
アストンマーティンF1チームは、自動車メーカーのアストンマーティンの名称、ロゴ、ブランドをF1において永続的かつ独占的に使用できる権利を取得したと発表した。
アストンマーティンと言えばイギリスの著名な自動車メーカーだが、アストンマーティンF1チームは同メーカーが開発を主導する純粋なワークスチームというわけではなく、その中身はジョーダンからの流れを汲むイギリス・シルバーストン拠点のレーシングチームだ。現オーナーのローレンス・ストロールは、資金難に陥りF1参戦継続が不可能となったフォースインディアを2018年の半ばに引き継ぎ、レーシングポイントとして再始動させた。その後2020年にはローレンス・ストロールは自動車メーカー、アストンマーティン・ラゴンダ社の大株主となり、2021年からはレーシングポイントをアストンマーティンF1チームと改称し、現在に至る。
そんなアストンマーティンの名は、F1活動においてはストロール率いるチームが半永久的に独占使用できることとなった。新たなネーミングライツ契約により、同チームはチーム名やシャシー名で“アストンマーティン”を名乗ることができる。プレスリリースでは「チームのF1への本気の姿勢をさらに明確にし、アストンマーティンの名が今後もこのスポーツの中心にあり続けることを保証するもの」と説明されている。
チームの会長であり、アストンマーティン・ラゴンダの会長でもあるストロールは、この発表に際して次のようにコメントした。
「本日発表した権利取得は、我々の歩みにおける重要な一歩であり、F1の刺激的な未来に対する我々の決意を示すだ」
「この契約により、将来的に世界選手権を獲得するという目標に向けた基盤がさらに強化された。公道とサーキットの両方で、この象徴的な英国ブランドを率いることを誇りに思う」
今回のネーミングライツ契約は、F1チームの名称に関するいざこざが起きるリスクを避ける狙いがあるかもしれない。かつて2010年代には、F1チームにおける“ロータス”の名称を巡り、トニー・フェルナンデス率いるマレーシア資本の“チーム・ロータス”と、ルノーF1チームと提携した“グループ・ロータス”の間で複雑な法廷闘争が勃発。2011年には前者によるチーム・ロータスと、後者によるロータス・ルノーの2チームが存在する事態となったが、最終的には2012年より前者がケータハムに改称することになった。
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