イモビライザーとは凹凸による物理的な照合だけでなく、電気・電子的な照合によりエンジン始動を可能にするもので、保安基準により定められています。 電気・電子的な施錠機能は、5万通り以上の組み合わせを保つ必要があり、ローリングコード(送信ユニットを作動させる毎に不規則に組み合わせが変わる複数要素からなる電子コード)を組み込むか、10日以上のスキャン時間(例えば5000通りの変種につき24時間以上のスキャン時間)を要するものと定められています。 要は機械的な組み合わせには限界が低いので、電気・電子的に組み合わせを行うことでその限界をとても高くする必要があるということですね。 カーアラームのイモビライザーといえば、 イモビライザー機能の無い車両への装着、 若しくはプッシュスタート出ない車両への装着がよく行われますが、 よくあるタイプではスターター線にカーアラームの配線を割り込ませることで カーアラームを付属のリモコンで解除しなければセルモーターが回らなくさせるというものです。 世界最高と言われているCLIFFORDで採用されているデュアルイモビライザーと言うのは スターター線にカーアラームの配線を割り込ませるだけでなく、 エンジンを始動させたままにさせるイグニッション線に割り込ませることで 例えばMT車の押しがけ等にも対応させたものです。 令和の今どきの車両の盗難防止はリレーアタックやCANインベーダーという手法が行われているので、 そちらにつきましては別記事にしたいと思います。
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