釣り人から大人気の「おかまり」こと岡田万里奈さん。そんなおかまりの釣り休日に密着。海と川2つのフィールドで釣りを楽しむ、欲張りな釣行となった。移動の多い釣行で、おかまりが使用していたのは、移動がラクになるスパイダーネットと、服に穴を空けずにカラビナを付けることができるどこでもカラビナだった。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWS編集部・河野)
「おかまり」こと岡田万里奈の休日
幅広い釣りに対応できる確かな技術と知識を持ち、多くの釣り人から「おかまり」の愛称で広く認知されている岡田万里奈さん。2024年5月に結婚&妊娠を発表された、幸せいっぱいの彼女の釣り休日に密着した。

酒匂川本流でルアー釣り
集合場所は、神奈川県小田原市を流れる酒匂川の中流域。撮影陣が到着すると既にウェーダーを着用したおかまりがいた。酒匂川の中流域で狙うのは「ニジマス」。釣況は厳しいようだが、酒匂川での釣りは初めてとのことで気合十分。当日使用したタックルは以下の通りだ。

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『どこでもカラビナ』が大活躍
河川での釣りは基本的に「遊漁券」が必要になる。釣り場となる河川周辺の釣り具店やコンビニで販売されていることが多いため、必ず事前に購入して釣りを楽しもう。
川で釣りをしていると巡回中の漁協の方から遊漁券の確認をされるため、一目でわかる位置につけておきたい。
そんな時に役立つのがどこでもカラビナ。生地の厚いウェーダー等にも穴を空けることなくカラビナを装着ができ、他の小物と一緒にわかりやすい位置に遊漁券を付けることが可能だ。

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ランディングネット装着にも
渓流や本流での釣りで魚が釣れた際、基本的に片手にロッドを持ち、もう片方の手でランディングネットを構える。そのため、ロッドを持つ手と反対側にランディングネットを携帯しておきたいが、都合良く付けられるD環がないこともあるだろう。
そこで、ここでもどこでもカラビナが活躍。生地であれば、ウェーダーなど厚手のものでも場所を選ばずカラビナを付けることが出来る。
魚をかけた時に自分が一番手に取りやすい場所にカラビナを付け、そこにマグネットリリーサーなどを介してランディングネットを装着することで、ランディング時のストレスをグッと減らすことが可能だ。

いよいよ実釣スタート
最初に実釣場所として選んだのは、十文字橋付近の流れが強いポイント。ニジマスが居そうな箇所を手返し良く打っていった。

湧き返しを中心にスピナーを打っていくおかまり。しかし、実釣開始から1時間が経過してもアタリがないため、ミノーにルアーチェンジ。
ルアーチェンジにも「どこでもカラビナ」
湧き返しを中心にスピナーを打っていくおかまり。しかし、実釣開始から1時間が経過してもアタリがないため、ミノーにルアーチェンジ。
このルアーチェンジの際、片手にタックル、もう片方にルアーを持った状態で付け替えを行うのは意外と面倒。そんな時でも胸元にどこでもカラビナを付けておけば、外したルアーをどこでもカラビナにかけておくことができ、ほぼ両手で素早くルアーチェンジができる。
おかまりも胸元に配置したどこでもカラビナにルアーのフックをかけて、スムーズにルアーチェンジを行っていた。
その後も、瀬からの流れが深みに落ち込んでいる場所などポイント移動をこまめに繰り返しながら2時間程度打ち続けるも、ヒットどころか魚のチェイスがすら全くない状況だった。

酒匂川の「エキスパート」にSOS
この厳しい状況に一度駐車場まで戻るおかまり。大きく場所移動をするのかと思っていたが、誰かに電話をかけ始めた。
5分後駐車場にやってきたのは、釣り具メーカーで管理釣り場での最強お助けルアー「セニョールトルネード」販売している「ZacT craft」の吉田修平社長だった。
吉田社長は、酒匂川の環境整備やヤマメの放流といった保全活動に尽力しており、酒匂川を知り尽くしたエキスパートだ。おかまりは吉田社長に助けを求め、光の速さで駆けつけてきてくれた。

駐車場で作戦会議
吉田社長は来るや否や、「いまの酒匂川で魚を出すのは至難の業だよ(笑)」とのコメント。それでも豊富な知識と経験から、次々に魚の溜まっていそうなポイントを挙げていく。
ポイントを教えてもらった後、吉田社長はお昼過ぎに商談が入っているため一度中抜けされたが、再度戻ってきて上流域のポイント案内と、必要なルアーを持ってきてくれるとのこと。とても優しい方だ。
当日「釣り飯」はお蕎麦
吉田社長が中抜けしたタイミングで、お昼ご飯の時間になったため、1度小休憩。
おかまりは自身のYoutubeチャンネル「おかまりチャンネル」内で、「釣り飯」を釣り場で食べるシーンを入れていることも多く、「画面越しでいっしょ食べている気分になる」と人気だ。
筆者はおかまりの「生釣り飯」を見ることができるのかと密かに期待していたが、向かった先は「蕎麦屋」。店に入って注文したのは、「五目きつね蕎麦」だった。
筆者が今日は釣り場での釣り飯ではないのかと聞くと、「Youtubeの撮影ではその場で釣れた魚を使ってお料理することも多いですが、お蕎麦が好きなので、各地で美味しそうなお蕎麦屋さんに入ることもしばしばありますね!」と裏話も明かしてくれた。

