
2023年限りでに一度FIAの職を離れていたスティーブ・ニールセンが、2024年にコンサルタントとして再びF1に復帰することが分かった。
ニールセンは1980年代からF1に関わり様々なチームで働き、ウイリアムズを離れた後の2017年にはフォーミュラワン・マネジメント(FOM)でスポーティングディレクターに就任。レギュレーションの策定や、レースウィークの運営上の役割に関わった。
ニールセンはサーキット側との緊密な連携によって、新型コロナのパンデミック下でF1を軌道に戻すための中心人物としても働いてきた。
2022年にFOMを離れたニールセンは、2023年から新たにFIAでスポーティングディレクターに就任。レースコントロールやリモートオペレーションセンターの改善、競技規則のアップデートなど、スポーツ面に関するあらゆる事柄を担当するとFIAは説明していた。
ニールセンはFIAでは効率的な運営のための取り組みとして、レースコントロールにおいてレースディレクターのニールス・ウィティヒと緊密に連携して2023年シーズンを過ごした。
しかし2023年末、ニールセンはわずか1年で同職を辞任しFIAを離れて、コンサルタント業を立ち上げた。
彼の離脱にはトラックリミット違反やモハメド・ベン・スレイエム会長の指導スタイル、様々な問題でFIAが批判に晒される厳しい1年となったことや、F1の運営方法や方向性に不満を募らせていたという指摘もある。
そんなニールセンだが、2024年に再びF1パドックに戻ってくることが分かった。
先述のコンサルタントとしての立場で、フルタイムではないもの以前担当していた役職と同様の役割を引き受けるために、ニールセンはF1に復帰。サーキットなど、他のクライアントとも仕事をしていくことになるようだ。
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