松島一帯（熊本県上天草市）の磯で、チヌやクロが好期を迎えた。11月17日釣行した際は、短時間のサオ出しで納得の釣果に恵まれた。

（アイキャッチ画像提供：TSURINEWSライター松田正記）

フカセ釣りでクロとチヌを狙う

松島一帯のクロは夏から初冬によく釣れ、チヌは一年を通して狙える。いずれもオキアミをエサにしたフカセ釣りで狙う。

釣り場を案内する渡船の船長によると、ことしは例年よりも水温が高いためか、同日現在、クロのほうが優勢だという。

名人と同行

この日は釣り仲間の辻さんと同行。午前7時前に天草2号橋近くにある永浦島の護岸に渡った。

釣り座を構え、すぐにスタンバイ。ウキは遠近自在に探れるネオセレクト。ハリは強固で刺さりのいいザ・ロックを選択。まずは10mほど先にできた潮筋を1ヒロほどのタナで探ってみた。

 

3投目にクロ顔見せ

まきエサが効き始めたのか、3投目にウキが消えた。上がったのはリリースサイズのクロ。これをかわしながら、まきエサの外側を探ると、サオ引きの魚信。軽いヤリ取りの末に姿を見せたのは23cmのクロだった。

サヨリやダツも

同じ要領で同型を連発。サヨリやダツも交じり、入れ食い状態になった。辻さんもハイペースでクロの数を重ね、2人ともクロを10尾ほど釣ったところで、チヌ狙いに変更。

とはいえ、ハリスにガン玉を打ってタナを深くするだけ。私はウキの水没で魚信を捉え、辻さんはウキを沈めてミチイトで魚信を捉える作戦だ。

チヌ3連打

その1投目だった。辻さんがアタリを捉えた。慎重にヤリ取りし、タモに収めたのは30cmほどのチヌだった。

その後も辻さんは同型を2尾追加し、3連打の名人級だ。一方、私はフグやベラばかり。腕の差が出たところで午前10時に納竿した。

今後の展望

現地のクロは12月いっぱい望め、チヌはこれからが本番。今回、私はチヌを釣るこができなかった。釣果には満足したものの、次回はチヌを釣りたい。

＜松田正記／TSURINEWSライター＞