水滴を残さないのも洗車では重要。吸水ツールもいいものを選びたい
気候や天候によっては、ボディを流したあとの水はどんどん乾いていってしまう。残るのはうろこ状の水滴跡。これをふせぐためには、すすぎ後に素早く水を拭き取りたい。
最近では吸水性の高い様々な化学繊維や織りかたのクロスが発売されていて、作業効率を高めてくれているが、もうひと工夫された吸水専用ツールを使うことで、拭き上げ効率はさらにアップする。
水切り用ワイパーなら一気に広い範囲の水を落とせるし、マイクロファイバークロスを使うにしても専用の棒に取り付けることで遠いところの拭き上げが楽になる。同じくマイクロファイバークロスでも両手で広げて使えるものなら広い面積を楽に拭けるし、ワイパーやクロスでは拭きにくいような細部の水を簡単に吸い取る専用のツールも便利だ。
一歩進んだ専用ツールを使うと、水切りは時間も体力も削減できる。いくつかのアイテムを組み合わせて拭き上げを行うのもおススメだ。ここでは、そんな吸水ツールを4アイテム紹介する。

背の高いクルマに使うなら、ルーフの上の水切りのしやすさもポイント
まず『マックスウォッシュ ロング水切りワイパー』は、ミニバンやSUVなどの背の高いクルマの水切りのために開発されたワイパーだ。全長60cmで、手が届きにくい遠い場所でも楽に水切りできる。柔軟ですべりのいい天然ゴムを採用し、コーティング施工車にも対応する。
『マックスウォッシュ 伸びる!吸水フラッグ』も車高の高いクルマのルーフなどの拭き上げが得意なアイテム。マイクロファイバーを取り付けることができて最大74cmに伸びるシャフトで、手が届かない部位の吸水も可能だ。マイクロファイバークロスが付属するが、付属品以外の市販のマイクロファイバークロスも装着できる。
『マックスウォッシュ フォーマットクロス』はポケット付きで両手を入れることができ、広げて使うことで、ひと拭きで広い面積が拭けるマイクロファイバークロス。手間と時間を削減できる。
そして『uniQ(ウニキュー)スキマ吸水スポンジ』は、クロスでは拭きにくいドアミラーまわりやグリルの隙間などに残る水滴も簡単に吸い取れるブラシ形状の吸水スポンジ。吸水スポンジは人工セームと同様の素材で、絞ればもとの吸水力を取り戻し、繰り返し使用できる。

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SOFT99『マックスウォッシュ 伸びる! 吸水フラッグ(実勢価格:1628円前後/税込)』。シャフトにつけて引くことで、マイクロファイバークロスの吸水効率がグッと上がる。

フラットなところ、狭いところなど、部位によって使い分けてもいい
さて、実際に使ってみたところ、『マックスウォッシュ ロング水切りワイパー』は、細部の拭き上げはできないが、ルーフやボンネットなどの比較的フラットな部位なら非常に効率よく、広い面積の水切りが簡単にできる。ゴムが柔らかいので、ワイパー自体よりも狭い窓や、ボディの多少の凹凸にもフィットして水切りができる。使用中に絞る必要がないのもいい。
『マックスウォッシュ 伸びる!吸水フラッグ』はユニークだ。手の届かない部位が拭けるようになることはもちろん、マイクロファイバーの広い面がペタッとボディやガラス面に張り付くようになる。これにより、手で拭くよりも効率がいい拭き上げが可能になる。クロスを外して細部を拭き上げることもできるので、かなり幅広い部位の吸水に対応できる。
『マックスウォッシュ フォーマットクロス』も思いのほか使い勝手がいい。手が届く範囲しか使えないクロスではあるが、広い面積を一気に拭き上げることができる。いっぽうで、適度な長さがあるので、両手をクロスから出すことなく、片手だけを使って各部を拭くこともできる。意外と守備範囲の広いアイテムだ。
そして『uniQ(ウニキュー)スキマ吸水スポンジ』は、クロスでは拭きにくい細部専用の吸水ツールだ。補助的なツールではあるが、PVAスポンジを採用しているだけに吸水力は高く、隙間に押し当てるだけで水を吸い取ってくれる。
どれもひとつで万能とはいかないので、組み合わせて使うことで、時短とクオリティアップが実現するだろう。


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