キャンプに行った際、テントで寝るときにどちらを頭にしようか迷ったことはありませんか? 寝る向きによっては寝づらくなってしまったり、体が痛くなってしまうことも。よく眠れないと、次の日の体調にも影響が出る可能性もあります。キャンプでより快適に眠るには、頭をどちら向きにするのが良いのでしょうか。
快眠のポイントは傾斜を把握すること
テントで寝袋などを使って寝る際に、頭をどちら向きにするか。ここで重要なのは地面の傾斜です。平坦な場所で寝るのが理想ですが、キャンプ場の地面が必ずしも平坦であるとは限りません。また、平坦に見えても、寝転がってみると地面の傾きを感じることも。
頭を下にすると血が上ってしまったり、寝付けなくなってしまうこともあるので、傾斜がある場所で寝る場合は「頭が上になるように寝る」のが定石です。

車中泊の場合は、地面が平らでもエンジンの重みで車体の前部が少し下がる、荷物をたくさん積んでいるから後部が下がるなどのように、クルマの状況によって傾斜が変わることもあります。実際に横になり、傾斜を感じてみて寝る向きを決めましょう。タイヤにレベラーをかませて水平になるように調整するのもおすすめですよ。
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複数人で泊まる時はケガの危険も考えて
「テント内でどちらを頭にするか」は人によって意見が分かれるところ。基本とされているのが「テントの入口に足を向けて寝る」スタイル。これは複数人でテントで泊まる際に、出入口側に頭があったり、出入口と平行に寝ていると、夜中トイレに行くときに他の人を踏んでしまう危険があるため。頭を踏んだり、よろけて人の上に倒れてしまっては大変です。

入口に足を向けることでケガのリスクも抑えられるでしょう。また出入口側に頭があると、テントを出入りするときの音で眠りを妨げてしまうこともあります。
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季節や荷物の置き場所によって向きを決める人も
ソロキャンプや夏場の場合は、「暑いから、頭を少しでも冷やすために頭を入口に向けている」という意見が……。出入り口側に頭があると、暑くなったらすぐテントを開けたり、メッシュにしたりしやすいというメリットがあります。

また「荷物をテント内のどこに置くか」によって頭の位置を変える人も。「荷物の出し入れをしやすいようにテントの入口付近にバッグを置くので、頭はスッキリしている奥側にしている」などの意見がありました。

人は眠ることで体のコンディションを回復させています。せっかくキャンプに来ているのに、寝不足や体を痛めたせいで全力で楽しめなくてはもったいないですよね。ぐっすり眠れるように、寝る向きにもこだわってみてはいかがでしょうか。
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