チヌ(クロダイ)をルアーで狙う「チニング」。都市近郊の河川でも楽しめてゲーム性も高い、人気上昇中の釣りです。今回は、そんなチヌに効果的なルアーの種類と、実績抜群のおすすめルアーを10種類ご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 APC・大宮好騎)

チニングのルアー
チヌはエサ釣りだけでなく、ルアーでも手軽に釣れる魚です。ルアーでチヌを狙うことを「チニング」と呼びます。
チニングには、主にワーム、シンキングペンシル、トップウォータープラグ、ミノー、バイブレーションなどのルアーが使われます。それぞれのルアーの特徴や使い方と、実績のあるおすすめルアーを紹介します。
チニングに最適なワーム
ワームはチニングでメインに使われるルアーで、自然な動きでチヌの警戒心を和らげられることが特徴です。釣り方は、基本的にはボトムまで沈めてから使うことが多く、ボトムを引きずってくる「ズル引き」。ボトムを跳ね上げさせて誘いながら探る「ボトムバンプ」。ボトムのスレスレを巻いてくる「ただ巻き」といったアクションがよく使われます。
ただ、状況次第では宙層をスイミングさせても狙えるため、チニングのルアーの中でも幅広い状況に対応できるルアーと言えるでしょう。
ワームのリグ
リグは「フリーリグ」と呼ばれるものが主流です。この「フリーリグ」はラインにシンカーストッパーとナス型のシンカーを通し、その先にはオフセットフック&ワームを付けた構造。ボトムからシンカー分が立ち上がるため根掛かりに強く、ハードボトムを攻める場面が多いチニングに向いています。
フリーリグ(提供:TSURINEWSライター・杉浦永)そのほかにはジグヘッドもよく使われます。ズル引き用のチニング専用ジグヘッドもあり、特に小さなワームを使いたい時にフリーリグと使い分けると有効です。またダート型やラウンド型のライトゲーム用ジグヘッドを使った、ボトムワインドや中層のただ巻きで攻めることもできます。
ジグヘッドも使われる(提供:TSURINEWSライター井上海生)おすすめのシンカーとフック
チニングでは、根掛かり回避性能の高いアイテムが活躍します。フリーリグ用のシンカーは、シルエットが小さく感度も良くなるタングステン製のシンカーがおすすめ。ダイワの「バザーズワームシンカーTG」の「ペアーリング」や「フリリグSS」などが定番です。重さは2~12gぐらいを目安に、釣り場の流れなどによって底を取れる重さを選びましょう。
フックは#2前後のサイズのオフセットフックを使用。障害物のすり抜け性能も高く、貫通力も高いOWNER「マルチオフセットX」などがおすすめのフックとなります。
また、リーダーにはカツイチ「マルチシンカーロック」といったシンカーストッパーを付けます。根掛かり防止などのために基本は遊動させないように付けますが、遊動幅を設定するとワームがシンカーと離れてフォールするようになるため、ナチュラルに誘うこともできます。
おすすめのワーム
定番はケイテック「クレイジーフラッパー」や、ダイワ「シルバーウルフ アーバンクローラー/アーバンシュリンプ」 などの2.4/2.8inch程度のクロー系ワーム。これらのワームは、チヌが主食としているカニなどの甲殻類に似た形をしているため、チヌの食欲に訴えかけることができます。カラーはブラウン系やグリーン系など地味めなカラーが王道です。
小エビなど小さいベイトを意識しているときは、ジャングルジム「スリーパーホールド」や太軸のライトゲーム用ジグヘッドなどに、ジャッカル「ちびチヌムシ」など2inch以下の小型ワームを組み合わせるのも効果的です。
チニングに最適なトップウォータープラグ
水面でアクションするトップウォータープラグは、水面でのバイトが見えるのが魅力のルアーです。使う場面は、シャローエリアでのチヌを狙いたいとき。特に夏~初秋ごろの高水温期は河川などのシャローエリアに入ってくるのでトップウォーター縛りでのチニングも成立します。
トップウォータープラグのアクションは、大きく分けるとドッグウォークなどで水面に波紋を作りチヌにアピールする方法と、ポッピングと呼ばれる水を切る動きと音でアピールするアクションの2つ。それぞれのアクションに向いたルアーも違います。
おすすめペンシルベイト
