2025.1.21

アウトドア用ストーブを「対流式」から「赤熱放射式」に魔改造! その効果を検証

冬の野外活動を温かくサポートしてくれるストーブ。いざ購入しようとすると、様々な種類があって悩んでしまいます。最近はストーブを自分仕様に改造する方も意外と多く(もちろん自己責任)、数ある手法のひとつに対流式ストーブを赤熱放射式に変更する、というものがあります。

アウトドアや車中泊を楽しむYouTuber「ちびともち」さんが、市販モデルと市販“改”モデルのストーブを紹介する動画を公開していました。その模様ならびに2つのモデルの違いなどを紹介ます。

対流式ストーブと赤熱放射式の違いとは

冒頭ではちびともちさんが長い間冬の相棒として使っている「レインボーストーブ」と、友達が改造したという「グローストーブ」を紹介。「レインボーストーブ」は、トヨトミから発売されているコンパクト型の対流式石油ストーブ。その名の通り虹色に輝くガラス外筒がなんともオシャレ。ちなみにホームセンターでの在庫処分品を激安で手に入れたそう。

改造したレインボーストーブ

続いてそのレインボーストーブを改造して赤熱放射式化したものが登場。なおグローストーブとは、スノーピークから発売されている商品の名前。それもあって同動画ではこちらの改造ストーブをグローストーブと呼んでいます。

ADVERTISEMENT

ADVERTISEMENT

赤熱放射式に魔改造した対流式ストーブの実力を検証

改造により変わったのは、真ん中についている赤熱筒と背面の反射板。タンクが二重構造になっており、車で運んでも灯油がこぼれにくいというレインボーストーブ本来の特徴はそのままに、温め方が「対流式」から「赤熱放射式」に変わっています。

具体的には、温かさの方向が異なります。レインボーストーブ(対流式は上方向は温かいのですが、横方向には熱が広がらず温まりません。いっぽうのグローストーブは、上方向に加えて横方向もしっかり温めてくれます。ただし横に置いてあるものが温められるため、車内など狭い場所で使う際は換気も含め細心の注意が必要です。

レインボーストーブとグローブストーブ

なお赤熱対流式にするとレインボーストーブの特徴であるキレイな光は失われてしまうというデメリットも。ちびともちさんいわく「見た目というか、明るさはレインボーストーブの方が良き」とのこと。

つづいて暖房としての実力を確かめるべく、赤熱放射式化されたストーブを外に出して使ってみることにしました。海に移動して、ストーブで温まりながら釣りをすることに。風が強すぎて火が煽られてしまうため結局車内に設置することになりましたが、バックドア全開でも車内はポカポカ。赤熱放射式ならではの温かさを実感します。

車内温度の検証カット

ADVERTISEMENT

ADVERTISEMENT

改造ストーブとともに鍋焼きうどんに舌鼓

釣りがひと段落したら、夕ご飯として「鍋焼きうどん」が登場。ストーブの上に置いて煮込んでいきます。ストーブの上部がちょっと汚れてしまい、アルミホイルを敷けばよかったと後悔するちびともちさん。

改造したレインボーストーブで鍋焼きうどんを作っているシーン

うっすらと日が暮れていく中でアツアツの鍋焼きうどんを楽しんだら、最後にもう一度釣りを堪能して帰ることに。帰り道に「温かさについては横方向にも温まるからめっちゃ良いと思いました!」「その分、周りに物を置きにくかったり…… レインボーの灯りがなくなるのは……」と振り返り、「私はまだまだレインボーストーブでいいや」と結論づけていました。

視聴者からも「ストーブ愛が伝わってくる」「レインボーストーブの癒やし力がすごいです!」と好評の同動画。冒頭にも述べたように改造は自己責任になりますが、こういう楽しみ方もあります。

出典:『ちびともち』

ADVERTISEMENT

ADVERTISEMENT

出典: https://www.sotolover.com/2025/01/98314/
この記事を書いた人 野中 陽平

SHARE

FAVORITE