2023.3.17

手早く高コスパのメンテ術! ボロさを感じるドア開閉のキシミ音を解消【目利き百選】015(グリース)

2WAYノズルで広範囲/スポット噴射も思うまま

 洗車に並ぶ定期的な愛車ケアでは、ドアヒンジなど摺動部へのグリスアップも欠かせない作業のひとつ。というのも、ドア開閉時にギシギシ音が鳴ってしまうとボロく感じてしまうし、開閉動作自体に重さを感じることもあるためだ。ドアを開けたら「キィ〜」なんて音がしたら、せっかくの愛車の魅力も半減してしまう。

 そのため摺動部には定期的にグリスアップすることが必要なのである。ちなみにキシミ音の原因は金属同士が擦れ合うことで発生するため、長期間放置すると金属がすり減ってしまいガタが出てしまうこともある。そのためこの金属間にグリスを塗布することで動きをスムーズにするのも狙いでもある。

 そこでオススメしたいアイテムが、『ソフト99・ニューグリーススプレー』だ。耐熱・耐圧タイプのグリースは高粘度のため長期間の潤滑・防錆効果を発揮してくれる。このグリースの特性だけでなく、採用する2WAYノズルは広い面積だけでなく、狙いを定めたスポット噴射も可能。ノズルを動かすだけで切り替えできるから、ドアヒンジからスライドレールなど手軽に様々な部分をグリスアップできるのである。

 もっとも、潤滑スプレーというと一般的には鉱物油系のスプレーを思い描くかもしれない。しかしヒンジなどは水がかる可能性があり、さらには長期間の潤滑膜保持を考えたら、摺動部にはグリスを使うのがベストといえるのだ。定期的な施工で快適さは大きく変わるだけに、この手軽さは見逃せない。


SOFT99『ニューグリーススプレー(実勢価格:638円/税込)』。特徴は2つの使い方ができるノズル形状にある。ピンポイントで塗布する場合は金属ノズルを引き出してスポット噴射、ワイドに吹き付けたい場合は金属ノズルを引き出さないでそのまま使用すればOK。

 


この記事を書いた人 カーグッズマガジン編集部

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