Panasonic 『Strada F1シリーズ CN-F1X10C1D(実勢価格:25万円前後/税込)』有機ELモニターユニットのサイズは240×141mm。厚さは、最薄部はわずかに4.7mmとなっている。

高性能&スマートで間違いなしの逸品
モニターがインパネから飛び出す、フローティングのアイデアをいち早く世に示したのがパナソニック。さらに有機ELによる美しい画面と超薄型モニターが特徴。さらに、オーディオでは標準スピーカーを使い切るサラウンド機能など、これ以上の予算をかけずに大満足のシステムを構築できるのもパナソニックの魅力。
有機ELモニターを採用し大画面を多くのユーザーに
車載モニターも2DIN枠を超える時代となって久しい。その進化にいち早く対応し、2DIN枠から飛び出たフローティングタイプのカーナビを誕生させたのがパナソニック。さらに、業界唯一の有機EL画面を採用。その特徴は、省電力であることと、まさに色が鮮やかなことを実感する。そして、もうひとつのポイントが極めて薄いことだ。バックライトを必要とする液晶に比べて、こちらは自発光で発色させることから薄くすることができるのだ。そのため、フローティング型のキモとなるモニターを薄くできるので、極めて軽快でスタイリッシュな外観が魅力的だ。
そして今回のニューモデルでは、スマートフォンを介することで動画配信サービスも視聴可能とした。せっかくのきれいな画面なので、やはり動画をもっときれいに見たいという方も多いはず。加えて、アップルカープレイ、アンドロイドオートとの接続も可能とし、本体以外のナビや検索を利用することが可能となったのだ。


ノーマルのスピーカーに魔法のような上質サウンドを提供
ストラーダのもうひとつの特徴が、『音の匠』を搭載することだ。設定には3つのモードがある。『極 サラウンド』では、音場制御とサラウンドチューニングで、ライブ音源などに最適な臨場感を創出。『匠 マスターサウンド』では、スタジオのマスターサウンドに近い音を再現する。『和 会話重視』では、会話の周波数とぶつからない音作りを実現している。
今回のデモカーはそのポテンシャルを存分に発揮するべく、スピーカーはあえてノーマルのまま。そこからの比較では、極では音像が立ち上がりコンサート会場にいるかのようなサウンドに急変。それも残響をわかりやすく残すのではなく、実に自然なのが印象的だ。匠では、また一変。ジェントルでバランスの整えられた音場が提供され、サウンドをじっくりと楽しむことができる。そして和では、大きめの音量でも会話がスムーズ。普段使いに最適だと感じた。聴き終えてみると「これ本当にノーマルのスピーカーなの?」と思ってしまうほど。この秀逸な手腕には、驚きを隠せなかった。

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