2024.2.23

猛暑でも集中、FWキープは100% 3位発進・古江彩佳が生かすサウジアラビアでの経験

古江彩佳はタイでも好調をキープ(撮影:福田文平)

<ホンダLPGAタイランド 初日◇21日◇サイアムCCパタヤオールドC(タイ)◇6576ヤード・パー72>

1月に米フロリダ州で行われた米国女子ツアーの開幕シリーズ2試合をともに4位で終えた古江彩佳が、タイでも好調をキープしている。初日から7つのバーディ(2ボギー)を奪い、しっかりと伸ばしあいに参戦。首位と3打差の3位タイで滑り出した。


日傘は古江彩佳のマストアイテム【写真】


終盤の17番パー4でボギーを喫しながら、それを最終18番のパー5で獲り返す勝負強さも健在。「ボギーを打った後に、残り1つしかないホールでしっかり獲れてよかった」。気分を落とすことなくホールアウトできた。

風も吹くなか、フェアウェイキープは14ホール中14回の100%。打ち上げが多いコースで、開幕前にはショットの距離感をポイントに挙げていたが、パーオン数も15回を数えた。

7番パー5は3打目をベタピンにつけ伸ばしたが、この日は4~5メートルのミドルパットもさえる一日だった。「スピードも合っていたし、(カップを)越えるパットができていた。それで入ったパットも多かったです」。クールな表情で、強気のパットを沈めていった。

気温が30度を超えるなか、こまめな水分補給や日傘をさすなどの対策を続け、集中を保ち続けた。「ティショットを打つたびにドリンクを飲んだりして、いつもよりやることが多かったことがオン・オフになった。余計なことを考えなくて済んだ」。そう話す時の表情も、普段と変わらず涼しげだ。

先週はサウジアラビアで行われた試合に出場。42位という結果だったが、「タフなコースで、風ももっと強かった。その経験が今週にも少し生きているかな」。時に砂嵐が巻き起こるなかでプレーするなど、貴重な経験も積めた。

現在、ツアーのポイントランクは310.833ポイントの4位につけている。このまま最後まで伸ばしあいに食らいつき、タイでも優勝争いに名乗りを上げたい。(文・間宮輝憲)

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出典: https://www.alba.co.jp/articles/category/tour/lpga/post/oooxk_o_ci/
この記事を書いた人 間宮 輝憲

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