カー用品店のコーティング剤売り場を見渡すと、実に多種多様なコーティング剤が陳列されている。その中から自分の目的・用途に合ったコーティング剤を選ぶのは簡単な事ではない。光沢、水弾き、防汚、水垢取り、補色…と製品によって得られる効果が異なる中でも、特に光沢と水弾きに関しては最も重要視される性能であることは間違いない。一口に”水弾き”と言っても奥が深いもので、雨が水玉状の水滴となり流れてゆく”撥水”、膜状に広がり水が引いてゆく”疎水”、”親水”タイプなど様々。しかし中でも見た目にも効果が判りやすい”撥水”タイプが一番人気であり、ベーシックともいえる。
今回は“洗車後の濡れたボディにスプレーして拭くだけ”という簡単な施工で定評がある『CCI スマートミストシリーズ』の中でもとくに光沢と撥水を強化した『CCI スマートミスト ネオ』を紹介する。
『CCI スマートミスト ネオ』
いわゆる“ガラス系コーティング剤”とは、シリコーンポリマーを基剤にガラス成分であるケイ素が含まれた化合物が配合され、一般的なポリマーコーティングよりもすぐれた耐久性や光沢感を得る事ができるのが特徴。本製品ではさらに撥水効果のすぐれた“フッ素系ポリマー”を配合し、2つの成分によるハイブリッド効果により従来製品より撥水性が向上しているという。また、光沢感に関しても従来品に比べ光沢成分を増量しており、固形ワックスに匹敵する光沢度を実現。繰り返し使う程深みのある艶を得られるのが特徴だ。


『CCI スマートミストシリーズ』最大の特徴は濡れたボディにそのままスプレーして、拭き上げるだけで施工が完了するという点。手洗い洗車はもちろん、ガソリンスタンドや洗車場でセルフ洗車機を使用した後、濡れたボディに拭きかけて、マイクロファイバークロスで水滴を拭き取りながら塗り広げるだけでコーティングが完了するのがうれしい。
濡れたボディに約80cm四方に1プッシュの間隔でスプレーをしてゆき、拭き取ってゆくが、液剤は透明でサラッとしており、拭き取りも軽くムラにはなりにくい。しかし、液を多く噴射しすぎると特に濃色車はムラが目立つ場合があるので注意が必要だ。ボディ全体を一度にスプレーするのではなく、ボンネットの半分、ルーフの半分、ドアパネル1枚など区切りながら施工していくと失敗が無い。


また、本製品は、ボディはもちろんのこと、ホイール、バンパーなどの未塗装樹脂部品、ドアバイザー、ダッシュボードなどのインテリアパーツなど幅広く使えるので、これ一本あれば愛車をすみずみまでピカピカに仕上げることができる。ボディ用、インテリア用と分けて購入する必要がないのがうれしい。液剤の飛散や水分を嫌う場所には直接スプレーせず、クロスにスプレーしてから塗り込むとスムーズだ。
細かい場所にはクロスに吹き付けてから塗り込むとよい。
『CCIスマートミスト ネオ』はスプレーして拭くだけという実に簡単な施工ながらしっかりと効果を実感できた。特にすぐれた撥水性能により、泥汚れなどが付着した際にも水で流すだけで汚れを簡単に落とす事ができ、しっかりとした防汚性も確認ができた。ボディはもちろんホイールやインテリアなど幅広くつかる本品はトランクに1本積んでおくと何かと重宝するアイテムに間違いない。
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