
MotoGPのレジェンドであるバレンティーノ・ロッシは、2025年もFIA世界耐久選手権(WEC)のLMGT3クラスに参戦し、チームWRTのBMW M4 GT3 EVOを駆ることが発表された。
LMGT3クラスで2シーズン目を迎えるロッシは、ル・マン24時間レースを含むシリーズ全8戦に参戦。チームメイトはBMWと新たに契約したケルビン・ヴァン・デル・リンデと、昨年も組んだアフマド・アル・ハーティとなる。
昨年WECとGTワールドチャレンジ・ヨーロッパ(GTWCE)でロッシのチームメイトだったマキシム・マーティンは、昨年12月にメルセデスへの移籍が発表されている。
先日第二子が生まれたばかりのロッシは2025年に向けて、レースプログラムを縮小するという決断を下しており、WECかGTWCEのどちらかを選択する必要があることを示唆していたが、シーズン終了時にはWEC参戦継続をほのめかしていた。
「WECでの経験を続けることができてとてもハッピーだ。昨年は強力なデビューシーズンだった」
「2度の表彰台を含め、いいレースができた。僕たちはBMW Mモータースポーツとともに、パフォーマンスを向上させ、すべてのレースで競争力を高めるために懸命に努力する」
WRTの2台目となる31号車には、アウグスト・ファルフスとティムール・ボグスラフスキー、ヤセル・シャヒンが乗ることがすでに決定している。
ロシア人のボグスラフスキーは、かつてフランスのチームからGTWCEでメルセデスAMG GT3のステアリングを握り、2019年と2023年に耐久カップのタイトルを獲得している。
オーストラリア人のシャヒンは、昨年LMGT3でランキング2位となり、ル・マンで同クラスを制したマンタイポルシェからの移籍となる。
31号車は、シャヒンが開発した南オーストラリアのレーストラック、ザ・ベンド・モータースポーツ・パークにちなみ、ザ・ベンド・チームWRTのバナーでエントリーする。
ADVERTISEMENT
ADVERTISEMENT