2023.11.1

写真で見るジャパンモビリティショー「第4弾_モータースポーツ編」【JAPAN MOBILITY SHOW 2023】

モビリティショーでレーシングカーを間近で見よう!

長年自動車の最新技術を発信する場として親しまれてきた「東京モーターショー」。2020年からのコロナ禍にて開催されずにいましたが、4年の時を経て「JAPAN MOBILITY SHOW」となって帰ってきました。
開催場所は2011年から使われている東京ビッグサイトで、開催期間は10月26日(木)から11月5日(日)までの11日間で、一般公開日は10月28日(土)からです。

MOBILAでは、そんなモビリティショーの様子をたくさんの写真とともに皆様にお届けいたします。
第4弾の本記事では、普段は画面の中や遠くから見ることが多く、近くで見る機会が少ないモータースポーツについてピックアップ!
ここ最近テレビで見る機会が減っているモータースポーツですが、実は近年の“推し活”ブームで男性だけでなく女性のファンも増えているコンテンツでもあります。
特にモビリティショーでは、F1マシンや国内最高峰のツーリングカーレースであるSUPER GTのマシン、2024年3月に東京ビッグサイト周辺の公道で開催されるフォーミュラEのマシンなど、世界や日本で活躍しているマシンが多く展示されています。
モビリティショーに行かれる前の下調べや、モビリティショーに行けないけど間接的に楽しみたいという方は、ぜひ本記事および今後公開予定のモビリティショーの記事を楽しんでください!

1.F1

9月に鈴鹿サーキットで日本GPも開催された、モータースポーツにおいて世界のトップカテゴリであるF1。
モビリティショーでは先日3年連続チャンピオンが確定した、ORACLE Red Bull Racingのマックス・フェルスタッペン選手が操る「RB19」が展示されています。
間近でF1のチャンピオンマシンを見られる機会は希少ですので、会場に行かれた際はぜひ見ていただきたいです。

【ORACLE Red Bull Racing RB19(2023)】

2.WEC(FIA世界耐久選手権)、ル・マン

今年100周年を迎えたル・マン24時間レースをシリーズに組み込むWECでは、現在トップカテゴリ―のLMHクラスにトヨタが参戦しており、9月に開催された富士6時間レースで5年連続のマニュファクチャラーズタイトルを獲得しました。
そんな耐久レースを走り全身にその戦いぶりを残すトヨタの「GR010 HYBRID」のほか、2026年に水素エンジンを動力とした車両でのル・マン24時間参戦が認められることを受け開発され、6月のル・マンにて初公開された「GR H2 Racing Concept」が展示されています。

【トヨタ GR010 HYBRID】

【トヨタ GR H2 Racing Concept】

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3.WRC(FIA世界ラリー選手権) 

悪路や公道を走り抜けるWRCも、ラリージャパンとして日本での開催レースがあります。
2023年は11月16日~19日の期間にて愛知県と岐阜県にて開催されます。
レース期間中はレースが行われる会場間の公道を、ラリーマシンが走る光景がみられるということもあり、レース以外の楽しみも多いカテゴリともなっています。
 かつてはトヨタ セリカ、スバル インプレッサ、三菱 ランサーなど日本車が多く参戦したレースですが、現在はトヨタのみが日本のメーカーで唯一WRCのトップカテゴリに参戦しています。

【トヨタ ヤリスWRC(2021)】

4.インディカーシリーズ

アメリカにて開催されるインディカーシリーズの歴史は古く、シリーズに組み込まれている世界3大レースのうちの一つの「インディ500」は1911年が第1回大会でした。
あまり日本では馴染みのないレースシリーズと思われていると思いますが、2019年よりNTTがタイトルスポンサーをしていること、現在のエンジン供給メーカーがホンダとシボレーの2社しかいないこと、インディ500では2017年と2020年に佐藤琢磨選手が優勝してること、2003年から2011年までツインリンクもてぎ(現、モビリティリゾートもてぎ)にて北米大陸以外で唯一レースが開催されていたことなど、日本との関係が強いレースとなっています。
そんなインディカーシリーズから、2020年に佐藤琢磨選手がインディ500にて優勝を飾ったマシンが展示されています。
少々マニアックですが、実際にマシンを見られた際は後ろからタイヤの角度を見てみてください。左回りのオーバルコースでの走行のため、左右ともに左に傾いたセッティングになっています。

【Rahal Letterman Lanigan Racing(2020)/ダラーラ DW12 Honda】

左回りのオーバルコース走行の為に左右のタイヤが左に傾いています

5.フォーミュラE

フォーミュラEは2014年から開催されている、電気自動車の世界トップカテゴリのレースです。
電気自動車の特性上、騒音が少ないことから市街地でのレースが多く開催され、2024年3月には初の東京での開催が予定されています。(コースはモビリティショーが開催されている東京ビッグサイト周辺道路です!)
現在フォーミュラEには日産が参戦しており、ドライバーには昨年までスーパーGTやスーパーフォーミュラなどで活躍していたサッシャ・フェネストラズが起用されています。
他にも、ニック・キャシディやアンドレー・ロッテラーといった日本のモータースポーツで活躍した選手や、F1やWECにも参戦していたセバスチャン・ブエミなどが参戦しています。

