2023.8.30

速度や加速G等に対応してフルオートで警報を自動調整!?【2023年・最新事情】レーザー&レーダー探知機

従来のレーダー探知機では探知できないレーザー式の移動オービス

 家族での楽しいドライブが、一瞬で暗転してしまう速度取り締まりでの検挙。走行速度に気を付けていたつもりでも、相手はプロ。ドライバーがミスしやすい場所で取り締まりは行われているものだ。以前は、レーダー探知機を装着していれば事前に取り締まりを探知できたが、近年全国で導入が拡大している移動式オービスでは、レーザー式ということで従来のレーダー探知機では探知できないのだ。サイズもコンパクトで狭い場所でも設置でき、その場で捕まえるのではなく速度違反車両をどんどん撮影し、あとから通知が来るシステム。今後移動式オービスは速度取り締まりの主流になることは間違いない。

 もちろん、そんなレーザー式移動オービスに対応できるレーザー&レーダー探知機が市場に出回り始めており、万が一の時の安心・安全のために選ぶドライバーが増えている。


業界最大サイズのディスプレイ採用したBLITZ『Touch-LASER TL402R(価格:4万1800円/税込※6月発売予定)』。4インチディスプレイを採用した最上位モデルだ。 


新機能を搭載したブリッツの2023年版『タッチレーザー』シリーズ登場

 チューニングパーツでおなじみのブリッツも、レーザー&レーダー探知機である『タッチレーザー』シリーズを昨年7月からリリースしている。その『タッチレーザー』シリーズのアップグレード版である2023年モデルが早くも登場し、順次発売予定だ。

  ブリッツの『タッチレーザー』シリーズは、レーザー受光部にクアッドセンサーを採用し、より高速な警報を実現。さらに21万件以上のGPSデータ、7・8万件以上の取り締まりポイントデータと搭載。専用のGPS警報ポイントは完全無料で提供するだけでなく、いつでも自分で最新のデータにアップデートも可能。しかも、お手頃価格という点も嬉しい。

 2023年モデルの探知性能は、2022年モデルと基本的に共通だ。また、デザイン等も変更はないから、すでに2022年モデルを購入している人は大きく落胆することはない。

  アップグレード版の違いは、新たな機能が搭載されている点だ。それは、新開発の『フルオート機能』。『タッチレーザー』シリーズは、先にも記したように多くの情報を搭載している。もし、走行時にすべての情報を警報するとなると、ずっと警報が鳴りっぱなしでうるさくて仕方ないはずだ。もちろん、マニュアル操作で警報を取捨選択可能だが、いちいちどれを警報するか選ぶのは大変だ。


スタンダードモデルのTL312RとOBDIIアダプターのセットにしたお得なセットのBLITZ『Touch-LASER TL312R-OBD(価格:4万4000円/税込※6月発売予定)』。アダプターなしのBLITZ『TL312R(価格:3万6300円/税込※5月発売予定)』もある。 


ブリッツならではの独自アルゴリズムで状況に応じ不要な警報を自動でカット

 多くのデータを搭載して安心なことは間違いないが、ずっと警報が鳴りっぱなしというのは楽しいドライブの気分を損ねるというもの。できればなるべく不要な警報は鳴らないでほしい。その点はブリッツも気になったようで、早速対応版を準備したというワケだ。2023年モデルに追加されたのは速度や加速Gなどの情報をもとに独自アルゴリズムで状況に応じて、不要な警報をカットし、必要な情報だけを提供する『フルオート機能』だ。このアルゴリズムには、ブリッツの電子制御式減衰力調整サスペンションに採用されているフルオート制御の技術が活かされている。チューニングメーカーだからこそのノウハウにより、短期間で複雑な機能の採用が可能になったといっても過言ではない。

  走行条件によって自動的に警報の種類が変化するため、面倒な設定をすることなく警報による騒がしさを軽減できるというのは画期的だ。運転者はもちろん、同乗者も快適に過ごせる。もちろん、速度違反で捕まらないような安全速度で走行していたとしても、慌てないように、重要なポイントでの取り締まり情報に関してはカットせず警報が鳴る。

 また、従来モデルでは音声+グラフィックでの警報か、警報オフの設定のみだったが、新たに『サイレント』機能を追加した。これにより、音声は出さずにグラフィックとLEDだけで知らせることが可能となった点も新しい。

  2023年モデルは、新機能を搭載しながら価格は据え置きというから、うれしい限り。レーザー&レーダー探知機が気になっているようなら、早速カーショップでブリッツの『タッチレーザー』シリーズをチェックだ。


速度取り締まりを受信すると、警報とともに種類や距離などの情報をディスプレイに表示する。 



警報による騒がしさを軽減してくれるフルオートモード。好みに合わせてオートモードも2種類から選ぶことが可能だ。

 


この記事を書いた人 カーグッズマガジン編集部

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