
MotoGP第14戦日本GPのMotoGPクラス予選が行なわれ、プラマックのホルヘ・マルティンがポールポジションを獲得した。
モビリティリゾートもてぎで開催されている日本GP。2日目午前に行なわれる予選では、母国戦のホンダとヤマハ陣営が全員Q1からのスタートとなった。
■Q1
予選Q1では初日に黄旗違反の影響でQ2への直接進出を逃したと話していたマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)が、その自信を証明するかのように、1分43秒997をマークし、暫定トップに立った。
ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)も走り出しから好タイムを記録し、1分44秒138でQ2進出圏内の2番手に続いた。
Q1後半のアタックではラウル・フェルナンデス(RNF)が自己ベストを大きく更新。1分44秒085でクアルタラロを蹴落として2番手に入った。
ラストアタックはマルケスやフェルナンデス、ジョアン・ミル(レプソル・ホンダ)など複数人が最速タイムを更新するペースを刻んだが、マルケスには僅かに届かず。Q2に進んだのはマルケスとフェルナンデスだった。
他の日本メーカー勢は、クアルタラロが4番手、ミルが5番手、フランコ・モルビデリ(ヤマハ)が7番手、中上貴晶(LCRホンダ)が8番手で、Q1敗退で予選を終えた。
■Q2
予選Q2はマルコ・ベッツェッキ(VR46)がいきなりターン6で高速クラッシュを喫してしまった。幸い怪我はない様子で、彼はすぐにピットへと戻った。なおその後ベッツェッキは走行に復帰している。
アタックが始まるとマルティンが最初の計測から1分43秒638をマーク。連続でアタックしたマルティンは、1分43秒198と初日にブラッド・ビンダー(KTM)が樹立したレコードタイムをさらに塗り替える暫定トップタイムを記録。2番手以下に0.5秒以上の大差をつけた。
Q2後半にかけてジャック・ミラー(KTM)やフランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)も自己ベストを更新していたが、マルティンの驚異的なタイムには届かず、依然として0.2秒近い差が横たわっていた。
ラストアタックではそもそもマルティンのベストタイムを超えられるだけの区間最速ペースを刻むライダーも現れない状況で、予選が終了。ポールポジションはレコードタイムを大幅に更新したマルティンとなった。2番手はバニャイヤ、3番手は昨年の日本GP勝者のミラーだ。
予選Q1を突破し、Q2では唯一日本メーカーのバイクに乗るマルケスは、最終的に7番手で予選を終えた。
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