海に山にグルメ、そして温泉。ニッポンの旅の魅力が凝縮した伊豆。エロイカジャパンの舞台となった名コースを温泉ツアーで堪能する。ロードバイクツーリング!
サムライルートで温泉ツアー計画
アジア最大級のヴィンテージライドイベント、エロイカジャパン。
注目は伊豆で過去3回開催ということ。そして伊豆半島の魅力を凝縮した練りに練ったコース。目玉は、最長となる161kmのロングルート「サムライ」だ。
都内からもアクセスが近い温泉旅といえば伊豆は外せないし、サムライを走って温泉に浸かる、ロードバイクの旅をしよう!ということに。
さらに温泉宿とパックしてサムライ温泉ツアーをやろうという話も浮上してきた。今回は、エロイカのMCでもお馴染みの日本大好きイタリア人、マルコ・ファヴァロさんと下見に走る。

ロングルートのサムライは、161km、獲得標高3,800m。一日で走るのはかなりの猛者でないとキツすぎるので、松崎で区切る2日の行程とする。
ツアーは伊豆長岡のサイクルホテル、コナステイで前泊。源泉かけ流しで整ってから、モーニングを食べてスタート。
たっぷりの源泉かけ流し美肌の湯 コナステイ伊豆長岡
コナステイ伊豆長岡
●静岡県伊豆の国市古奈307
美肌の湯で有名な伊豆長岡温泉(古奈温泉)。肌にやさしい弱アルカリ性の単純温泉、筋肉疲労にも効く



エロイカコースをヴィンテージロードレーサーの男前ギヤで走破
COLNAGO MEXICO
マルコの愛車は、1980年代初頭のコルナゴ。最も軽いのが、44×23Tという男前ギヤだが、鍛え上げられた肉体のマルコは、これで伊豆の坂をぐいぐい上っていく。本人曰くディーゼルエンジンの脚
狩野川を走り、ワサビ田の坂を上って、旧天城トンネル。巨大なループ橋を下って下田へ。これだけでもバリエーションあるが、サムライの凄さ&恐ろしさは、これからだ!







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まさにサムライにふさわしい超絶絶景&アップダウン
本性を現すサムライの天国と地獄
ここから先がサムライだけが走る予定だった幻ルート。下田より南は、伊豆観光でも行く人はぐっと少なくなるエリア。

海の絶景が桁違いだ。その爽快さはホノルルセンチュリーライドに匹敵する。ただし、ひたすら続くアップダウン。
このいやらしさは、ツール・ド・おきなわのやんばるRIDEを彷彿とさせる。植生も沖縄か台湾あたりの南国風だ。
健脚のマルコはすいすい行くがカメラマンのニシヤマが遅いので、本日の宿のある松崎に到着する頃には、夕暮れ。ここまで距離約100km、獲得標高2,500mほど。まあキツい。



美しい松崎の街の温泉にどぼーんと入って疲れを洗い流す。
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なまこ壁の温泉宿で貸切露天風呂 御宿しんしま
御宿しんしま
●静岡県賀茂郡松崎町宮内284
しんしまは、入江長八の漆喰こて絵の残る、のどかな宿。温泉は硫酸塩泉で、冷え性や肩こりに効く。広い敷地の日本庭園に作られた露天風呂は、当日予約できる貸切。たちばなの湯、桜の湯と2つから選べる。グループや家族で、ゆったりと湯舟に浸かれる
夕食は地元で人気の居酒屋で、これも温泉ライドの醍醐味。

翌日は、多忙なマルコに代わってエロイカジャパン代表のコルサコルサ、江口静一さんがマージで代走。
2日目走者のコルサコルサ江口さん ショップ自慢のマージで走る!
ROSSIN RECORD
1983年の実際にジロを走り3位入賞したレーサー。パーツ各所にロッシンのパントグラフが刻印。コルサコルサは、現在のイタリアのマージ工房とも取引がある。往年の技法を受け継いだ、クラシカルなモデルから、最新スペックのスチールレーサーまでオーダーできる
修善寺方面に戻るには、峠越えは必須。いくつかのルートで一番勾配のゆるいのが仁科峠だ。
標高900mだが海抜0から上る、そして仁科峠は長い。

石廊崎からのアップダウンに加えて仁科峠を上れる真のエロイカには頭が下がる。


とはいえ2日間でも十分走りごたえのあるコース。伊豆を満喫できるサムライコースをいく自転車旅はいかがだろう!



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