キャンプ場を選ぶ時、基準の1つとなるのがテントやタープを張るサイトの広さです。キャンプ場の情報を見てみると、「10m×10m」などといった形でサイトの広さが記載されていますが、キャンプ初心者には実際どのくらいの広さなのか、いまいちわかりにくいですよね。そこで今回はキャンプの「区画サイト」の広さの目安を紹介していきましょう。
区画サイトとフリーサイトの違い
キャンプ場にはフリーサイトと区画サイトがあります。フリーサイトは、スペースの制限がなく好きな場所にテントを設営できる点が魅力。一方、区画サイトはグループごとにテントを設営できる範囲が定められています。

予約を入れれば場所を取られる心配がないこと、仕切られているのでプライベートが確保できることなどメリットはさまざまですが、決まったスペース内にしか物が置けないというデメリットも。
使えるスペースが決まっている分、自分がレンタルする区画がどのくらいの広さなのか、事前にチェックしておくことが重要です。キャンプ場に到着した後で、「思ったより区画が狭くて窮屈だった」という経験はしたくないですよね。
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グループで広々使いたいなら「10m×10m」がおすすめ
まずはサイト内のレイアウトを考えてみましょう。定番は寝室となるテントとリビングになるタープ。調理のためのコンロと、冷蔵庫代わりのクーラーボックスなどです。焚き火をやるスペースや、隣接するサイトからの目隠し兼物置となるクルマの駐車スペースも考えなければいけません。

人数が多いほど使用するテントは大きくなります。家族などグループでキャンプをする場合は、大型のテントやタープを張ることが予想できるため、「10m×10m」の100㎡はあった方がいいでしょう。このくらいの広さなら、タープとテントが一体化した2ルームテントを張ったうえで、焚き火などのスペースも確保できます。

オートサイトではない場合は、クルマの乗り入れがないためもう少し小さい区画でも大丈夫。「8m×10m」の80㎡くらいあれば、グループでもある程度余裕を持ったキャンプが楽しめるでしょう。
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コンパクトなソロキャンプなら10~30㎡でも楽しめる
ソロキャンプは1人である分、全体的に荷物を減らせます。クルマの乗り入れがなく、ソロテントと焚き火など最低限のものがあればいいという人なら、10㎡でもキャンプを楽しむことは可能。30㎡もあれば、小さなテントと焚き火に加えて、タープやテーブルも設置できる可能性があります。

注意点は、キャンプ場によって縦長のサイトや正方形のサイトなど、さまざまな形があるということ。広さに問題がなくても、用意しているテントやタープの形・サイズによっては設置しにくいこともあります。事前にサイトの広さだけでなく形も把握し、設営のシミュレーションをしておくと安心ですよ。
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