
フェラーリのシャルル・ルクレールは、今週末のベルギーGPがチームの悩みの種であるバウンシングがもっとも”目に見える”レースになるため、問題解決の糸口を見つけることを期待している。
フェラーリは今季のスペインGPでアップデートを投入したが、このパッケージの中には高速コーナーでのバウンドを誘発してしまう新フロアが含まれていた。この問題は、高速サーキットでレッドブル、マクラーレン、メルセデスから離される一因となっていた。
低速のハンガロリンクが舞台である前戦ハンガリーGPではこの問題の影響は軽減されていたが、ルクレールは高速のスパ・フランコルシャンでチームが施した短期的な修正が、意図した通りに機能し、高速コーナーでのドライバビリティが向上しているかどうかを確かめるための重要なテストの場になると考えている。
「スパのようなサーキットは、僕らにとって本当のテストになると思う。おそらく、僕たちの問題が最も顕著に現れると予想されるサーキットだからだ」
「問題を解決するまでにはまだやるべきことがたくさんあるのか、それとも今週末のアップデートがこういうサーキットで一歩前進するのに役立ったのかが分かるだろう」
「高速サーキットでは、より苦戦することになると思う」
フェラーリはベルギーGPで、イギリスGPの時のように旧スペックに戻して走行をする予定はないという。当時はバウンシングを避けるために。2ヵ月前のスペックに戻して戦わざるを得なかったのだ。
その代わりフェラーリは微調整でバウンドに対する耐性を高めて、問題が改善しているかをチェックするつもりだ。
「(問題の)理解はできている」とルクレールは言う。
「僕たちが直面している(バウンドの)問題は、オンかオフかというものなんだ。改善しているかどうかを見るのはとても難しい」
「バウンドが発生する時間は短くなるかもしれないが、その強度が改善するわけではない。だから、いつ発症してもおかしくない」
「僕らは正しい方向に進んでいると思う。バウンドがなくなるだけで十分かどうかはまだ分からない。スパではまた問題になる可能性があると予想している」
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