ダメージが大きいエゾシカ等との衝突を回避できる可能性を高める
運転していて小型の動物をはねてしまうのもイヤなものだが、シカなどの大型の動物と衝突したらクルマのダメージもそうとうなものだ。実際に北海道ではエゾシカとの衝突が多いという。
もちろん気をつけるにこしたことはないが、直前に飛び出してこられては避けられない。しかし、そんな動物の飛び出しを防ぐ効果のあるグッズがある。
この動物よけ警笛は、オーストラリアで開発されたアイテムで、時速50km/h以上で走行風を受けると超音波を発する。これは人間には聞こえないが、動物には聞こえる周波数帯の音で、動物をその場に立ち止まらせる効果があるという。それによって道路への急な飛び出しを防いで、車両との衝突を避けるという仕組みだ。
車両の、走行風が当たるところで前方に障害物がない場所に設置すれば、電源などは不要。時速50km/h時に約400m前方まで音が広がるという。警笛は、貫通型と非貫通型の2個1セットで、2種類の異なる超音波を出すようになっている。自車を守るだけでなく動物を傷つけたりするおそれもないのがありがたい。
実際に北海道科学大が実験を行い、エゾシカがこの警笛の音へ反応することも確認されているという。エゾシカにかぎらず、野生動物が多いエリアを走るなら備えておきたい製品だ。

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