中流域のポイントで実釣再開
お昼ご飯を食べた後、商談終わりの吉田社長と再合流。車で先ほどより上流域のポイントへ案内してもらった。案内されたのは、中流域よりもゴツゴツとした大きい石が点在し、深さもあるポイントだ。

ルアーは吉田社長イチ押しのスプーン「厳美(GENBI)・オレキンヤマメカラー」を装着し、実釣を再開した。

スプーンに待望のヒット
案内されたポイントでおかまりは、ややアップクロス気味にキャスト。
実釣前に吉田社長から「平行から下にルアーがいくと、ルアーが浮いてきてしまう。ボトム付近を攻めたい場合は、少しアップクロスにキャストして、リフト&フォールでゆっくり泳がせると良い」とアドバイスを受けており、それを早速実践に持ち込んだ。
アドバイス通りにポイントを攻めていると、竿先に微かなアタリが。
それを見逃さず、すばやく竿を立ててフッキングさせた。
ヌマチチブが登場
「アタリが小さい!」と言いながら上がってきたのは、スプーンより少し大きいサイズのヌマチチブ。スレ掛かりではあったものの、「とりあえず酒匂川で魚を出せた!」とこの日一番の笑顔を見せてくれた。

海釣りへ転戦
その後本命であるニジマスをキャッチするべく、さらに上流のポイントへ吉田社長と共に移動。しかし、そこではノーフィッシュに終わってしまった。
悔しさの残るおかまりは、夕方に川から海へと釣り場を変更。酒匂川から車で30分ほどの早川港で夜釣りをすることになった。
移動のお供に『スパイダーネット』
酒匂川での釣りを終え早川港に向かうため駐車場に向かう際、手に持つはずのクーラーボックスが、なんとリュックサックにくっついていた。それを可能にしたのが、スパイダーネットという便利アイテムの存在だ。
釣り場への移動時になにかと困りがちなのが、「荷物の多さ」である。中でもクーラーボックスは持参する荷物でも特に大きく、手で持って行くのも一苦労。
しかし、スパイダーネットを使用すれば問題解決。スパイダーネットは六角形で蜘蛛の巣のような形状をしており、それぞれの角の先端部にどこでもカラビナが付いている。
このどこでもカラビナをリュックの上下左右に取り付けることで、真ん中のネットが拡張ロープの役割を果たし、穴を空けずに大きな荷物を簡単に収納することができる。結果的に手荷物の量を減らすことが可能になるのだ。


早川港での釣りは強風に苦戦
早川港に到着したのは19時頃。到着前は「ワームを使ってカサゴなどを狙いたい」と話していたが、爆風のため断念。
テンビン仕掛けを使ってちょい投げを始めた。おかまりはエサとなるイソメを毎投付け替え、一本掛けにしたり短くしたりと調整しながらボトムを探っていく。
しかし、1時間が経ったあたりでさらに風が強くなってきたため、無念の納竿となった。
1日掛かりで海でも川でも釣りをするタフな取材となったが、終始楽しそうにキャストする姿は、まさに釣りキチであった。

フック不要の「どこでもカラビナ」
釣り人ならラインカッターやフックシャープナー、フィッシュグリップにプライヤーまで必要なものはすぐに取り出せる位置に付けておきたいものだ。
しかし、カラビナのフックポイントは限られており、バッグに収納しているケースも多い。
そんな背景から、場所を選ばずフックポイントできるどこでもカラビナが作られた。どこでもカラビナの詳細を紹介していきたい。
どこでもカラビナの取り付け手順(提供:EVE-Technologies株式会社)
手返しの速さが釣果を分ける
魚が釣れた際、釣った後の対応スピードに経験の差がでることも多い。手返しが速くなると時合に多くの回数仕掛けを投入できる為、自然と釣果にも差が出てくる。
時合など、勝負の釣り時に無駄な動きを減らしたい釣り人にとって、使いやすい位置に釣り道具を付けられるどこでもカラビナは、まさに釣り人向けの商品である。

日常でも活躍間違いなし!
釣りだけでなく、道具が多い建設・建築現場やDIYをする人、日曜大工が好きな人など、「この場所にフックが欲しい!」と考える様々な場所で活躍が期待できる。

移動をラクにする「スパイダーネット」
おかまりが釣り場から駐車場までの移動時に使用していたスパイダーネットは2タイプ発売されており、どこでもカラビナが6つ付いている【スパイダーネットLarge】と、どこでもカラビナが4つ付いている【スパイダーネットSmall】がある。
同製品はクモの巣のような形状なので荷物が落ちにくく、ゴムシルクで予告された特殊なナイロンロープを使用することで伸縮性と強耐久性を実現した優れたロープだ。
荷重150キロまで耐えることができ、同封されているどこでもカラビナとの組み合わせることで、バッグに穴を空けずに装着できるのが大きな特徴だ。

電車&自転車釣行の最強便利アイテム
このスパイダーネットは、10.5リットル程度のクーラーボックスを収納できるため、釣り場への移動が非常にラクになる。
駐車場から釣り場までの移動もそうだが、強くおススメしたいのは、電車釣行派や自転車釣行派のアングラーだ。前述したアングラーが大事にするのは、「手荷物をいかに少なくするか」。
しかし、釣りで必需品となるクーラーボックスを持って行くには、少なくとも片手を使うことになる為、泣く泣く諦めるケースも多い。そこでスパイダーネットを活用すれば、リュックサックにクーラーボックスを取り付けることができる。
両手を開けたまま別の釣り道具を持って行くこともでき、移動もラクになるのだ。
<河野陸/TSURINEWS編集部>
酒匂川
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