昭和のババアの昔話をします。ちょっと長いかもしれません。 私はバブル期に学生時代を過ごした世代で、大学には、親に車を買ってもらったという人もいましたし、車を自分で運転しなくても「アッシーくん」をキープしている人もいました。 世間では「ハイソカー」が数年前から流行っていた頃でした。 が、当時の私は体育会系で、車のある生活からは程遠く(ちなみに、両親とも免許も車も持っておらず、幼い頃から車とは縁遠い生活をしていました)、まだ車に興味もなかったので、免許を取得したのは周囲より遅く、社会人になってからでした。 (1) 最初に購入したのは、ホンダ CR-X Si(EF7前期型)でした。 社会人2年目、免許取り立てなので指名買いは言うまでもなく、どんな車が好みかさえもまったくわからず、週末に会社の先輩に付き添ってもらい国道沿いの大きめの中古車屋さんへ突撃しました。 中古車屋さん(近辺に同系列で3店舗ありました)の豊富な在庫から、ヤンキー仕様(ローダウンしすぎとか、マフラーうるさ過ぎとか、日常使用に差し支えるもの)を除外して、最終的に候補を3台に絞り、そのうち2台はナンバーが付いていたので、試乗させてもらってCR-Xに決めることになりました。 そんなわけで、CR-Xとの出会いはほとんど偶然によるものでした。 運転の楽しさ、車のある生活とはどのようなものなのかを学ばせてもらった、思い入れのある一台でした。 おそらく、最初にCR-Xと出会わなければ、教習所の延長で車の運転はやや退屈な印象のままだったかもしれません(当時の教習所では、怒らなければ死ぬのかと思うくらい、やたらに教官が怒っていました。そのくせ、わかったようなわからないような言葉で指導して、こちらはどうしたらいいのか迷うこともしばしばでした)。 CR-Xはとても気に入っていて、まだ乗り続けたかったのですが、後席に大人が乗るには狭く、当時所属していた会社の運動部では練習や試合の際にチームメイトの同乗者を増やしてほしいという圧力が強まり、最終的には屈して、乗り換えることになってしまいました。 (2) 次に選んだのは、シビックEK4の今で言う新古車でした。 中古車屋さんでお買い得として強く勧められ、選んだのですが、下道ではVTECが本領発揮する場面も少なく、CR-Xと比べてボディはしっかりしたものの軽快さは薄らいだ印象でした。 この車では、当初の予定通り、部の後輩を乗せる機会が増え、同乗者との会話を楽しみながら運転していたことが印象に残っています。 もちろん悪い車ではないのですが、CR-Xの印象をまだ引きずっていたせいで、車そのものについてはあまりポジティブには感じていなかったかもしれません。 (3) 3台目はホンダ オルティアP GX(EL1前期型)の中古車でした(Pはプリモ店販売モデル、GXがグレード名)。 これはEKシビックのボディをストレッチしたステーションワゴンです。 仕事が異動になり、大量の機材や書類を積む必要が生じたため、買い換えました。 5ナンバーサイズの取り回しやすさと積載力とを両立していて、使いやすい車でした。 当時、ステップワゴンやオデッセイ、エスティマのようなミニバンが人気でしたが、ちょっと大袈裟な感じがしていました。 もうこの時期には所属していた運動部も引退していたため、私には多人数乗車の必要はなく、定員5名で十分でした。 エンジンはVTECなしのB18で、当時流行っていたレガシィの様なパワフルさこそありませんが、ホンダのエンジンだけあって踏めば回るため、スポーティとまでは言えないものの、これはこれで悪くない感じでした。 そんな感じで、大袈裟すぎず、気軽に使える、使い勝手の良い道具的な感覚が気に入っていました。 なお、この個体の色は、日光で色褪せすることで有名なミラノレッドでした。車検を3回くらい通した頃には、やはり褪せてきて、赤というよりはピンクに近い感じになってきましたw (4) 4台目はスズキ スイフトです。 よく覚えていないのですが、多分ZC11系だったかと思います。 オルティアは気に入っていたものの長く乗り続けて流石にくたびれてきたので、買い換えることにしました。 今回、初めて新車で購入しましたが、当時広告で安さを売りにしていたのに釣られて、選びました。 先代のHT系は「泣く子も黙る79万円」とかなんとかのキャッチコピーでTVCMをやっていたように記憶しています。 安さで選んだ割には意外にもしっかりしていた印象なのですが、諸々の事情が重なって、すぐに手放すこととなり、運転した回数も多くはなく、この車について具体的な細かいことはほとんど覚えていません。 これ以降、10年くらいマイカーを持たない期間が続きます。
