＜長嶋茂雄INVITATIONALセガサミーカップ　事前情報◇9日◇ザ・ノースカントリーゴルフクラブ （北海道）◇7178ヤード・パー72、7096ヤード・パー71＞

3月のアジアンツアー「ニュージーランドオープン」でプロ初勝利を飾った幡地隆寛。そして、5月の国内男子ツアー「関西オープン」では国内初優勝を挙げ、波に乗るツアー屈指の飛ばし屋は、自信を深めている。

出っ歯に改造　幡地隆寛のアイアン【写真】

「関西オープンは僕向きではないコースで勝つことができた。気持ちの持って行き方だったり、マネジメントだったりが自信になっている」。さらに先週の「日本プロゴルフ選手権」では「熱中症にならなくて良かった（笑）」と35度以上の猛暑のなか6位タイとトップ10入りを果たしている。

そんな幡地は、ニュージーランドオープンを勝ったことで、8月8日に開幕する「インターナショナルシリーズ・イングランド」に出場する予定。賞金総額は200万ドル（約3億円）で、LIVゴルフがバックアップするサウジアラビアの政府系ファンド『PIF』からの支援を受け開催されるアジアンツアーの“高額大会”に出場することができる。「出れる試合には出で行きたい」と海外志向は強い。

その中でも1番の目標は、「LIVゴルフも元世界一がいっぱいいるのでもちろん興味はあるのですけど、やっぱりPGAに行きたいですよね。欧州ツアーや下部ツアー経由しないと道はないけど、頑張っていきたい」。目指す先は米国男子ツアーと迷いはない。

今大会については、「初めてトップ10に入った試合なので、日本で一番優勝したい大会のひとつです。どうにか勝ちたいですね」。思い出の地でツアー2勝目を目指す。（文・神吉孝昌）