ペンシルベイトはドッグウォーク向きのルアー。ドッグウォークとはロッドを煽って、小刻みにルアーを左右にスライドさせるアクションです。ただ、チヌへのドッグウォークアクションはあまりハイスピードに大きく動かすよりも、適度にスライド幅を抑えたアクションが効果的な場面が多いです。
ルアーはスミス「チヌペンFW」などが定番。水面に立つように浮く形状によって、小刻みにドッグウォークさせると強い波紋を作り出し、チヌの食い気を誘います。フレッシュウォーターエリアに向けて浮力調整したモデルなので、海よりも河口や河川エリアで使うといいでしょう。
ペンシルベイト(提供:週刊つりニュース中部版 APC・大宮好騎)おすすめのポッパー
水を切るハイアピールなポッピングアクションにはポッパーが向いています。定番ルアーはポッパーならメガバス「POPPING DUCK」。こちらは食わせの間も入れつつネチネチとロッドを上下させ、カポカポと音を立てながらチヌを焦らすように誘ってみましょう。
またダイワ「シルバーウルフ チニングスカウター」のようにどちらのアクションもこなせる汎用性の高いペンシル型のポッパーもおすすめです。
ポッパー(提供:提供:週刊つりニュース西部版APC・中濱友也)チニングに最適なシンキングペンシル
シンキングペンシルは表層~中層で小魚やバチ(イソメやゴカイ)などのベイトを食べている際に有効なルアーです。特徴はあまりアクションしないのでナチュラルに誘えることと、空気抵抗が少ないので飛距離が出ること。アクションはただ巻きや、流れに乗せたドリフトなど控えめな誘いで狙いましょう。
おすすめのシンキングペンシル
メガバスの「KARASHI SW」は、サイズもチヌにちょうどよい小型の59mmながら、飛距離も出ておすすめのルアーです。沈下速度の違うFS(ファストシンキング)とSS(スローシンキング)のモデルがあり、沈下速度の速いFSはレンジを入れてのドリフトの釣りなどに向き、遅いSSはシャローの表層直下を巻いてくるといった使い方も可能です。
また、ラッキークラフト「ワンダー60」「ワンダー80」もロングセラーの定番商品だけあって、色々な使い方ができるルアーです。
チニングに最適なミノー
ミノーとは、小魚の形をしたルアーで、特にイワシなどの小魚を中層で食べている状況で有効なルアーです。ワームやシンキングペンシルなどに比べるとアピール力が高く、チヌが高活性な場面で使いたいルアーとなります。アクションは速めのただ巻きや、ロッドを煽るジャークなどハイアピールアクションを主体にして、ナチュラルに誘いたい場合はシンキングペンシルと使い分けるといいでしょう。
チニングのおすすめミノー
大きなミノーにもアタックはしてきますが、6~8cmぐらいのミノーの方がフッキングしやすく使いやすいです。ジャークなどのアクションを行ってもしっかりと動き、サイズもちょうどよいラッキークラフト「ビーフリーズ65」のシンキングタイプなどがおすすめのルアーとなります。
チニングに最適なバイブレーション
バイブレーションはボトムを攻めるルアーで、飛距離が出るため、広範囲に探ることができるのが特徴です。アクションは一度着底させて、ロッドをゆっくり上げながらユラユラと落とすリフト&フォールや、ハイテンポのただ巻きなどが有効。ワームでのボトムチニングとの違いは、ハイアピールでリアクションバイトを狙う釣りになるため、食い気のあるチヌや小魚を意識したチヌには効果的です。
おすすめのバイブレーション
メジャークラフト「チヌブレード」はチヌ用のメタルバイブ。バイブレーションは根掛かりしてのロストも多いルアーのため安価なのが嬉しいところですが、安価でもしっかり誘ってくれます。また、メタルバイブのフラッシング効果でデイゲームにも向いているルアーです。
チニングでのルアーカラーの選び方
ルアーカラーの使い分けの方法は、一般的に水の澄み具合や時間帯などによって使い分けます。水が澄んでいる場合や昼間のデイゲームでは、ベイトに合わせた自然な色や淡い色がおすすめです。これは、ルアーが魚によく見えるため、チヌの警戒心を和らげるためです。
逆に水が濁っている場合や夜釣りのナイトゲームでは、シルエットがハッキリと出るチャートカラーや発光色に反応がいい場合もあります。
とはいえ細かなカラーローテーションよりもサイズの変更に効果が出ることも多い釣りなので、そのあたりも気にしつつルアーをローテーションしてみましょう。
<TSURINEWS編集部・渡辺竜平>