(5) 2017年に母に癌が見つかって、最初はこちらも慌てていたのですが、気持ちが落ち着いてくると、病院の送り迎えなど車があった方が便利かと思い至り、久方ぶりに車の購入を検討します。 出たばかりのMT車ということで、3代目スイフトとFKシビックとで比較検討していたのですが、自宅から近いスズキのディーラーは売る気がないのか、やる気がないのか、お店に活気が感じられませんでした。 結局、2018年初売り日にシビックを新車で契約しましたが、納車まで半年待ち。 つなぎとして、トヨタ iQ 130G MTの中古車を5台目のマイカーとして迎え入れます。 1.3リッターMT仕様のせいもあると思いますが、1トン未満のボディには十分以上で、発進時以外はキビキビ軽快に走ってくれました。2シーターとして割り切って後席を倒せば入院時の荷物もちゃんと載りました。 独特の個性や面白さが気に入ったため、シビック納車後も手放さず、これ以降は2台体制になりました。
(6) 6台目は納車待ちだったシビック((FK7)です。 ボディが大きく立派になったこと、それに伴って価格が上昇したことがよく話題となりましたが、昔のホンダ車のやわやわボディとは一線を画していて、脚もよく動き、フラットな乗り心地でした。 外見に子供っぽさがありますが、乗り味は大人っぽい感じです。 長距離移動時にも疲れることなく、運転が楽な車でしたが、アクセルを抜いたときのエンジンの回転落ちが遅いのには、最後まで慣れませんでした。 今時の車は排出ガス対策で仕方ないのかもしれませんが。
(7) FKシビックの回転落ち問題の不満解消を意図して、シビックタイプR(FL5)へ乗り換えることにしました。 FL系は、FK系と比べて外装も大人っぽくなりました。 納車の順番は、私がお世話になっているディーラーでは抽選で決定し、そのディーラーの全申込の中で私は真ん中辺りの順番になったそうです。 最初、二年半程度待ちと言われましたが、のちに予定より二ヶ月ほど早まりました。 スポーツグレードならエンジンの回転落ちも早くなっているだろうと期待しての乗り換えでしたが、いざ乗ってみると、違和感なくシフトチェンジできました。 ただ、エンジンブレーキは効きが弱くて、もう少し効いてくれた方が立体駐車場などで扱いやすいかなと思います。 サーキットベストな車なので、公道では後から出たRSグレードがベターと言われますが、公道をゆったり流して走るのも意外と悪くないです。 昔のタイプRと違ってガチガチではなく、脚もよく動きます。 現在のメインカーです。
(8) 最初のマイカーだったCR-Xは、周囲の圧力に負けて手放した経緯もあって、「いつか」また乗りたいとずっと思っていましたが、旧車を維持できるのかやはり躊躇する面もありました。 しかし、もう世間的にはババアと呼ばれる歳になりましたし、免許返納まで残り十数年なんてことも頭をよぎるわけです。 もはや「いつか」と言っている場合でもないので、思い切って、iQを三十数年落ちのCR-Xと入れ替えることにしました。 今回のは後期型EF7なので、厳密には最初のマイカーとは異なります。 思い出補正もあって、楽しく運転しています。 今は、乗りながら少しずつ手を入れていっているところです。 現在のセカンドカーです。 ========== 写真はみんカラ時代のものを流用しています。 スポーツカーあるいはスポーティな車が混ざっていますが、峠でバトルしたり、首都高をぐるぐるしたりはしていません。 また、ほとんど購入時の仕様のまま乗っていますので、チューニングとかエアロパーツとかもよく知りませんw あしからず。










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