2025.5.23

しつこい花粉汚れ・隠れた汚れを徹底除去！愛車のリフレッシュ＆コートはP’s GARAGEの「3pHプレミアム洗車」＋「極艶セラミックオプション」におまかせ！

　ようやく訪れた春の陽気。晴れた日の風を感じながらどこか遠くへ行きたくなる季節だが、クルマ好きを悩ませるのが花粉の存在だ。花粉の付着は見栄えが悪いばかりか、ボディにシミを作ってしまったり、ボディコーティングの効果を弱めてしまう事もあるので、得に注意が必要だ。また、花粉が乗ったボディに雨が降るとボディの隙間にまで花粉が入り込み、見えない場所に汚れが蓄積しているといったケースもよく見られる。
こうした花粉汚れや、隠れた汚れを徹底洗浄できるという事で近年注目を集めているのが「3pH（スリーピーエイチ、スリーペーハー）洗車」だ。3pH洗車とは、その名の通り3種類のpH(＝水素イオン指数)の洗剤を用いて洗車する手法で、それぞれの洗剤の特性によって効果的にクルマの汚れを落とす事ができるのが特徴。カーディテーリングが盛んなヨーロッパで生まれ、今や世界的なブームとなっており、プロフェッショナルのみならずDIYユーザーにも注目が集まっている洗車の手法だ。

　そんな3pH洗車だが、千葉県松戸市の『P’s GARAGE』ではさらに一歩進化した「3pHプレミアム洗車」が人気を集めているという。今回実際にP’s GARAGEへ訪問し、3pH洗車を体感、そのメカニズムやメリットなど解説を交えながらお伝えする。

「3pH洗車」とP’s GARAGEオリジナル「3pHプレミアム洗車」の違いとは？

　そもそも、一般に「3pH洗車」とは、アルカリ性・酸性・中性の3種類の洗剤を使用して、花粉や樹液、ピッチ・タールなどの汚れを効果的に取り除く手法の事を指す。主に用いられるのは以下の3種類の洗剤だ。

一般的な3pH洗車の流れ
・アルカリ性洗剤 → 花粉、鳥フン、虫の体液などといった有機汚れを除去
・酸性洗剤 → 軽いミネラル、塩分といった無機汚れを除去
・中性洗剤 → 残った粘性があるこびり付いた汚れの除去、pHの中和

　上記のような流れで洗車を行うのが一般的な「3pH洗車」だが、ここP’s GARAGEの「3pHプレミアム洗車」では上記の工程に加え脱脂シャンプーを施工、洗剤の持つ洗浄効果を高めているという。さらに、洗車の全工程において使用する水はカルキやミネラルといった水シミの原因となる物質を除去した純水を用いた、「全工程純水洗車」というこだわりようだ。

多くの洗車サービスでは「すすぎ」のみ純水というケースも多いが、P’s GARAGEでは洗車の全工程で純水を使用する事により、水アカの付着を防ぎ、洗剤やコーティング剤のもつ本来の性能を極限まで引き出しているとのことだ。

「3pHプレミアム洗車」＋「極艶セラミックオプション」を体感！

さて、今回実際に体感するP’s GARAGEの「3pHプレミアム洗車」＋「極艶セラミックオプション」は以下の流れで施工される。
※施工の手順はクルマの状態などによって変更する場合があるとの事。

P’s GARAGEの「3pHプレミアム洗車」＋「極艶セラミックオプション」の流れ
・下部高圧洗浄
・足回り洗浄（タイヤ、ホイール、タイヤハウス）
・中性脱脂シャンプー(Nagara Car Wash・ノータッチプレウォッシュ）
・ディテール洗浄（フロントグリル、エンブレムなど）
・アルカリ性洗剤(DETAIL ARTIST DIVE・ノータッチプレウォッシュ)
・酸性洗剤 (DETAIL ARTIST KEEP・ノータッチプレウォッシュ)
・中性セラミックシャンプー （tershine PURIFY S・コンタクトウォッシュ）^※
・エアブロー
・クロス拭き上げ
・ステップ、ドア内回り、トランク内回り拭き上げ
・ホイール拭き上げ
・セラミックコーティング（tershine REFRACT V3・ボディ、ホイール、ドライ施工）^※
・セラミックグラスクリーニング（tershine VISION＋）^※
・タイヤコーティング（BOLA SOLUTION MAXIMIZER T47）
※は「極艶セラミックオプション」

　まず一般的な洗車に比べ工程の多さと使用する薬剤の多さに驚く。なぜここまでこだわる必要があるのか、実際に施工する様子を見学しながらP’s GARAGE代表取締役の大見玲依氏にお話を伺った。

