この記事をまとめると
■トラックや重機にはさまざまな種類が存在する
■今回は名前があまり知られていないトラック&重機をピックアップ
■トラック&重機5台の名前や読み方と役割について解説する
名前を聞いただけでわかったらマニア!
塵芥車、穴掘建柱車、モーターグレーダー、アーティキュレートダンプトラック、スキッドステアローダー。これらの名前を聞いただけで姿かたちがわかるのは、相当のマニアといえるでしょう。逆に実物を見れば、どんなものかすぐに理解できるものも混ざっていますが、どれかわかるでしょうか?
ここでは読みにくい、意味がわからない、どんな姿か想像できないなど、ちょっとなじみの薄いトラックや重機について説明していきます。
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塵芥車
これは「じんかいしゃ」と読みます。別名は「パッカー車」。どうでしょう? どんなクルマか想像できたでしょうか? ではもうひとつの呼び方をお教えしましょう。ゴミ収集車です。そう、わたしたちがよく目にするゴミ収集車の正式名称が塵芥車なのです。
穴掘建柱車
読んで字のごとく穴を掘って柱を立てるための車両で「あなほりけんちゅうしゃ」が正しい読み方です。工事現場などで見かける機会が多いので、形を知っている人も多いと思います。こちらは別名「ポールセッター」です。この車両は、電柱建設、トランス(電力変圧器)の吊り上げと設置、基礎工事、通信工事などに使われます。
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舌を噛みそうな名前のトラックも
モーダーグレーダー
道路を平らにする整地作業に使用されます。車体に装着されたブレードを斜めに設置して、土を削りながら一方に寄せて行きますが、地面を踏み固める「ロードローラー」と一緒に使われることが多い車両です。モーダグレーダーの特徴のひとつにタイヤが斜め(ハの字)になっていることが挙げられます。これは、路面を切削する際、ブレードの反動によって前輪が横滑りして進路が変わるのを防ぐためです。
アーティキュレートダンプトラック
舌を噛みそうな名前のトラックですが「関節式ダンプトラック」や「重ダンプ」とも呼ばれ、その姿を見れば、なんとなく記憶の片隅にあるという人は多いのではないでしょうか。たくさんのミニカーになっていることもあり、幼少期に砂場などで遊んだ経験がある人は多いはずです。通常のダンプトラックと異なり、車体中央の関節から折れ曲がるのが特徴です。この関節があることで狭い場所や不整地でも走行でき、とくに起伏の多い場所や勾配のある場所での作業に役立ちます。
スキッドステアローダー
スキッドステアローダーは、アメリカのボブキャット・カンパニーが世界で最初に発明、開発した小型ホイールローダーです。
特徴として、その場の旋回が可能なため、通常のホイールローダーよりもコンパクトな車体と旋回半径が挙げられます。また、着脱可能なアタッチメントが豊富に用意されており、農業や畜産業にも活用できる万能選手でもあります。日本国内でスキッドステアローダーを重機として操作するには「車両系建設機械(整地、運搬、積込用及び掘削用)運転技能講習」を修了していることが条件となります。
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