新製品が出揃うこの季節、ライトゲームファン必見のロッドがオリムピックからリリースされた。今回このロッドについて紹介したい。解説してくれるのは同社スタッフの大類裕人さんだ。
(アイキャッチ画像提供:オリムピック)
ライトソルトファン必見のロッドの新製品
皆さんこんにちは。株式会社オリムピックの大類です。今回は2025年新製品のライトゲームシリーズの「CORTO(コルト)」、「FINEZZA(フィネッツァ)」にフォーカスして紹介していこうと思います。
ニーズに応える多様なラインアップ
現在ラインアップされているCORTO(以下、コルト)シリーズは、
・高価格帯に負けないハイパフォーマンスロッドの23コルトUX
・チタンソリッドモデルをラインアップに含める国産モデルの23コルト
・素材にこだわり軽量化と高感度に磨きを掛けた23コルトプロトタイプ
・フラッグシップモデルの24スーパーコルト
・極限性能を追求した同じく最高峰モデルの19スーパーコルト AT
以上の5機種となっています。

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アジングロッド『CORTO』がモデルチェンジ
そして今年、極限まで性能を追求したアジングロッド「スーパーコルトAT」がモデルチェンジ。それでは、前モデルと何が変わったかをお伝えしていこうと思います。
レングス調整&新素材導入
前モデルはレングス6.9ftで、あらゆるリグ、シチュエーションへの対応を想定したバーサタイルなモデルでした。
一方、新モデルはジグ単アジングで多用する6.1ftのレングスに設定。24スーパーコルトをベースにブランクスに合わせたグリップ位置の再調整、高強度高弾性素材の東レ(株)「トレカM46X」を使用し強度、感度の向上を徹底追求。
高弾性・低樹脂カーボン、全身に四軸組布で武装した張りのあるブランクスを実現しました。さらに、ブランクスの製造でとても重要な焼成工程にオートクレーブ製法を導入しました。
※トレカM46Xは東レ株式会社の商標です。

これら最高の素材と当社の技術の粋を集めた結果、水中のわずかな変化を見逃さないような最高感度と、意のままにリグを操る操作性、感じて掛けるアジングの醍醐味を突き詰めたスペシャルモデルとして誕生しました。
感度、張り、強度、バランスが格段に上昇したNEWスーパーコルトATをぜひ体感してほしいです。

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ボートアジング用モデルが新登場
近年注目を集めているボートアジング専用モデルとなる25コルト・ボートアジングが登場。バーチカルモデルのスピニングとベイト、キャスティング用のジグ単モデルがラインアップされます。

いずれのモデルもコルトの系譜である「高感度」はもちろん、「掛ける」「粘る」を高次元で実現。

繊細ながらも無理の利くブランクスに設計されています。

ボートキャスティングモデル
まずは、25コルト・ボートアジングGCORBS-542UL-S(CASTING)から。
このロッドはボートからのキャスティングジグ単に対応したモデル。灯りに寄った表層のアジを軽量リグで攻略するシーンから、重めのリグを使ったボトム付近の明暗攻略もこなします。
豆アジでもよく曲がりギガアジでも獲れる。繊細さと粘りをロッドに落とし込みました。

比較的張りが強いといわれるコルトシリーズですが、このモデルは「しっかり曲げて獲る」がコンセプト。
なお、ショアアジングでも使用可能で、5.4ftとショートレングスながら5gまで背負うことができ、プラッギングもこなせるエリア、リグを選ばない優等生です。
バーチカル(バチコン)モデル
続いては、バチコン専用に洗練された2モデルについて。コルトシリーズで培ったアジのアタリをしっかり手に伝える感度は、メタルスッテやティップエギングロッドの流用とは一線を画し、アジ特有の吸い込み系アタリなどをしっかりと手と穂先に伝えてくれます。

GCORBC-602L-HS(VERTICAL)
GCORBC-602L-HS(VERTICAL)は、深場攻略に適したベイトモデル。高感度・掛け調子ながらバット部は粘りを持たせてあり、口切れリスクの高いアジに対してベストなアクションを備えます。
バチコンではカウンター付きリールを用いることで、魚探の反応に合わせた的確なアプローチが可能になりますが、ベイトモデルの強みはまさにここ。このタイプのリールを持っているメタルスッテファンの人にも、ぜひおすすめしたいモデルです。

GCORBS-602L-HS(VERTICAL)
GCORBS-602L-HS(VERTICAL)は、取り回しやすいレングスで、バーチカルに落とすだけでなく投げて広範囲に探りたいときに活躍するスピニングモデル。夜焚き中の明暗部分へのアプローチなど、トラブルレスに楽しむ事ができるほか、ドラグを活かして細イトでのやり取りも楽しめるロッドです。

ロッド自体の軽さや優れた感度はもちろん、ルアーのボトムステイをキープできる柔らかさ、食い上げも見逃さない繊細なティップをぜひ体感してください。

なお、このロッドを用いた実釣の様子を動画や記事でリアルに見ることができます。
メバリングロッド『FINEZZA』もモデルチェンジ
メバリングロッドの25FINEZZA(フィネッツァ)もモデルチェンジ。ティップからベリー部分は低・中弾性カーボンをメインとし、バット部分には高弾性カーボンを配置。しなやかながらシャープなフィーリングと軽量化を実現しました。

食い込みを重視した乗せのアクションながら、ダルすぎないブランクス特性で高い汎用性も備えます。全モデルに新開発のカーボンオリジナルリールシートOP-02を採用しているのが特徴です。

25GFINS-752L-S
25GFINS-752L-Sは、ジグヘッド単体でのワーミングにフォーカスしたモデル。アジングとは一線を画すレギュラーテーパーは、しっかり曲げて魚を獲りたい人にもおすすめ。軽量なジグ単をメインに考えられたアクションなので、漁港内や常夜灯周りの釣りがメインの方におすすめ。
25GFINS-752L-T
25GFINS-752L-Tは、シリーズ中最もオールラウンドでTHEメバルロッドというモデル。チューブラーティップの特性を生かしたアクションは、ジグ単はもちろんプラグとの相性がばっちり。
プラグを扱いやすいアクションながら、穂先はアタリを弾きにくいのが特徴。あらゆるエリア、リグに対応できるので一本で何でもこなしたい人におすすめ。

25GFINS-7112ML-T
25GFINS-7112ML-Tは、シリーズ中最長のレングスと一番のパワーを持たせたモデル。パワーファイトを必要としない小磯やゴロタ場が主戦場の人におすすめ。
キャロやフロートリグで沖のブレイクやシモリを狙うための遠投モデル。重量のあるジグヘッドやプラグ、小型メタルジグにもマッチ。

オリムピックのロッドは進化し続ける
さて、ここまでコルト、フィネッツァシリーズを紹介しました。アングラーの皆さんに値段以上の価値ある商品を届けるため、オリムピックはまだまだ進化し続けます。ぜひ店頭で手に取って、感触を試してみてください。
<五井貴矢/週刊つりニュース中部版編集部>
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