2025.5.28

環境省 レンジャー(自然保護官)おすすめ!国立公園満喫8ルート|PEAKS 2025年7月号

各エリアで国立公園の醍醐味を体感できるルートをレンジャーに聞いた。
いつもの登山と違った視点で歩くことで、見えてくる自然があるはずだ。

編集◉PEAKS編集部
文◉大堀啓太(ハタケスタジオ)
協力◉大雪山国立公園管理事務所、十和田八幡平国立公園管理事務所、富士箱根伊豆国立公園管理事務所、富士五湖管理官事務所、中部山岳国立公園管理事務所上高地管理官事務所、近畿地方環境事務所吉野管理官事務所、大山隠岐国立公園松江管理官事務所、阿蘇くじゅう国立公園管理事務所

ROUTE 1:【北海道】大雪山国立公園◆植物や旭岳が織りなす原生の風景

【行動時間:約8時間|距離:約15km】

愛山渓を出発し、雪どけ水でぬかるむ苔むした登山道を登りきると視界がパッと開き、松仙園に到着する。地名の由来といわれる、風の影響でまるで仙人のようになったアカエゾマツの老木はぜひ見てほしい。ワタスゲやタチギボウシに飾られた木道を進んで高台に登ると、等高線に沿って凸凹が帯状に並んだ縞模様ケルミ(凸地)・シュレンケ(凹地)が眼下に広がる。大雪山ではここでしか見られない自然性が極めて高い場所だ。やがて、このコース最高地点の当麻乗越に着くと、眼下には沼ノ平の大小の沼が広がり、進む先には残雪をまとった旭岳がそびえている。ずっと見ていられる自然の美しさだ。

ピウケナイ沢を越え、裾合平へ下りると日本一といわれるチングルマの花畑が広がる。圧巻の景色を満喫するため、中岳温泉方面に少し寄り道しよう。足元の木道は、ボランティアと関係者がこの花畑を守るために整備したものだ。コースに戻り、旭岳ロープウェイの姿見駅に向かう。登山道脇に咲くキバナシャクナゲやマルバシモツケ、エゾノツガザクラなどにほっこりする。姿見の池で姿を見せるのはギンザンマシコなどの野鳥やシマリスだ。トムラウシ山や十勝岳連峰を見渡せるロープウェイで下山し、登山で疲れた体は旭岳の温泉で癒やしたい。

▲自然度が高い松仙園。2019年に木道を整備。
▲裾合平に広がる日本一のチングルマの花畑。例年では7月上旬から中旬が見頃。
▲水はけがいい場所と水がたまりやすい場所で植生が違うケルミ・シュレンケ複合体。

アクセス

愛山渓温泉登山口までは公共交通機関がないため、JR上川駅からタクシーを利用する( 約25 ㎞、約8,000円)。前日に愛山渓温泉に宿泊すると、宿と送迎バスの相談ができる。

アドバイス

湿原の植物保護のため、登り一方通行で開通期間は7/14から9/30まで。ぬかるみ対策のゲイターや、防寒用の保温着は忘れずに。コース中にトイレがなく、携帯トイレは必須。

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大雪山国立公園 利用企画官 高橋広子さん

大雪山国立公園の登山情報や観光案内、マナーなどを情報発信。神々の遊び庭と呼ばれる大雪山の麓に住み、プライベートでも登山やスノーボードを楽しむ。

ROUTE 2:【東北】十和田八幡平国立公園◆火山の恵み秘める焼山・湯治トレイル

【行動時間:約5時間30分|距離:約10km】

北東北三県にまたがる十和田八幡平国立公園の南側、八幡平エリアに位置するのが焼山だ。八幡平周辺は湯治場と呼ばれる温泉宿が点在し、山小屋の代わりにそれらを繋ぐ山歩きも楽しめる。

そのひとつの後生掛温泉がスタート地点。樹林帯を進むとときおり現れる深い緑色の針葉樹はオオシラビソ。冬には樹氷となる樹で知られる。少し高度が上がったところで公園北側のエリアにある南八甲田連峰、日本海側には岩木山が顔を覗かせる。さらに稜線へ抜けると南側の視界が一気に開け、毛せん峠まで気持ちのよい稜線が続く。静かで穏やかな東北らしい山の雰囲気にきっと癒されるはずだ。

