2024.1.13

写真で見る東京オートサロン「第3弾_モリゾウの愛車たち」【TOKYO AUTO SALON 2024】

本記事では、東京オートサロン2024にて、TOYOTA Gazoo Racingのステージ上に展示されたモリゾウの愛車たちを写真とともに紹介いたします。

普通のクルマ好きのおじさんとして参加するモリゾウ

東京オートサロン2024が、2024年1月12日(金)より14日(日)の期間で、千葉県・幕張メッセにて開催されます。
東京オートサロンといえば、カスタムカーやカスタムパーツを中心に会場を華やかに彩るカスタムカーの祭典で、さまざまな企業や団体が出展します。
MOBILAでは、1983年の開催から今年で42回目となる東京オートサロンの様子を、たくさんの写真とともに皆様にお届けいたします。

第3弾の本記事では、TOYOTA Gazoo Racingのステージ上に展示されたモリゾウこと豊田章男会長の愛車をピックアップ。
昨年4月にトヨタの社長を退いた豊田章男氏ですが、今回は社長を退いて最初の東京オートサロン。
そんな東京オートサロンのTOYOTA Gazoo Racingでは「モリゾウ」として新年のあいさつをし、そこでクルマ好きとしてエンジンをつくり続けることも宣言しました。
そしてクルマ好きのおじさんとして東京オートサロンに参加したいという夢を実現するために、ステージ上に6台の愛車を展示していしまいました。
東京オートサロンに行かれる前の下調べや、会場に行けないけど間接的に楽しみたいという方は、ぜひ本記事および今後公開予定の東京オートサロンの記事を楽しんでください!

 

モリゾウの愛車たち

トヨタはGazoo Racingとして東京オートサロンに出展しています。
その名の通り、ブース内はSUPER GTやWECなどのモータースポーツの車両や、GRヤリスなどのGR系の車両の展示がほとんどというなか、ステージ上に展示されている車両は、すべての車両が最新のモデルというわけでもなく、そもそもトヨタではなくスズキのジムニーまで展示されているカオスな状態。

これらの車両こそが、モリゾウの愛車たちです。
何も知らずにステージ上を見た人全員がが疑問を抱えるジムニーは、トヨタの研修所がある蒲郡でモリゾウが足として使っている車でした。
モリゾウ自身がディーラーでジムニーを探していたが、人気な車両ということで手に入れることができず、スズキに相談して業務車両を中古で購入したものとのことです。
街中を楽に移動することと、誰でも乗れるようにとオートマのジムニーということもポイントです。
ステージ上で唯一カスタムされていない車両ということで、今後カスタムしていくために佐々木雅弘選手に相談し、岩手のGRガレージでカスタムをしていく予定とのことです。

その隣にあるiQ GRMNは2009年にGRMNシリーズとして初めて発売されたモデルで、2010年に他界したモリゾウの師匠である成瀬氏の味付けがされた思い出の車とのことです。
市販モデルと違い、フォグランプのフチや車内のいたるところに、当時のモリゾウのヘルメットカラーである赤色があしらわれています。
その隣にはGRカローラが展示されていますが、RZグレードをベースにモリゾウエディションに使われるシートやシートベルトが装着された、ある意味で本物のモリゾウエディションになっています。
このGRカローラは普段の移動用に使用している車両ということなので、展示にあたり乗ることができず困っているとのことでした。

なお、ショーカーではなく普段使いもしている車両ということもあり、車検ステッカーがしっかり貼られていたり、スタッドレスタイヤを履いているなど、よく見るとショーカーとは違う様子が見えます。

ステージの中心を挟んで反対側には、発表されたばかりのレクサス LBXのカスタムモデル「LBX MORIZO RR コンセプト」が展示されています。
スポーティーなエアロや黄色のアクセントとなっていますが、大きな違いはパワートレインです。
通常のモデルは1.5Lの直列3気筒エンジンとハイブリッドシステムを組み合わせたLBXですが、このモデルが搭載するエンジンは「G16E-GTS」、GRヤリスやGRカローラなどが搭載するハイパワーエンジンとなっており、さらに新開発の8速ATまで搭載されています。
こちらはコンセプトモデルということで公道走行できない車両ではありますが、今後のGRモデルまたはモリゾウエディションの展開に期待してしまいます。

そしてステージ上で最も大きく、ただならぬオーラを発していたのが「センチュリーGRMN」です。
センチュリーのSUVタイプのモデルとして昨年発売開始となりましたが、トヨタのホームページではこちらのモデルが「センチュリー」と標記され、今までのセンチュリーが「センチュリー(セダンタイプ)」と表記されることとなりました。
そんなセンチュリーのGRMNモデルということで、専用品のバンパーやグリルにはカーボンパーツも追加され、シートやステアリング、足回り、ホイールなどがGRMN専用のパーツとなっています。
こちらは残念ながらモリゾウ個人の愛車ではなく、会社の車とのことです。

そしてステージの端でセンチュリーと並んで展示されている小さな原付「ヤマハ ビーノ」。
トヨタと関係が強いヤマハの車両ということでヤマハからもらった車両なのかと思いきや、なんと蒲郡の中古バイク屋でモリゾウ自身が購入したものということでした。
ボディサイドにはモリゾウ自身が貼ったステッカーを見ることができます。
GRヤリスのオフロードテストを蒲郡の研修所で実施していた際に、テストコースまでの移動などに使用するために購入したらしいですが、その購入時にも面白いエピソードが。
 すぐ乗れる原付が欲しくて中古バイク屋に購入しに行ったそうですが、手続きを終えてバイク屋を去ろうとした際に運転手付きのアルファードの後部座席に乗る姿を見て、トヨタの社長(当時)ということに気付いたのか、納車されるときにはタイヤやヒビの入ったパーツが新品になっていたとのこと。

 

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電動化や自動化の流れがくる中でも、クルマ好きを大切にする会社

リーマンショックの影響もあり大幅な赤字となったトヨタは、2009年に創業家である豊田章男が新たに社長となった。
リーマンショック後の会社の経営回復、アメリカでの大規模リコール、東日本大震災と多くの苦難が次々と襲う中、社内の体制を改革し、さらには自身がリーダーとなってスポーツカーづくりを進めるなど、豊田章男氏はそれまでのトヨタを大きく変えてきました。
中でもスポーツカーづくりについては、自身がクルマ好きだからこそ世の中のクルマ好きが欲しくなるスポーツカーづくりを積極的に行い、自社が不得意で他社が得意なことがあれば 、他社に協力を仰いで開発をしてきました。
2023年に新社長に就任した佐藤恒治氏も、長年車両開発に携わっていることや、AE86を所有していたりセリカが好きなことを公言していたりなど、クルマ好きにとっては今後のトヨタには大きな期待ができます。

MOBILAでは、東京オートサロンの様子や展示を紹介する記事を今後も公開しますので、会場へ行けない方や予習や復習をしたい方は、ぜひMOBILAもチェックしてください!

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この記事を書いた人 MOBILA編集部

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