
エルマノス・ロドリゲス・サーキットで開催されているF1メキシコシティGP。フェラーリのシャルル・ルクレールは、前戦アメリカGPでポールポジションを獲得しながらも、今回はチームが後手に回ったと語った。
チームメイトのカルロス・サインツJr.を含め、フェラーリは予選想定アタックで十分なペースを引き出すことに苦戦しており、F1グリッドの先頭争いから「離れすぎている」とルクレールは嘆いた。
ルクレールは初日のフリー走行2回目を3番手で終え、トップのマックス・フェルスタッペン(レッドブル)から0.266秒差というタイムだった。しかし、ソフトタイヤのアグレッシブな特性が、1発のタイムを引き出す上で課題になっているという。
「マクラーレンが非常に強いみたいだから、僕らにはまだやるべきことが沢山残っている」
ルクレールは初日の走行を終えた段階でそう語っていた。
「もちろん、レッドブルとマックスはとても強力だ。メルセデスの状況を読むのは少し難しいが、僕らは自分たちのことに集中している。どのエリアで改善が必要か分かっているし、それが一歩前進する要因になると良いね」
またルクレールは、2週連続でのポールポジションのチャンスについて尋ねられると、次のように答えた。
「ポールポジションを取れれば大きなサプライズになるはずだ。絶対にあり得ないとは言えないけどね」
「ここはトリッキーなコースだ。1周をまとめるのがとても難しいが、今週末の僕らは(上位勢から)少し離れ過ぎているような気がする」
またFP2を11番手で終えたサインツJr.は、フェラーリ勢がリヤのグリップ不足に苦しんでいると説明した。
「正直、僕らはもう少し競争力があると思っていたんだけど、何らかの理由でバランスが上手くいかなかった」
「特に1周アタックでリヤのグリップにかなり苦戦した。(予選に向けて)それが僕らの主な課題だ」
「このソフトタイヤはかなり柔らかくて、すぐにオーバーヒートしてしまうんだ。それで難しくなっている」
「だから今は、1周のペースを上げられるかどうかに集中したい。勢力図はかなり接近しているようだから、Q1、Q2、Q3を通してタフな戦いになると思うよ」
予選前に行なわれたフリー走行3回目でフェラーリ勢はトラフィックに影響されたこともあり、ルクレールが13番手、サインツJr.は15番手と下位に沈んだ。
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