焼山山荘で休憩後、名残峠へ向おう。6月からの花の時期は、イワカガミの群落を目当てに訪れる人も多い。鬼ヶ城から名残峠は荒涼とした風景が広がる別世界。火口付近はガスが噴出しているので登山道を外れないよう注意しよう。白く濁った火口湖はまるで大きな温泉のようにも見える。峠の景色を眺めたら、山頂で引き返し、下山後は温泉を堪能したい。

別ルートのベコ谷地コースは現在通行止め。焼山山頂から玉川温泉への登山道はクマの出没が多いため事前に情報収集し、単独での通行はやめて、クマ鈴などの対策をしよう。

▲遠く鳥海山まで望める毛せん峠からの眺め。
▲硫気に強いイオウゴケは温泉が豊富なエリアならではの植物。
▲温泉特有の硫黄の臭いが漂う名残峠手前の火口湖・湯沼。
▲八幡平頂上に近い、八幡沼周囲の湿原。

アクセス

東北自動車道の鹿角八幡平ICから約40分。後生掛駐車場(日帰り利用、無料、12台)。バスの場合は、盛岡駅から岩手県北バスで八幡平頂上下車、予約制のドラゴン号に乗り換える。

アドバイス

歴代レンジャーもオススメ。抜群の眺望と火山地形の変化に富んだルート。ツキノワグマが生息するためクマ対策は必須。百名山の八幡平と合わせて行きたい地元の人のとっておきだ。

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十和田八幡平国立公園 国立公園管理官 鈴木 愛さん

十和田湖畔に暮らし、国内外への情報発信やオーバーツーリズム対策など、公園利用に関する業務を担当。休日は湯治文化に触れるべく温泉三昧の日々。

ROUTE 3:【関東】富士箱根伊豆国立公園◆富士山信仰と樹海をめぐる東海自然歩道

【行動時間:約14時間|距離:約27km】

富士山駅を出ると、かつて信仰の入口とされた金鳥居が迎えてくれる。御師の家が残る通りを進み、荘厳な杉並木の続く北口本宮冨士浅間神社へ。8月に開催される日本三大奇祭のひとつ「吉田の火祭り」では、通りに松明が並び、幻想的な光景が広がる。山行の安全を祈って参拝したのち、東海自然歩道へ足を向けよう。富士山世界遺産センターに立ち寄れば、火山が育んだ自然と文化への理解が深まり、より豊かな旅になるだろう。

一本木から登山道に入り、足和田山の山頂に立つと、富士山と湖の眺望が広がる。東海自然歩道でもある稜線を進んだ先の三湖台からは、青木ヶ原樹海が見渡せる。樹海は、860年代の貞観噴火で流れ出た東京ドーム約千杯分の溶岩の上にできた原生林だといわれている。自然への畏怖の念を感じずにはいられない圧巻の景色だ。山から下りて西湖湖畔で一泊し、翌日に備えて英気を養おう。

前日に眺めた樹海に足を踏み入れると、絡み合う木々の根に生命の力強さを感じる。足元には苔が濃く生い茂り、喧騒とかけ離れた自然は、悠久の時が流れているようだ。樹海を抜けて精進湖の西にある尾根に上がり、パノラマ台まで登ると、これまで歩いてきた道を一望できる。旅の締めくくりにふさわしい絶景だ。

▲三湖台から望む青木ヶ原樹海は海のようで圧倒される。
▲多くの武将に崇敬された北口本宮冨士浅間神社。
▲樹海に点在する溶岩洞穴は天然冷蔵庫としても使われていた。
▲ギンリョウソウや苔など小さな世界も広がる樹海。
▲まさにパノラマビューのパノラマ台。

