KIPRUN(キプラン)はフランスのスポーツ&アウトドアブランド「デカトロン」のランニング専門ブランドで、2004年のニューヨークマラソンで交わされた「Keep on Running(走り続けろ)」という声援を、そのブランド名の由来としてスタートさせ、以来20年にわたり、プロからアマチュアまでのアスリートに向けた製品を送り出しています。そのキプランが新たなブランドビジョンを打ち立てました。
カーボンプレート採用モデルと接着剤不使用のエコ仕様
今回発表されたキプランのブランドビジョンでは、まず新たなロゴマークが注目されます。KIPRUNのKの文字をあしらったロゴは、最速を目指すランナーのスタートを支えるスターティングブロックの形状をモチーフにしています。

KIPRUNのワードマークにもシームレスに統合されてもいます。選んだモチーフからしてランナーへの強いメッセージが伺えます。

キプランの人気トレイル製品はいずれも快適性や低ドロップ、高い耐久性を求めるランナーに向けて開発されたランニングシューズですが、今回発表されたのは2モデルで、それぞれに同ブランドでの新機軸が投入されています。

ADVERTISEMENT
ADVERTISEMENT
最軽量のトップモデルは日本サイズ26.5cmでわずか167g!
まずはカーボンプレート搭載のランニングシューズ「KD900Xシリーズ」です。同シリーズは4モデルをラインアップしています。

「KD900X.2」はカーボンプレート搭載シューズの普及を目的に設計されたモデルです。あらゆる距離でランナーのポテンシャルを引き出し、カーボンプレートの効果を実感できるモデルに位置づけられています。

「KD900X LD2」はVFOAM PLUSフォームとカーボンプレートを採用し、前足部の厚みを増加。快適性と耐久性を兼ね備えた短距離から中距離のパファーマンスに最適なモデルです。

さらに「KD900X LD+」はマラソンやメジャーレース向けに設計され、優れたクッションニングを提供するモデルで、エリートアスリートから厚い信頼が寄せられているモデルでもあります。

そして「KD900X Lab(ラブ)」は同ブランドが開発した最も軽量(サイズ42/26.5cmで167g)かつダイナミックなシューズで、5K走からハーフマラソンまでの記録更新を追求するために設計されたエリートアスリートモデルです。フランスが誇る長距離ランナーのジミー・グレシエが履き、ヨーロッパの5km記録を打ち立てたました。発売は2025年9月に数量限定で行われる予定だそうです。

ADVERTISEMENT
ADVERTISEMENT
従来からの接着ではなく圧着という考え方のエコモデル
もう一つは同ブランドが目指すサスティナブルでエコをテーマにしたモデルの「KipX」です。KipXは接着剤不使用構造を採用し、製造時のCO2排出を26%削減する環境への影響を軽減した新機軸。ソールの耐摩耗性とクッションの耐久性を高めた、日常的なランニングに特化したモデルです。

箱根駅伝にも関東学院大学陸上部をサポートで参戦
KIPRUNを取り扱うデカトロン日本法人のデカトロンディストリビューションジャパンでは、今回のブランド・ビジョン展開に合わせて、関東学院大学陸上競技部とパートナーシップ契約を締結しました。

同競技部と協働してランニングイベントの開催、ユニフォーム&シューズ等のスポーツギア提供及び販売、スポーツ教育と地域貢献を連携させたた新しい取り組みを展開するとのこと。もちろん、最大の目標は、同大学の箱根駅伝の出場復活です。

本発表会には同競技部・上野GMをはじめ、同競技部佐々木主将ら4名が出席。2004年を最後に出場から遠ざかっている同大学の本戦出場への意欲を強く語っていました。発表会にはキプラン製大ロゴ入りウエアと「KIPRUN KD900X LD+」を履いての登壇。「選手個々のレベルアップを実感できている」と佐々木主将のモチベーションは高く、選手の皆さんの奮闘に期待したいですね。

ADVERTISEMENT
ADVERTISEMENT