2024.2.23

車内でもオンラインコンテンツを楽しめる充実のシステムポテンシャル【後付け装備目録2023】サイバーナビの底力

車内のオンライン化がカーライフを変える「おもてなし」のシステム構築

 オーディオメーカーとして創業し、80年以上の歴史を刻んできた音響・車載機器メーカーのまさにパイオニア(先駆者)。同社がカーAV機器として展開するカロッツェリアが、豊富なオプションでオーディオシステムを構築できるのが強みだ。カーナビ機能による的確なルート案内でドライブの安全性を高めるとともに、エンタメ面も強化できる。ドライバーも同乗者も、快適なロングドライブを楽しめるようになるのだ。
 ハイテクナビの代名詞、サイバーナビのフラッグシップモデルとなる『AVIC‐CQ912Ⅱ‐DC』は、ネット時代を象徴する存在と言える。同梱するネットワークスティックを接続することで車内がWi‐Fiスポットとなり、データ通信料を気にすることなくインターネットを使うことができる。
 ブルートゥース接続でスマホの音楽ストリーミングサービスを流したり、HDMIでつないでスマホのミラーリング動画を楽しんだり、オンラインゲームで遊んだりと、同乗者を退屈させることがない。ちなみに、これは特殊な例となるが、サイバーナビの電源が入っていればWi‐Fiを飛ばすことができるので、キャピングカーのようにサブバッテリーを利用できればエンジンがかかっていなくてもWi‐Fiスポットになる。旅先での楽しみ方が、無限に広がるわけだ。
 さらに、メニューから「ストリーミングビデオ」をセレクトすると、ユーチューブ動画の直接再生が可能。スマホを接続することなく、映像や音楽を楽しめ、その操作も9V型の大画面で行えてスムーズ。また、スマホアプリの「ディクシムプレイ for カロッツェリア」を活用することで、自宅のレコーダーで録画した番組やBS/CSも含めた放送中の番組を再生することもできる。


carrozzeria『CYBER NAVI AVIC-CQ912Ⅱ-DC(実勢価格:23万5000円前後)』は、オンラインに対応し、地図情報は自動更新。車内がWi-Fiスポットになるネットワークスティックも同梱する。インダッシュタイプながら9V型の大画面で、高精細HDパネルも採用して高画質で映し出す。ハイレゾ音源のネイティブ再生、さらに圧縮音源をハイレゾ音源相当で再生する独自の機能も備え、サウンドにもこだわった設計だ。 
ドコモの車内向けインターネット接続サービス「docomo in Car Connect」をネットワークスティック経由で利用することで、車内がWi-Fiスポットに。1年間の容量無制限、無償使用権を同梱。1年後は1日プラン(550円)、1ヵ月プラン(1650円)、1年プラン(1万3200円)の定額で通信制限なく利用できる。



メニュー画面の「ストリーミングビデオ」をタップすると、Webブラウザを用いたYouTube動画の直接再生が可能に。スマホの接続が不要、サイバーナビの画面をフリック&タップすることで操作でき、映像や音楽をスムーズに楽しむことができる。市販AV一体型ナビでこの機能は備えているのはサイバーナビだけだ。


エンタメ面の強化で無限に広がる楽しさ

 これらの充実したエンタメ機能は、システムアップによってさらに満喫できるようになる。試乗車では後席用にフリップダウンモニター『TVM‐FW1300Ⅱ‐B』とプライベートモニターの『TVM‐PW1000TⅡ』を備え、フロントスピーカーは『TS‐C1730SⅡ』を装着。2023年6月に発売されたばかりのサブウーファー『TS‐WX140DA』も搭載していた。後席モニターではHDMIでつないだデバイスからの映像を鮮明に映し出し、スピーカーのグレードアップによって高音質を奏でる。走行中はロードノイズなどで低音が消されがちになるが、サブウーファーによる低音の補強で迫力ある音を楽しめた。
 システムアップのオプションは他にも用意されており、愛車の用途に合った最適なシステムを構築できるだろう。カロッツェリアが提唱する車内のオンライン化が、カーライフを豊かなものに変えてくれる。



carrozzeria『TS-C1730SⅡ(実勢価格:3万7400円前後)』は、ミドルクラスでありながら音質を追求されたモデル。17cmのウーファーユニットは迫力ある低音と抜けの良い中音を再現。6.5cmトゥイーターは「高音域を再生する」というトゥイーターの常識を覆し、指向性に優れたトゥイーターの利点を活かして中音域までも再生することで、臨場感あふれる音場を実現する。



carrozzeria『TS-WX140DA(実勢価格:2万1000円前後)』は、シート下にも収まる20cm×13cmパワードサブウーファー。サブウーファーとしては珍しくイコライザー機能を搭載し、ジャズやクラシックなど深みのある低音再生に適した「ディープ」、自然なバランスでクセのない重低音を再生する「ナチュラル」、EDMやロックなどの突き上げるような低音を再生する「ダイナミック」という、3つのモードから選択できる。付属のリモコンで音量調節、再生帯域の可変、位相の切り替えも調整可能だ。


この記事を書いた人 カーグッズマガジン編集部

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