2025.7.7

陣幕はホントに必要? キャンプのスタイルで「いる」「いらない」が決まるもっともな理由とは

ソロキャンプ人気が高まるにつれて、注目を集めているアイテムのひとつが「陣幕」。しかし、本当に必要なのかわからず購入をためらっている人も多いのではないでしょうか。そこで今回はキャンプでの陣幕の役割やメリット&デメリットについて詳しく解説していきましょう。

そもそも「陣幕」は戦国時代に使っていたもの

本来、「陣幕」とは戦国時代に武将が本陣を囲むために使用していた幕のこと。歴史物の作品などでよく見かける言葉ですが、近年はキャンプにおいても風よけや目隠しとして利用されるようになっている人気のアイテムです。

しかし、キャンプに必須というわけではないため、使うという人もいれば使わないという人も……。自分のキャンプスタイルや好みによって、陣幕の重要度は分かれるようです。

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多岐にわたる陣幕の使い道

例えばグループキャンプではプライベートな空間の確保やリビングスペースと調理スペースを明確に分けるためなどに活躍。大人数のキャンプでも快適に過ごせるように陣幕が活用されています。一方ソロキャンプでは、他のキャンパーとの境界に置くことで視線を遮る目隠しのために使うケースも。周囲からの視線が気にならないプライベートな空間を確保できるというメリットがあります。

目隠しとしての使用は好みが分かれるところですが、陣幕が最も活躍する場面として挙げられるのが焚き火の時。焚き火を楽しむ際に、風が強いと炎が安定せず、火の粉が飛んでしまうことがありますよね。

そこで陣幕を設置することで、風の影響を軽減して安定した炎を保つことが可能になります。また、火の粉が周囲のギアや他のキャンプサイトへ飛散するのをガードするという役割もあります。風防という面で非常に優秀なアイテムのため、焚き火をメインに楽しむキャンパーの間で陣幕を導入する人が増えています。

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キャンプスタイルによっては陣幕が不要な場合も

持っていれば便利な陣幕ですが、人によってはメリットよりもデメリットを強く感じることも。まず、陣幕はサイズが大きいため、かなり荷物が増えてしまいます。クルマであれば運搬に問題ないという場合も多いですが、徒歩やバイクでは陣幕を持って移動するだけでも一苦労。とくにソロキャンプではコンパクトな装備を好む人も多いため、持ち運びの手間が増えることは大きなデメリットと感じる場合もあるでしょう。

また目隠しになるということは、逆に言えば周囲の景色を遮ってしまうということ。美しい自然を堪能したいという理由で、あえて陣幕を使用しない選択をする人も少なくありません。

便利なアイテムではあるものの、スタイルによって必要かどうかが分かれる陣幕。焚き火を快適に楽しみたい、プライベート空間を確保したいという人にはおすすめですが、荷物を減らしたい、開放的な景色を楽しみたいという人にとっては必須ではありません。自身のキャンプスタイルに合わせて、導入を検討してくださいね。

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出典: https://www.sotolover.com/2025/07/169749/
この記事を書いた人 野中陽平

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