
ウイリアムズF1は2023年シーズン前半戦13戦を終えた現時点で、コンストラクターズランキング7番手につけている。ドライバーのアレクサンダー・アルボンはこの状況を予想以上の結果だと受け取っているようだ。
近年は苦しい状況が続いてきたウイリアムズだが、2023年シーズンに向けては元メルセデスのジェームス・ボウルズが新代表として加入。チーム再建に向けた取り組みが今も続いている。
そして足元の戦績は11ポイントでランキング7番手と、すでに昨年の結果を超えている。
アルボンは開幕戦からポイントを持ち帰ると、カナダGPでは7位入賞。さらにイギリスGPでも8位を獲得。ここまでチームの全11ポイントを稼ぎ出している。
前半戦を振り返ったアルボンは、これまでのところ予想よりも事がかなり上手く進んでいると語った。
「正直、これまでのところは凄くいい年になっていると言ったほうが良いだろうね」
「あまり言い過ぎたくはないんだけど、バーレーンでの開幕からここまで、僕らはかなり進歩してきたと思う」
「(シーズン中盤に躍進した)マクラーレンほどじゃないかもしれないけど、僕らも正しい方向に向かっている」
「今、僕らはコンストラクターズ争いで7番手につけている。もし今年の初めにそんなことを言われていたら、噛み付いていただろうね! それくらい順調なんだ」
「当然だけど集中し続けて、このまま続けていくことが必要だ。でもチームとして僕らはサマーブレイクを楽しんで、リフレッシュして戻って来られると思う」
ウイリアムズは6月のカナダGPで投入したフロアとサイドポンツーンのアップデートで、マシンに最適ではないコースでも戦闘力を少し上げることができた。そのためアルボンはツイスティなハンガロリンク(ハンガリーGP)でも、11位と予想以上のポジションを記録している。
アルボンは低ダウンフォースなど特定のコースで優れているだけではなく、どのレースウイークでもポイント獲得を目指すことのできる可能性の高いクルマを手にしていることが、チームに自信を与えたと語っている。
「毎週末のレースでポイントを争うことができれば最高だろうし、それが分かっていれば毎週末チーム全員の自信とモチベーションが高まるよ」
「だから僕たちはこの瞬間を楽しんでいると思うし、ポイントも獲得できれば嬉しいと思っている」