【NISSAN e-4ORCE 04(Gen3)】

【NISSAN Formula E(Gen2 2021/2022)】

6.SUPER GT

スーパーGTは前身の全日本GT選手権(JGTC)を合わせると今年で30年の歴史を持つ、ツーリングカーレースでは日本の最高峰のレースです。
レースを彩るマシンは、市販のスーパーカーやスポーツかーなどをベースとしており、見覚えや聞き覚えのある車種が多く参戦しています。
そんなSUPER GTからは、2023年のオートサロンにて公開された2024年にデビュー予定の「シビック TYPE R-GT」のコンセプトモデルも展示されており、こちらは実際のマシンがデビューしたらおそらく目にする機会がほとんど無くなるであろう貴重なマシンとなっています。

【HONDA CIVIC TYPE R-GT CONCEPT】

【SUBARU BRZ R&D SPORT】

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7.SUPER FORMULA

スーパーフォーミュラは日本最高峰のフォーミュラカーレースで、世界的に見てもF1に次ぐ速さを持つともいわれています。
シャシーは全チーム共通ですが、エンジンはトヨタとホンダの2社が共有をしており、チームによってどちらかを選択しています。
スーパーフォーミュラで活躍する選手は、日本でもトップクラスの選手が多く、F1にステップアップするためのレースとして国内外から注目を集めています。現在F1に参戦しているピエール・ガスリーも2017年にスーパーフォーミュラに参戦しており、今年のスーパーフォーミュラにてシーズン2位となったリアム・ローソンもF1に代役参戦で活躍し、2022年にシーズン3位となった平川亮は2024年からマクラーレンチームでリザーブドライバーとなります。
そんなスーパーフォーミュラですが、10月29日に鈴鹿サーキットにて最終戦が開催され、VANTELIN TEAM TOM’Sから参戦する宮田莉朋が初のチャンピオンになりました。
モビリティショーでは11月1日より、チャンピオンとなったマシンをモータースポーツエリアにて展示します。
取材時にはまだチャンピオンが確定していなかったため、サーキットで撮影したチャンピオンマシンを紹介します。

【VANTELIN TEAM TOM’S #37/SF23】

第6戦 富士スピードウェイ
第9戦 鈴鹿サーキット チャンピオン確定後のウィニングラップ

8.スーパー耐久シリーズ

スーパー耐久シリーズは日本で行われる耐久レースのシリーズです。
レースは車両の企画やスペックによってクラス分けされ、改造された市販車が参戦する5つのクラス、世界共通規格のレース車両を使用した3つのクラス、カーボンニュートラル燃料や新規格の車両・パーツの開発車両が参戦する1クラスの計9種類のクラスと非常に多いクラス分けになっています。
それにより参戦する車種も多種多様になっており、GT3規格の車両から排気量1.5Lのヤリスやフィットなどが同じコースを混走します。
モビリティショーでは、各メーカーのカーボンニュートラル燃料を使用するマシンや、トヨタの水素エンジンのマシンが展示されています。

【ORC ROOKIE GR Carolla H2 Concept】

リアバンパーには、モリゾーこと豊田章男氏と親交のあるマツコ・デラックスのステッカーがあります

【Team SDA Engineering BRZ CNF Concept】

リアスポイラーは3Dプリンター製らしい跡があります
トランク内に燃料タンクがあると思いきや、重心を下げるために純正位置に燃料タンクがあるとのこと
レースカー用のモニターですが、純正風の表示にこだわってるとのこと(ドアの警告や縁取りの形など)
6時の位置から始まるタコメーターやデジタルスピード表示も純正風です

【MAZDA SPIRIT RACING MAZDA 2 Bio concept(2021-2022)】

冷却の為か純正のグリルが切り取られています

8.アジアクロスカントリーラリー

アジアクロスカントリーラリーは1996年に第1回が開催され、以降毎年8月に東南アジアを中心に数カ国にわたって走行するラリー競技です。
大会の運営やスポンサーに日本企業が多く携わっていることや、出場車両にも日本車が多く使われていること、日本人ドライバーが多く出場していることもあり、とても親近感の沸く海外ラリーです。(2023年の4輪部門は41台中38台が日本メーカーです)
そんなアジアクロスカントリーでは、発表されて間もない三菱の新型トライトンが参戦したことで話題を呼びました。
その新型トライトンがモビリティショーに展示されていますので、ぜひ間近で新型トライトンのラリーマシンを見てみてください。

【Team MITSUBISHI RALLIART/新型トライトン ラリーカー】

【Team MITSUBISHI RALLIART/デリカ D:5 サポートカー】【Team MITSUBISHI RALLIART/トライトン ラリーカー(2022)】

 

モータースポーツも変革の時

昔からモータースポーツは市販車を作るうえでの実験的な役割がありました。
今は電動化や自動運転など、環境や人にやさしいモビリティに変革していく時代にあり、大量のガソリンとタイヤを消費するモータースポーツは、地球の環境保全と違う方向を向いていると思われております。
しかし、モータースポーツはそんな時代の中でも、環境に寄り添ったコンテンツになれるよう様々な取り組みがされています。
先に紹介したスーパー耐久ではカーボンニュートラル燃料やバイオ燃料、水素を使ったエンジンの研究開発の現場となっており、スーパーGTでは今年よりカーボンニュートラル燃料が使用されています。また、スーパーフォーミュラでは再生可能原料を使用したタイヤの使用や、レース会場での水素発電の使用、ボディの素材の一部に“麻”を使用した次世代車両の開発もしています。
モータースポーツは時代に沿った進化を遂げていくエンターテインメントです。
ぜひJAPAN MOBILITY SHOWの会場で、モータースポーツの様々なマシンを間近で楽しんでみてはいかがでしょうか。

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この記事を書いた人 MOBILA編集部

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