2023.12.10

WRC王者ロバンペラ、2024年はGTレース参戦に意欲「まずはテストを計画している」WRCにはパートタイム参戦

Toyota Racing

 23歳にして世界ラリー選手権(WRC)で2度の世界チャンピオンに輝いたトヨタのカッレ・ロバンペラ。2024年シーズンは、2025年に再びフルシーズンを戦うべく、“パートタイム”でWRCに参戦することを選んだ。

 より自由な時間を確保することができる来年に向けて、ロバンペラはGTカーでのレース参戦を視野に入れていると明かした。

 幼少期からラリーを戦ってきたロバンペラだが、彼はモータースポーツのあらゆるカテゴリーを愛している。ドリフト愛好家でもあるロバンペラは2023年、ヨーロッパと日本でドリフトイベントに出場。先月行なわれたトヨタの2024年体制発表会では、ラリー以外のカテゴリーへ参戦する意向を示していた。

 そしてアゼルバイジャン・バクーで開催されたFIA年間表彰式で行なわれた記者会見でロバンペラは、2024年にはGTカーをテストするつもりだと語った。

 motorsport.comが来年のラリー以外の参戦計画についてロバンペラに質問すると、彼は次のように答えた。

「実は今、少なくともGTカーでのテストを行なうことを計画している」

「もし全てが上手くいったら、レースもやってみたいね!」

 ロバンペラは今年初め、F1世界チャンピオンであるミカ・ハッキネンや、デビッド・クルサードと共にプロモーション動画の一環としてマクラーレン・セナをサーキットでドライブした。

 最近、サーキットレースに興味を示したWRCドライバーはロバンペラだけではない。8度のWRCチャンピオンであるセバスチャン・オジェは昨年、世界耐久選手権(WEC)のLMP2クラスにパートタイム参戦した。

 1995年のWRCチャンピオンである故コリン・マクレーもそのひとりで、プロドライブが運営するフェラーリ550-GTSマラネロでダレン・ターナーやリカード・ライデルとともに2004年のル・マン24時間レースに挑んだことがある。

 ロバンペラのコドライバーを務めたヨンネ・ハルットゥネンもまた、来年の計画について次のように語った。

「WRCでフルシーズンを戦うのは大変なことだから、パートタイムのシーズンとなることにとても満足している」

「僕らにとっては、レースだけでなく、全てのイベントが2週間に及ぶ。だから自分のことに集中して、コメンテーターもやると思う」

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出典: https://jp.motorsport.com/wrc/news/wrc-champion-rovanpera-eyeing-gt-outing-in-2024/10556678/
この記事を書いた人 Tom Howard, Jonathan Noble

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