エリアトラウトというと真夏はシーズンとは考えない人も多い。しかしマスたちの適水温を保つことができる釣り場では真夏でも十分に楽しむことができる。今回はそんな管理釣り場の一つ、滋賀県のフィッシングパーク高島の泉に出かけてきた。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・杉本敏隆)
真夏のエリアトラウト釣行
釣行日は台風7号が通り過ぎたばかりの8月16日。天気予報では曇りのち晴れで、雨がぱらつく時間帯もありそうな感じ。気温はかなり高くなりそうなので、飲み物は少し多めに用意した。
フィッシングパーク高島の泉
高島の泉は関西最大級の管理釣り場で、湧水の釣り場であるため夏でもトラウトフィッシングを楽しむことができる。
狙える魚種も豊富で、ニジマスのほかブラウントラウト、サクラマス、ロックトラウト、イワナ、ヤマメにイトウまでいる。イトウは90cmクラスまでいて、釣りをしていれば目の前を悠然と通り過ぎていく姿を何度も見ることができる。

ADVERTISEMENT
ADVERTISEMENT
用意したタックル
当日はそれなりに人は多いが混んでいるという程ではなく、空いているところを探して移動しながらの釣りもできそう。「いい釣りができそう」と期待は膨らむ。
用意したタックルは2セット。1本はいつもの管釣りタックル。ロッドがテンリュウ・レイズオルタRZA61L-T、リールはシマノ・ヴァンフォードC2000S、ラインはデュエル・アーマード F+プロの0.1号にリーダーがフロロ0.8号を80cm。
初めて出かける人はウェブサイトに「推奨タックルの目安」があるので参考にするといい。
50cmブラウントラウト登場
9時間券を購入し、釣り始めたのは8時。まずは第2ポンドの空いているところで釣ってみることにした。足下には数匹のイトウを含むたくさんの魚が群れている。いきなり大物ヒットとなるか。
まずは大物狙いでミノーを投げてみる。コースを変え、ルアーチェンジもし、軽快なトゥイッチで誘いをかけるも無反応。これは厳しい。
次は大きめのフェザージグ。流れに沿って並んでいる魚たちの目の前を通すとヒット!狙っていたイトウではないが、なかなかの手応え。めちゃくちゃよく引く。無事キャッチしたのは50cmのブラウントラウト。ナイスサイズだ。

ADVERTISEMENT
ADVERTISEMENT
イーグルプレーヤーに好反応
しかしその後は反応がなく、フェザージグをサイズダウン。それに合わせてタックルをライトな方にチェンジ。レギュラーサイズのニジマスを狙ってみる。
すると小さいアタリが多いものの反応は上々。イーグルプレーヤー40スリムGJのグリグリメソッドにも好反応。どんどん数が伸びていく。

沖のやる気ある個体を狙う
同じ場所で釣っているとだんだん魚の反応が悪くなっていくので、少しずつ移動していく。すると魚がいるところ、いないところにけっこう差があることに気づく。
たくさんいるところだと、足下にわんさか群れていることもある。ただ足下に群れかたまっている魚は難易度が高くてなかなか食ってくれない。ほぼ無反応だ。ちょっと沖にいるやる気のある魚を狙う方がずっと効率がいい。
50cmのサクラマス顔出し
フェザージグで調子よく連発しているときに今までとは違う重いアタリ!フッキングするとなかなかいいサイズのようだ。ライトタックルで掛けたので、水中のあちこちにある岩にラインが当たらないようにやや強引に引き寄せてくる。
寄せてからは慎重にやり取りしてネットイン。50cmオーバーのサクラマスだ。フックは伸びていてもう少しでばれてしまうところだった。

50cmニジマスをキャッチ
次は第3ポンドへ。雨がぱらついた後、どんどん日差しが強くなりかなり暑くなってきた。それでも放流があったこともあり、いいペースで釣れてくれる。
続いて第1ポンド。その1投目、フェザージグを遠くに投げ、底まで沈めてからゆっくりと誘ってくるとヒット!またもやライトタックルででかいのを掛けてしまった。
沖で長時間やり取りするのは危険なので、最初はやや強引に寄せてくる。近くに来てからは丁寧にやり取りをして無事キャッチ。鼻曲がりのオスのニジマスだ。サイズは50cm。

イトウの捕食シーンを目撃
ここで一休み。用意してきたペットボトル2本を飲み干してしまったので、釣り場の自販機でレモンスカッシュを購入。渇いた喉を潤す冷たい飲み物は最高だ。
さらに釣り続けていると目の前で衝撃の光景が。水面近くをふらふらと泳いでいた25cmほどのニジマスにでっかいイトウがアタック。1度目は逃げられたが、執拗に追いかけ回してバックリ。やっぱり食っちゃうんだ。
「ここはミノーイングでしょ」とTDミノー60SP を投げまくる。しかしヒットしてくるのは小型のニジマスだけ。結局ミノーで大物をキャッチすることはできなかった。
数もサイズも釣れる大満足の釣行
終了までの小一時間はフェザージグで数釣りを楽しみ、最終釣果は80匹。数釣りに徹すれば三桁も可能だっただろうが、ちょっといいサイズの魚も釣れてくれて十分に楽しい1日を過ごすことができた。
高島の泉は数釣りと大物狙いどちらも可能な釣り場だ。どちらか一方を追求するのもいいが、どうせなら両方狙ってみてはどうだろう。数釣り用と大物狙いの2タックルを用意して臨めばそれが可能だ。幸運を!
<杉本敏隆/TSURINEWSライター>
フィッシングパーク高島の泉
The post 関西最大級の管理釣り場で50cm級のブラウン・サクラマス・ニジマスを好捕 first appeared on TSURINEWS.
ADVERTISEMENT
ADVERTISEMENT