アクセス

富士急行線の富士山駅で下車。ゴールのバス停である本栖湖観光案内所からは、各駅方面に富士急バスが出ているが、本数が少ないため、最終バスの時刻をよく確認しよう。

アドバイス

危険箇所はないが距離が長いため1泊2日のプランがおすすめ。本栖湖でさらに1泊して、静岡県側にある天子山塊の登山も楽しめば、富士山麓の魅力を余すところなく味わえる。

富士五湖管理官事務所 国立公園管理官 小西美緒さん

富土山をはじめ富士箱根伊豆国立公園でのパトロール、利用者指導などを行なう。富土山麓エリアの保全と利用を促進する「国立公園満喫プロジェクト」担当。

ROUTE 4:【中部】中部山岳国立公園◆高峰が連なる日本屈指の山岳景観富

【行動時間:約21時間|距離:約34km】

新穂高登山指導センターより右俣林道に入り、林道終点から白出沢を横断すると槍平まで森林のなかの緩やかな道が続く。槍平からは南岳新道を登り一気に穂高稜線に出る。この登山道はとても急で各所に設置されたハシゴが老朽化し、危険な箇所もあるので十分に注意しよう。急登だが、ふと見下ろすと槍平小屋が小さくなっていることから標高を確実に上げていることを実感できる。やがて樹木が低くなり、ハイマツ帯に変わると視界が一気に開け、息を飲むような穂高連峰と滝谷の岩壁を望むことができる。

開けた南沢を横断して南岳稜線に登り詰めると、そこには360度の景色が広がり、北アルプスの名峰を山座同定しながら、槍ヶ岳への楽しい縦走となる。槍ヶ岳からは双六岳方面に延びる西鎌尾根の歩きも爽快で、これぞアルプス縦走といったところだ。

双六小屋から鏡平への登山道では、歩いてきた西鎌尾根が対峙して見え、これまでの道のりが思い起こされる。鏡池に下りると出迎えてくれるのは、水面に映えた槍ヶ岳や穂高連峰だ。飛騨側北アルプスで有名な景色のひとつで、この山行で最後のパノラマを胸に刻みたい。歩きやすく石組みされた小池新道を淡々と下って左俣林道に出れば、出発した新穂高はすぐそこだ。

▲南岳西尾根稜線の先は飛騨側の荒々しい岩壁が広がる。
▲南岳新道はハシゴが続く本格的な急登。
▲槍ヶ岳から続く西鎌尾根は北アルプスを代表する眺望。
▲クライマックスにふさわしい鏡池からのパノラマ。

アクセス

中部縦貫道の高山ICまたは長野道の松本ICから約80 分で、市営新穂高第2駐車場(有料、約90台)へ。バスの場合は、JR高山駅か松本駅より平湯温泉で乗り換え、新穂高温泉へ。

アドバイス

歩き慣れた登山者なら2泊3日でも歩けるが、行程が長くて難所もあるため、ゆとりをもった3泊4日で計画したい。体力や天候判断に余裕ができ、行く先々の絶景を満喫できる。

上高地管理官事務所 国立公園管理官 島 充明さん

登山用品などを扱う販売店に勤めたのち、環境省に入省。福島市の山岳遭難対策協議会の民間救助隊員や、地元の高校山岳部の外部コーチも務めている。

ROUTE 5:【近畿】吉野熊野国立公園◆保全したい自然がここにある

【行動時間:約4時間|距離:約8km】

吉野熊野国立公園の大台ヶ原東大台は、貴重なトウヒ林が残るが、自然災害やシカの食害などで衰退が見られ、環境省が自然再生事業を実施しているエリアだ。

歩く前に立ち寄ってもらいたいのが、大台ヶ原ビジターセンター。大台ヶ原の地形や自然についての知識を得られて、より楽しい散策となる。ビジターセンターをあとにして周回ルートに入ると、トウヒやウラジロモミからなる森林が続く。道中で目に入る木々に巻かれたネットや柵は、自然再生事業で設置されている。柵内外の植生を比較して、保全することの大切さをぜひ知ってほしい。

