カーオーディオユニットを自作にて取り付けたいと思っているドライバーは、要注目!
カーオーディオ製品もさまざまリリースしているカロッツェリアから、音響アイテムとリアモニターの新作の登場が発表された。なお音響アイテムは、DIY派にも向いたモデルとなっている。さて、それぞれの利点は何なのか、そしてどのようなポイントがDIY派向きなのかを端的に紹介していく。
クルマの中では重低音の再生が難しい。しかしサブウーファーを導入すれば状況が一変!
カロッツェリアから新登場する音響アイテムは2つある。1つはパワードサブウーファーのエントリー機で、もう1つはカローラクロス用のトゥイーター取付キットだ。
まずはこの機会に、サブウーファーを導入する意義を解説ておきたい。意義の1つは、不足しがちな重低音を補えることだ。クルマの中では重低音の再生が難しい。ドアに取り付けられるスピーカーでは大きさ的に、重低音をスムーズに再生し難いからだ。物理的に、重低音を鳴らすためには振動板は大きい方が良いのだ。
そして意義の2つ目は、サウンドを充実させられることだ。というのも重低音には、録音した場所にて響く余韻成分が多く含まれている。例えばクラシック音楽が演奏されるホールでは、波長の短い高音は素速く減衰し波長の長い低音は減衰しにくい。ゆえに重低音をしっかり鳴らせると残響音が良く響き、演奏現場の臨場感が高まる。そして音は、低音から高音までが影響し合う。なので低音がしっかり鳴らされるとそれより高い音程の音色を決める成分である倍音が豊かに響く。
これらの利点を得るべく、カーオーディオ愛好家の多くは重低音再生を重視し、そのスペシャリストであるサブウーファーを導入している。
ところでサブウーファーは大きく2タイプに分類できる。1つはパワーアンプが一体化しているものでもう1つはそれが別途必要となるものだ。今回のカロッツェリアの新作はパワーアンプが内蔵されている。なので導入のハードルが低めだ。さらには当機はエントリー機であり価格が手頃。そしてサイズが小さく省スペース。設置しやすいように配線パーツもある程度同梱されている。結果、取り付け性が高くDIY派にも向いている。


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カローラクロスのオーナーに朗報! 扱いやすいトゥイーターの取付キットがニューリリース!
続いては、トゥイーター取付キットの新作について説明していく。ちなみにカロッツェリアはこれまでもジムニーやハイエース用の専用トゥイーター取付キットをリリースしてきたが、当品はそれらの続編だ(カローラクロス専用モデル)。同車純正トゥイーターの設置箇所のパネルを外せば、当品を取り付けられる。そして専用ハーネスも同梱されているので、配線はカプラーオンにて行える。かつトゥイーターの組み込みも容易でDIYで付けやすい。
ところで当品を使うとトゥイーターをダッシュの上に出現させられるので、音的にも有利だ。トゥイーターが発する高音は真っ直ぐに進もうとする性質が強いので、できればドライバーに向けて取り付けたい。そうした方が得られる情報量が増えるのだ(純正位置に埋め込む場合はトゥイーターが真上を向いてしまう)。
というわけで当品は、比較的に扱いやすくそれでいて音響性能も高い。カローラクロスオーナーでスピーカー交換を考えていたというのなら、当品は注目に値する。

リアモニターも一新! プライベートタイプと天井吊り下げタイプとを用意!
そしてリアモニターのライアップも刷新された。
なおカロッツェリアは、ヘッドレストに取り付けるタイプのリアモニターを「プライベートモニター」と位置付けていて、個人用として使いやすく仕上げている。
その「プライベートモニター」のうちの10.1V型ワイドXGAモデルと、9V型ワイドXGAモデル、それに加えてフリップダウンタイプ(天井吊り下げ型)の13.3V型フルHDモデルと、11.6V型ワイドXGAモデルとが品番を変えて新しくなった。
ちなみに「プライベートモニター」は、シングルタイプと2機がセットになったモデルとの2つがそれぞれ用意されている。なお各機にはヘッドフォン端子も用意されているので、音声も自分だけで楽しめる。リアモニターの導入を考えていたのなら、これらのチェックをお忘れなく。

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