2025.5.31

青山雄一のアンバウンドグラベル2025(準備編)|Unbound Gravel 2025

6月初旬、アメリカのカンザス州エンポーリアの街で開催される「アンバウンドグラベル」。世界で最もグラベルライダーから知られているレースイベントで、日本からの参加者のここ数年は20名ほどを数えている。

今年は、2025年の同イベントに出場する2名、青山雄一さんと久保信人さんの参加レポートが届いている。今回は青山さんの準備の様子をお伝えしよう。

自己紹介

青山雄一

40歳から自転車競技に取り組み始め、主に王滝やシクロクロス等のダートレースに出場しています。SBC DIRT UNIONに所属。

現在は50歳になり、回復力の衰えと故障に悩まされながらも、マイペースでエンジョイしています。UNBOUND GRAVELには2019年、2022年、2024年に参加し、いずれも200マイルを完走しています。

なぜアンバウンドグラベルに参加しようと思ったのか

ダーティ・カンザという旧称の時代から参加している

2016年ごろ、SBCの米倉代表に「クレイジーなレースが有る」とUNBOUND GRAVELの前身であるDIRTY KANZA(ダーティカンザ)を紹介されたのがきっかけでした。

元々、王滝に代表される長距離ダートレースが好きだったので、いつか参戦したいと強く思ったことを覚えています。2019年の初参戦時から200mileに参加していますが、完走した時の達成感がハンパないです!

それ以来虜になり、今回で4回目の参加になります。将来的には5回の完走を果たし、1000mile clubの称号を手に入れたいと思っています。

2025年の目標

今年はクロモリフレームでの挑戦になる

昨年、日没前にゴールするとRACE THE SUNという称号が貰えたのですが、今回はカーボンフレームからクロモリフレームに乗り換えて、同じ称号を取ることを目標としています。

使用機材を決める時に意識したこと

一緒に参加する友人の久保信人さんと

とにかく使用実績があり、信頼性・耐久性が高いものを選んでいます。

特にタイヤは過去2回ほど自分のミスによりパンクしているので、耐パンク性の高いGRAVEL KING X1+ 40C を去年よりチョイスしています。

大会規定で予備チューブ2本を指定されているのですが、2019年の初参戦時にはそれを使い果たし途方に暮れました。途方に暮れても回収車両等は一切無いので、後続のライダーにチューブを分けてもらいました。その際には早口で説教するだけして、結局チューブを分けてくれなかったなんて一幕もありました(笑)

それ以来、チューブは4本持参する様にしています。ただ重くなるので、2024年からTPUチューブを採用し、コンパクト化、軽量化を実現しました。

またCO2ボンベはアメリカ国内便が持ち込み不可なので、今回から電動ポンプを用意しています。

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実際の使用機材類

フレーム:MAVERICKというLAに有るショップのオリジナルフレーム SANTOS(クロモリ)
コンポ:GRX Front 40T Rear 10-45T
ホイール:GRX RX-880
タイヤ:Panaracer GRAVEL KING X1+ 40C(シーラント:Panaracer SEAL SMART)
ハンドル:DEDA フレアタイプ
エアロバー:PROFILE DESIGN
サドル:SPECIALIZED POWER MIRROR Pro(頑丈なアルミレール)
パワーメーター:GARMIN Rally200 XC
フロントライト:VOLT400(夜間走行に備えてO-LIGHT RN1500を携行)
テールライト:O-LIGHT RN40
サイコン:GARMIN EDGE840SOLAR

事前練習はどんなことをした?

伊豆イチで寄った白浜海岸が美しい!

毎年シクロクロスやMTBで王滝に出場しているので、グラベルは体慣らし程度しか走りません。

その代わり本番と同等以上の距離と獲得標高を経験するため、神奈川県県央の自宅発着で伊豆半島1周(約350km 4000m up)を本番装備で走り、練習としています。あとは一番路面が似通っている、江戸川沿いの砂利道を往復100kmを年始から3回程度走りました。

伊豆イチでは毎回、後半に胃腸の疲労から固形物を受け付けなくなるので、マルトデキストリン、パラチノース、BCAA、クエン酸をミックスしたオリジナルのデュアルソースドリンクを試したところ、終盤でもカップラーメンを食べられるぐらいの効果が有りました。

本番ではこのデュアルソースドリンクをハイドレーションバッグに入れて走る予定です。

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実際のレースの模様は後日公開予定。青山さんのレースに期待しよう!

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出典: https://funq.jp/bicycle-club/article/1014609/
この記事を書いた人 Bicycle Club

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