森林を抜けて日出ヶ岳に登ると展望台があり、大台ヶ原を一望できる。正木峠へと向かう道のシロヤシオのトンネルは、梅雨時には白色の花がアーチを彩り、秋には紅葉が美しい。木道を下りて尾鷲辻もすぎ、崖地が見えれば大蛇嵓(だいじゃぐら)の展望はもうすぐ。傾斜が急な岩場だが、雄大な大峰山系や西大台が見渡せる大台ヶ原きっての絶景スポットだ。

シャクナゲのトンネルをシオカラ谷へと下りると、やがて吊橋が見える。最後の登りに備えて、川辺でひと息つこう。ゴールまでの道中には、かつて木材搬出で使われたトロッコ道跡を見ることができ、歴史の一端を感じられる。

▲シロヤシオのトンネルを抜けた正木峠からは熊野灘まで見えることも。
▲雨になると登山道にも現れることもある天然記念物のオオダイガハラサンショウウオ。
▲大台ヶ原を囲む絶壁で展望ポイントの大蛇嵓。
▲シカの被食から植生を保護するために設置した大きな柵。

アクセス

西名阪自動車道の郡山ICまたは名阪国道の針IC から約130分で大台ヶ原駐車場(無料、約200台)。バスの場合は、近鉄大和八木駅または橿原神宮前駅から大台ヶ原行きに乗車。

アドバイス

森林やササ原、絶壁などの景色を楽しめるコース。大蛇嵓からシオカラ谷に下りる道は高低差が大きいため、不安な場合は尾鷲辻まで引き返して中道から駐車場へ戻るとよい。

吉野管理官事務所 国立公園管理官 安藤滉一さん

里山をはじめとした自然や文化的景観の保全に関わりたいという思いから、環境省レンジャーを志望。鳥獣保護管理室や野生生物課を経て現職に赴任する。

ROUTE 6:【中国四国】大山隠岐国立公園◆日本の原風景が広がる外輪山周遊

【行動時間:約6時間30分|距離:約10km】

三瓶山(さんべさん)は、直径5㎞のカルデラのなかに、標高1126mの男三瓶山(おさんべさん)をはじめ女三瓶山(めさんべさん)、子三瓶山、孫三瓶山などの溶岩ドームが室内(むろのうち)と呼ばれる凹地をとりまくように連なっている独立峰だ。三瓶山の西部には西の原という草原地帯が広がっており、春に行なわれる火入れによって、その草原景観が維持されている。夏は青々とした草原、秋はススキ草原、冬は雪原といった四季折々の景観が魅力的であり、知る人ぞ知る星空観察にも適した場所でもある。

東の原から観光リフトと並行する登山道を登り、女三瓶山方面を目指す。女三瓶山のそばにある展望台からは、周回するルートが見渡せる。女三瓶山から男三瓶山の区間は登山道が一部崩落して、道が狭くなっているため滑落に十分気を付けて通行しよう。

男三瓶山の山頂付近には避難小屋があり、2025年5月末にはトイレが完成する予定だ。また、山頂の北側と南側に展望台があり、それぞれ違った景色を楽しめる。

子三瓶山まで下りたら、ぜひ振り返ってほしい。このあたりから見る男三瓶山の景観がみごとである。孫三瓶山をすぎると室内池に下りる道があるため、体力に余裕があれば立ち寄りたい。下山後は茶褐色の濁り湯である三瓶温泉で体を癒やそう。

▲一面に広がるススキ草原と女三瓶山周辺からの夕日。
▲三瓶山はきれいな星空が楽しめるエリアでもある。
▲ブナなどの自然林が広がり国立公園特別保護地区に指定されている室の内。
▲大平山に設置された展望デッキ。朝焼けや星空を楽しむイベントが不定期に開催される。

アクセス

松江自動車道の吉田掛合ICから約40分。または山陰道の大田浅山ICから約30分で東の原駐車場(無料、約300台)。バスの場合は、JR大田市駅から路線バスに乗り、東の原で下車。

アドバイス

東の原から大平山の山頂近くまで運航しているリフトを利用すると、体力も時間も余裕をもって登山を楽しめる。営業時間や定休日は事前にチェックしよう(大人往復900円)。

