2024.6.27

車検に通らない恐れもあるってホント!?【Car Goods Quest 】ヘッドライト新検査基準対応品のいま

ヘッドライトの新検査基準では、より正確な配光性が求められる

 皆さんはこの夏、車検におけるヘッドライトの審査基準が厳格化されることをご存知だろうか? 実はヘッドライトの検査基準は2015年に改正され、原則としてロービーム(前照灯)検査へと移行していた。

 しかし検査場の設備を整える必要があるのと、審査をクリアするのが困難な車種も多かったことから猶予期間が設けられた。つまりロービーム検査が困難な場合はハイビーム(走行用前照灯)での検査が認められていたのだ。その準備期間がいよいよ2024年7月いっぱいで終了する。

ヘッドライト検査をパスできない事例が増える可能性も!?

 対象となるのは1998年9月1日以降に製造された自動車。つまり、街中を走っているクルマの大半が該当する。そして2024年8月1日からはじまるロービーム検査への全面移行により、ヘッドライト検査をパスできない事例が増えると予想されている。

 なぜならロービーム検査では、規程の位置において光度(光の強さ)が6400カンデラ以上必要なうえに、光軸についても細かく規定されているから。具体的な内容や数値については割愛するが、要するに十分な明るさに加えて、対向車や歩行者にとって眩しくないようにしっかりカットオフライン(明瞭境界線)が出ていることが求められる。


精度が出ていないLEDバルブだと光軸調整をしても基準値に収まらないケースもあるという。


ヘッドライトが曇っていると光量が足りないケースも…

 このように本格的に車検検査が厳格化されるタイミングだからこそ、愛車のヘッドライトを見つめ直したい。まずひと昔前のハロゲンバルブ車については樹脂ヘッドライトやリフレクターなどの灯具が劣化することで、光度が足りずに車検をパスできないケースが増えると予想される。

 社外のLEDバルブに変更して十分な明るさを確保しているから大丈夫だと考えるのも早計だ。しっかり配光が出ていない粗悪品も少なからず存在する。光軸が合わずに車検をクリアできない恐れもあるのだ。


車検ではライトの色味も確認される。2006年1月1日以降の製造車は白色であることが定められている。その判断は検査員に委ねられるが、明らかに青みが強い場合はNGになるので要注意。


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信頼性の高いフィリップスのLEDバルブなら安心感も大きい

 これからのLEDヘッドライトバルブ選びで求められるのは、確かな品質と信頼性。カットオフラインがしっかりと出ていて、なおかつ十分な明るさがある製品である。ハロゲンバルブ比で明るさ210%を実現するフィリップスの『アルティノン エッセンシャルG3』なら、明るさはもちろん配光までしっかり考えられた設計なので安心して装着できる。

 しかもコントローラーレス仕様のコンパクト設計なので、純正ハロゲンバルブと差し替えるだけの手軽さ。連続点灯時の光量の落ち込みが少ない(光束維持率が高い)、本当の意味での明るさを実現しているのも見逃せないポイントといえる。


誰にでも簡単に取り付け可能なエントリーモデル。ハロゲン比で210%の明るさを実現したPHILIPS『Ultinon Essential G3(実勢価格:6980円)』。適合バルブはH4、HB3/HB4、HIR2、ヘッド・フォグ共有(H8/H11/H16)を用意する。



均一で正確な照射を実現する設計となっており、確かな明るさを実感できる。配光にもこだわりカットラインもしっかり出るので安心。1年保証の車検対応品。

 


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この記事を書いた人 カーグッズマガジン編集部

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