃度シャンプーで、これ1本でバケツ希釈だと中型車約80台分の洗車ができるという。
シャンプーを2プッシュしたバケツに水流を当てるだけで濃密な泡が簡単にできあがった。
今回『ALAUNEN アワテクシャンプー』の開発にあたり、その泡立ちや泡切れなどにも徹底してこだわったという。
「クリーミーで豊かな泡立ちと良好な泡伸び、そしてすすぎ時の泡切れの良さにもこだわって開発しました。もちろん、ノーコンパウンド＆中性タイプなのでコーティング施工車にも対応しています」
「弊社で既に販売しております、『パーフェクトフォーム”モビルフォーマー”』にも対応しております」
これまではパーフェクトフォームを使用する際にはパウチで販売されている専用シャンプーを洗車用シャンプーとは別に購入する必要があったが、今後はこの『ALAUNEN アワテクシャンプー』を購入すれば、ボディ全体の洗浄は勿論、気になる細かいグリルやホイールなどの洗浄に効果を発揮するパーフェクトフォームにも使えるという事でコスパは抜群だ。
『ALAUNEN ヤワラカイザー洗浄用クロス』 
目付量約550g/m²の高密度で超極細繊維を採用、やさしくボディを洗える
目付量約550g/m²の高密度で超極細繊維を採用、やさしくボディを洗える
ボディを洗浄するのにはスポンジやウォッシンググローブを用いるのが一般的だが、カーディテイリングを愛する洗車ファンの中にはボディの洗浄の際にマイクロファイバークロスを用いる人も少なくない。スポンジやウォッシンググローブに比べ、マイクロファイバークロスの方が汚れをかきとる性能が高い為汚れ落ちがよく、またパネルの隙間やグリルの隙間など、細かい箇所の汚れもスポンジなどに比べると圧倒的に除去しやすいなどの利点があるためだ。しかし、繊維が太く密度の荒いマイクロファイバークロスを使用するとボディにキズがつきやすくなってしまったり、大きいクロスを利用すると広い面積をイッキに洗える反面、ボディ側面などを洗浄する際に地面についてしまったりといった課題があった。
これらの課題を解決しながら、まったく新しい洗車体験を提案するのがこの『ALAUNEN ヤワラカイザー洗浄用クロス』である。目付量約550g/m²という高密度で、抜群の「泡」保持力と保水による「うるおい洗車」、そして超低摩擦が特徴。柔らかい手触りでクルマにも人にもやさしく、楽しみながら洗車ができる。
バケツで泡立てたシャンプー液を１度含ませるだけで、中型車1台を洗える
『ALAUNEN ヤワラカイザー洗浄用クロス』は450mm×220mmというワイドなサイズで、ボンネットやルーフといった広い面を洗う際にも効率的に洗うことができる。
「クロスの両端には手を入れるポケットがあり、ボディの側面を洗う際にも手からクロスが滑り落ちてしまうといったトラブルを未然にふせげます」
同社では洗う箇所に応じてクロスを畳み、形状を変化させる“カイザーチェンジ”と呼ばれる提案をしており、クロスの両端に手を入れて洗う、“デュアルポケットモード”や、グローブのように折りたたんで使える“グローブロックモード”などで広い面から細かい面まで気持ちよく洗い上げることができるという。
グリルの間といった細かい箇所もすっきりと洗い上げることができる
スポンジだと洗うのが手間取るミラーも、このように両手ですっぽりと包み込んで洗える
”グローブロックモード”に折りたたむとクッション性が上がり、グローブのように快適な洗車ができる『ALAUNEN ヤワラカイザー吸水用クロス』
吸水量1000mlという抜群の吸水性が特徴
少し前までは洗車後の拭き上げ作業と言えば綿タオルやPVA吸水クロスといったものが主流だった。PVA吸水クロスは”人工セーム”とも呼ばれ、吸水性に優れた素材で水滴を残さず拭き取れる反面、拭き取りが重かったり、こまめに絞る必要があるなどの欠点もあった。
そんな中、近年各社から続々とリリースされているのは大判のマイクロファイバークロスだ。拭き取りも軽く、大判の為こまめに絞る必要が無く一気に車を拭き上げることができる。しかし、これも大きいが故に拭き上げ中に端面が地面に触れてしまったり、そもそも大判すぎて絞るのが難しい･･･といった欠点も持ち合わせていたのも事実だ。そんな両者の長所をうまく組み合わせ、短所を克服したといえるのがこの『ALAUNEN ヤワラカイザー吸水用クロス』である。
幅約1000mのワイド設計ながら縦方向は150mmと扱いやすいサイズなのがポイント
特徴は何と言ってもその長さ。幅が1000mmと超ワイドな設計となっており、ボンネットやルーフといった広い面の水滴も残さず拭き取れる性能を持っている。しかし縦方向の長さは150mmというサイズに抑え、扱いやすさも兼ねそろえているのがポイント。
「洗浄クロス同様クロスの両端にポケットを備えています。広範囲を一気に拭き上げることができる“ワイドポケットモード”と、ドアハンドルやグリルなどといった細かい部分を拭き上げるのに便利な“ツインミットモード”という2通りの使い方で隅々まで気持ちよく拭き上げる事ができます。」
幅が約1000mに対し、縦方向150mmというサイズは一見アンバランスにも見えるが、このサイズ感が絶妙で、しっかりとした吸水性とふき取りを維持しながらも、水分を含んで拭き取りが悪くなってきたらサッと簡単に絞れるのがうれしい。
“ツインミットモード”でグリルの隙間などの水滴を隅々まで拭き取ることができる
このように簡単に絞れるのがポイント。従来の大判タイプだと絞るのが難しかった。
今までにない洗車体験を！『ALAUNEN(アラウネン)』シリーズ
「今回リリースしました『ALAUNEN（アラウネン）』というシリーズですが、実は関西弁の“洗うねん“とかけており、色やパッケージにもこだわったユーモアあふれる商品になっています。もちろん先ほどご紹介したように、それぞれの製品の性能にも徹底的にこだわって作りました。ぜひ、『ALAUNEN（アラウネン）シリーズで洗車をもっと楽しんで頂ければ幸いです。』
