2023.10.22

UTで2オン、1Wのワンオンチャレンジは“グリーンオーバー” 笹生優花は持ち味発揮で浮上

笹生優花がスコアを伸ばして上位進出が見える位置で最終日を迎える(撮影:ALBA)

<BMW女子選手権 3日目◇21日◇ソウォンバレーCC(韓国)◇6647ヤード・パー72>

風が強くなってきた終盤に、笹生優花は持ち味をさらに発揮した。打ち上げの15番パー5では、残り226ヤードからユーティリティで2オンに成功。手前5メートルにつけたイーグルパットはあとひと転がり届かなかったが、楽々バーディ。16番は決め切って連続で伸ばした。



ネコちゃん乱入【写真】


ティイングエリアがかなり前に出て、実測250ヤードと“ワンオンチャレンジ”にもなった17番パー4では、風向きを確認しながらドライバーを握った。右ドッグレッグで、フェアウェイからグリーンまで右サイドに大きな池が待ち構えている状況。そのなかでの豪快なひと振りはキャリーでグリーンをオーバーした。

左足下がりのアプローチは「なかなか難しいし寄らない状況だった」とパーにとどまったが、「近くにつけたかったし、入れたかったですよ(笑)」とギャラリーを沸かせた一打を振り返る。

この日は4バーディ・1ボギーの「69」でプレー。トータル6アンダーの17位タイに浮上した。出だし1番では1メートルのバーディパットがカップのフチに蹴られ、あと一筋、あとひと転がり…とパッティングが決め切れない場面も少なくなかったが、「打ちたいところにも打てていたしスピードも合っていた。入らない日だったんでしょうね」と、深く考えすぎずに溜まりそうなフラストレーションとうまく向き合い続けた。

今季ここまでトップ10入りは出場18試合中8回でツアー3位。「あまり自己評価したことないので…」と自身のプレーを採点することはしないが、韓国で今季9度目のトップ10入りに近づいた。「楽しんでやることに集中して、いい1週間にしたい」と笹生らしく意気込みながら、最終日も“豪打”でチャンスメイクしていく。(文・笠井あかり)

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出典: https://www.alba.co.jp/articles/category/tour/lpga/post/xprda6xctg8/
この記事を書いた人 笠井 あかり

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