今回実際に洗車をしながら解説頂いたP's GARAGE代表取締役大見玲依氏

「私たちが提供する”3pHプレミアム洗車”は通常の3pH洗車の前にしっかりと脱脂シャンプーで脱脂する事により、花粉の分解・除去効果を格段に向上させています。ボディに乗った油膜を除去する事によって、この後に施工する２種類のシャンプーが汚れにダイレクトに働きかけるようになるという特徴があります。また、しっかりと油膜を取り除く事で洗浄中に汚れが再付着するリスクが減り、洗浄効果が向上します。脱脂後は疎水性効果を一時的にリセットするものの、車体にコーティングが施されている場合その下地は損なわれません。むしろコーティングが再び活性化されることで塗装面の保護効果も維持されると言えるでしょう。」

「３ｐＨプレミアム洗車」と「セラミックオプション」で使用する薬剤の数々

　つい脱脂シャンプーと聞くと「大切なガラスコーティングも落ちてしまうのでは？」と考えがちだが、実際にはボディに付着した汚れや、古くなったワックス・簡易コーティング成分はリセットできるが、専門店やディーラーで施工したガラスコーティングの下地は落ちることがなく、むしろ余計な汚れが除去されることによってコーティング効果が復活するという。また、全工程で純水を使用する事と、適切な温度管理がされた環境の中施工する事によって、洗剤本来が持つ性能を極限まで引き出し、しっかりと隅々まで汚れを除去できるとのことだ。

今回洗車する車両は雨の中走行したとの事で、ボディサイドや足回りの汚れが目立つ。

まずは高圧洗浄で足回りやボディを水洗いする。ここでも使用するのはもちろん純水だ。

足回りの汚れはボディへの再付着を防ぐために先に洗浄を行う。
専用の洗剤とブラシを使用してホイールなどを洗浄する。

脱脂シャンプーでボディの余計な油分を除去した後に3pH洗車を行う。
この段階では極力ボディへのキズ入りを防ぐため、ノータッチにて洗浄する。

ディテールの洗浄は専用のブラシを用いて丁寧に行う。
こういった細かいところまで手を抜かないのが仕上がりを左右するという。

　さて、３種類のpHによるシャンプーで隅々まで汚れを落としたらいよいよ仕上げの「極艶セラミックオプション」の施工に移る。ここでも大見氏の並々ならぬこだわりを見ることができた。
「今回体感頂く極艶セラミックオプションではスウェーデンの高級カーケアメーカー“tershine(ターシャイン)”の製品を使用しております。仕上げのコーティングのみでなく、途中に施工する中性シャンプーにも”PURIFY S“という専用のセラミック成分を配合したシャンプーを使用しています。最適な組み合わせによって、極限まで薬剤の持つ性能を引き出す事により、素晴らしい光沢・艶を実感頂けるかと思います。」

セラミックコートを施工する前に、セラミックシャンプーで洗浄する。
シャンプーながらボディにセラミックの層を形成し、艶と光沢を得られるという。

ここではウォッシンググローブを用いてボディに触れながら洗浄する、
コンタクトウォッシュでしっかりと洗浄、セラミックの層を形成させる。

すすぎは高圧洗浄のみでなく流水でのすすぎも行う。
ボディの細かい隙間に入った洗剤もしっかりと落としてやることが美しい仕上がりの秘訣だとか。

ブロワーとクロスを用いてボディに付着した水滴を除去する。
セラミックの層が既に形成されているので、スルスルと水が引いてゆく。

　このセラミックシャンプーとセラミックコーティングという組み合わせについても、テスト車両で検証を重ねた結果編み出した「最強のコンビネーション」との事。実際に洗車を見学していると、シャンプーの段階で既に美しい艶が得られ、その後のコーティングでさらに深みのある光沢が見て取れた。特にメタリック車への施工がおすすめだという。

セラミックコーティングtershine REFRACT V3を施工する。
扱いが多少難しいものの、仕上がりは抜群との事。

目を見張るような光沢と、深い艶が魅力。
適切に温度管理された環境とプロの技で美しい仕上がりだ。

ホイールにもセラミックコーティングを施工。
シャープな艶感はもちろん、ブレーキダストの付着も防げるようだ。

タイヤもしっかりとコーティング。
硬化しないガラス系のタイヤコーティング剤で、新品タイヤのようなしっとりとした艶に。

「3pHプレミアム洗車」と「セラミックオプション」の組み合わせで、
すっきりと汚れを落とし、しっかりとコーティングされた気持ちの良い状態だ。

　Before&Afterで見比べると仕上がりは歴然で、3pH洗車によってボディに乗った花粉の汚れはもちろん、ボディの細かい隙間の汚れなどもスッキリ除去できたことがわかる。特に未塗装樹脂などの細かいシボ目に入った汚れなどは通常の洗車で除去するのは難しいのだが、3種類の薬剤を用いた3pH洗車と丁寧なブラッシングで徹底的に汚れが除去されているのがわかる。

Before & Afterの様子。輝きはもちろん、深みも増してシャープな印象に。