松江管理官事務所 国立公園管理官 澤野 崇さん

日本全国の風景写真を撮影したいと環境省に入省。北から南までさまざまな勤務地を経て、松江管理官事務所に勤務。今年は三瓶山で星空撮影を計画中。

ROUTE 7:【九州】阿蘇くじゅう国立公園◆山岳信仰に思いをはせる史跡めぐり

【行動時間:約5時間30分|距離:約11km】

九州の屋根とも呼ばれるのが、長者原連山だ。この地ではかつて山岳信仰が栄えていて、いまでもその名残である祠の跡や石碑、仏像などを見ることができる。

長者原登山口から雨ヶ池越をすぎると坊ガツルに着く。山岳地に形成された中間湿原として国内最大級の面積を有し、ラムサール条約湿地にも登録されている貴重なエリアだ。もともと寺院だった法華院温泉山荘の周辺には、仏像や石碑などの歴史的な痕跡がいくつも見られ、この地に伝わる「九重山記」には、当時の法華院周辺のようすが記されている。硫気現象が見られる硫黄山は、幕藩時代には硫黄が採掘されていたという。

▲噴煙を上げる火山風景が見られる硫黄山。採掘をめぐって紛争もあったという。
▲北千里の中宮跡(倒壊前)。
▲かつての垢離だった坊ガツルの氷護法岩。

アクセス

湯布院ICから約30分または九重ICから約40分で長者原ビジターセンター駐車場(無料、約450台)へ。バスでは、由布院駅または別府駅で乗り、長者原登山口で下車。

アドバイス

時間に余裕があれば、タデ原湿原と変化に富んだ周辺の森もセットで楽しみたい。基点になる長者原ビジターセンターからタデ原木道が延びていて、30分ほどで周れる。

阿蘇くじゅう国立公園 利用企画官 鈴木裕二さん

2020年に国立公園満喫プロジェクト担当として入省。トレイルランで山と出合い、最長は北イタリアが舞台のトルデジアン。320㎞を約140時間かけて完走。

ROUTE 8:【九州】阿蘇くじゅう国立公園◆火山と温泉で体感する火の国・阿蘇

【行動時間:約2時間|距離:約3km】

夜峰山(よみねやま)への道のりは、阿蘇くじゅう国立公園の新たな景観を楽しめる。駐車場から舗装路をしばらく歩くと、地獄温泉源泉散策路の入口に立つ。地下から湧き出る源泉に、活発な火山のエネルギーを感じよう。源泉散策路を抜けた先の登山道は、近自然工法で環境に合わせた資源を活かして整備している。周りの地形とあわせて観察しよう。

登山道を登りきると、草原の向こうに広がるのは阿蘇中央火口丘だ。春から秋にかけてあか牛が放牧されている池の窪牧野(ぼくや)の脇を登れば、夜峰山の山頂だ。頂上からは北に阿蘇五岳、南には南外輪山の農村風景が広がるカルデラ床や南郷谷(なんごうだに)が見渡せる。

▲阿蘇を象徴する池の窪牧野と阿蘇中央火口丘。
▲源泉散策路で見られる地面から湧き出る約80℃の源泉。
▲阿蘇ならではの放牧地を通過する夜峰山登山道。

アクセス

熊本空港から車で国道57号と県道207号経由して約50分。垂玉温泉と地獄温泉青風荘の間にある公共駐車場を利用(無料)駐車場に夜峰山山頂までの案内図がある。

アドバイス

距離は短いが山のなかを歩くため、登山の装備は十分に整えること。下山後は、地獄温泉か垂玉(たるたま)温泉へ。熊本地震から復活した由緒ある温泉で汗を流したい。

阿蘇くじゅう国立公園 利用企画官 鈴木裕二さん

2020年に国立公園満喫プロジェクト担当として入省。トレイルランで山と出合い、最長は北イタリアが舞台のトルデジアン。320㎞を約140時間かけて完走。

 

※この記事はPEAKS[2025年7月号 No.172]からの転載であり、記載の内容は誌面掲載時のままとなっております。

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出典: https://funq.jp/peaks/article/1014406/
この記事を書いた人 PEAKS

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