燃費向上に貢献する低粘度オイルがスタンダードに
クルマにとっての血液ともいうべきエンジンオイル。エコカーやハイブリッドの普及に伴い、0W-16 や0W-20など燃費向上に貢献する低粘度オイルがますます一般的になってきている。
その代表格とも言えるのが、上の写真にある『Mobil1™ OW-20』。高い省燃費性能とエンジン保護性能を高次元でバランスさせた高性能合成油で、ハイブリッドやエコカーに最適な設計だ。API SP、ILSAC GF-6Aにも適合と全方位で隙がない。
柔らかいオイルを入れることでエンジン回転が軽くなり、始動性がよくなるというメリットもある。自動車メーカーは少しでも燃費性能を高めるために、低粘度オイルの使用を推奨しているというわけだ。


輸入車用やクリーンディーゼル用など、専用オイルのニーズも高まっている
また輸入車が増えている影響もあり、海外メーカーが求める基準をクリアした認証オイルも人気。自動車メーカーにより様々な認証があるので、オイル選びをする際はきちんと確認しておきたい。
また特殊な性能が求められるクリーンディーゼル専用オイルも増えている。ディーゼルはその構造上、ススなど多く発生する。それを捕集するためにDPF(ディーゼル微粒子捕集フィルター)が付いているが、指定以外のオイルを使用すると、DPFを詰まらせる原因になってしまうことも。メーカーが指定する規格、粘度を遵守することが肝心というわけだ。



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+αの付加価値が求められる時代に突入
いまやエンジンオイルは、基本性能はもちろん+αの付加価値が求められる時代に突入しているといえる。各メーカーもそうしたニーズに応えるべく、様々な特色を持たせたオイルをプロデュースしてきている。
それぞれの使い方やクルマにぴったり合う銘柄が見つかれば、いっそう充実したカーライフを送れること間違いなし。愛車のためにも、じっくりと吟味して選びたい。
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