裸足、サンダル、ハイヒールでの運転は地域によって検挙される可能性あり
クルマに法律とルールは付き物。教習所で習うことではあるが、忘れてしまったベテランドライバーもいれば、しっかりと理解できていないビギナードライバーもいるだろう。間違いやすい認識を紹介する。
まず、一方通行の道。出口側から「バックでなら進入しても大丈夫そう」と思うのは大きな間違いだ。一方通行への出口からの進入は、クルマの向きとは関係なく一切認められておらず、立派な交通違反。たとえば、コインパーキングを見つけて、一方通行をちょっと逆走すれば入れる、というような状況でも、絶対にやってはいけない行為。遠回りだとしても、入口側から入らなければいけない。
つぎに、交差点でのUターンについて。Uターン禁止の交差点を除き、対向車や横断中の歩行者に危険をおよぼさないことが前提だが、青信号でUターンすることに問題はない。勘違いしやすいのが、右折用の矢印のみが出ているケースだ。実はこれ、2012年3月末日までは信号無視にあたり違反扱いだった。それがいまは可能になったわけだが、いまだにそのことを知らない人がいる。青矢印でUターンせず、後続車からクラクションを鳴らされてトラブルに……。というようなことが起きないように、覚えておきたい。
最後は、裸足での運転は交通違反になるのか。クルマ好きのなかには、車内を汚さないように土足禁止、通称「土禁」にしている人もいるだろう。結論を言うと、裸足運転は法律で禁止されていない。しかし、各都道府県によっては禁止されている。これは裸足に限らず、サンダルやハイヒール、厚底靴なども対象で、安全運転の遵守に支障があり、運転には不向きと判断された場合は、検挙される可能性もある。安全運転には、繊細かつ確実なペダル操作が不可欠。土禁だったり、サンダルやハイヒールを履いているときは、運転しやすい靴に履き替えることを忘れずに。

一方通行の逆走は、うっかりミスも多い。カーナビに頼りすぎていたり、同乗者との会話に夢中になって標識を見落としてしまったり。クルマでは小さなケアレスミスが重大事故につながる。「うっかり」では済まされないのだ。
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