2023.4.24

乗車定員は子ども3名で大人2名分【スポットハウツー】シートベルトの着用義務はどうなる?

子ども分の定員オーバーはシートベルト着用免除。矛盾したルールで安全は守れるのか?

 クルマには、最大乗車定員が定められている。規格の変更を重ねて軽自動車も車内がずいぶんと広くなったが、最大乗車定員は4名のままだ。スポーツタイプのクルマでは、リヤのシート形状に応じて4名乗りとしていることも多い。ただ、意外と知らない人も多いのが、これは「大人」の乗車定員数であるということ。

 12歳未満の子どもの場合、3名で大人2名分にカウントされる。これには簡単な公式があり、「乗車できる子どもの数=(乗車定員 - 大人の数)×1.5」(小数点以下切り捨て)で乗れる人数を導き出せる。ただし、たとえば7人乗りなら大人1名に子ども9名まで乗れることになるが、助手席には子ども1名しか乗れないので、実際は大人1名と子ども8名になる。

 だが、ここで疑問が残るのはシートベルトの数だ。装備されるシートベルトは、基本として最大乗車定員分しかない。つまり、「大人2名分=子ども3名分」のカウントで乗車すると、シートベルトを着用できない子どもが出てくる。しかし、これには除外規定があり、子どもを定員分乗せたことによりシートベルトが足りなくなった場合、その分は免除されることになっている。2008年の道路交通法改正で、後部座席のシートベルト着用が義務化されたというのにだ。矛盾したルールである。

 違反にならないとしても、万が一のことを考えればシートベルトを着用するべき。シートベルト着用者に対し、非着用者の致死率が14倍にも至った年度もある。子どもの安全を守るのは大人の義務だ。どうしても子どもをたくさん乗せて走るときには、普段にも増して安全運転を心がけるべきなのは言うまでもない。


親族での集まり、子どものスポーツクラブ活動で遠征時にクルマを出すなど、たくさんの子どもを乗せることもあるだろう。だが、安全面を考えると、子どもであってもシートベルトを着用できる最大乗車定員までにするべき。なお、助手席には子どもでも1名しか乗れず、2名乗車は違反だ。

 


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この記事を書いた人 カーグッズマガジン編集部

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