県道から、小夜の中山峠に向かいます。
この先途中から旧東海道に合流します。 旧東海道は車一台が通れるくらいしかありません。ところどころに今は待避スペースがあります。駐車場は5、6台分くらいです。
峠は、箱根と同じくらいと称されたそうです。 山々が並んで見渡せる高さです。山の一部を拡大します。「茶」の文字がかかれているのがわかるでしょうか。お茶畑のお茶の木で書かれています。ここは掛川市の掛川茶の産地です。
どうですか、わかりますか。
峠にある、お茶屋さん。といってもお茶は販売していません。この地の有名な夜泣き石の子育てあめが売られてます。あとで紹介します。
先ほどの、子育てあめの話が伝わる、高野山真言宗、久延寺。この地に住んでいたお石さんという女性がお腹が痛くなり苦しんでいたところに、ある男が通りかかって、介抱したが、お石さんがお金を持っていたことが分かると、殺して奪い去った。その時の傷で懐妊していた子が生まれた。お寺ではあめを子に与えて育てた。 その子は刀鍛冶になり、ある時、刀の刃こぼれを直しに来た者に聞いたところ、小夜の中山で女を切り捨てた時に、丸石に当たって出来たとはなし、母を切り捨てた男とわかって、仇討ちをすることができた。その後、弘法大師が通りかかってこの話を聞き、石に仏号を刻んで行ったといわれている。
こちらが丸石。お石さんの魂が乗り移って、夜な夜な、石から泣き声が聞こえ、夜泣き石と呼ばれるようになった。合掌。
隣には、二宮金次郎の像がありました。
山門は立派な彫刻がされていました。
西に向かって戻ります。 遠くに浜松駅のアクトタワーが見えます。 峠から見えると、旅人はほっとしたことでしょう。 旧東海道のこちらも、今はハイキングコースとなっています。歩いて廻るのも良いですね。 今日は、小夜の中山峠の紹介でした。
ADVERTISEMENT
ADVERTISEMENT
COMMENT [0]