2025.1.15

外遊びへトリップしたくなる! シェルを載せれば秘密基地になるハイラックスが遊び心が溢れ過ぎ

2024年12月14日(土)、15日(日)の2日間、神奈川県平塚市の「THE OUTLETS SHONAN HIRATSUKA」(ジ アウトレット湘南平塚)で、「第57回 関東キャンピングカー商談会ジ・アウトレット湘南平塚」が開催されました。関東キャンピングカー振興会が主催する同イベントには、キャンピングカービルダーなど17社が参加し、31台の車両が展示されました。そこでソトラバ編集部は現地へ駆けつけ、憧れのキャンピングカーのなかから選りすぐりのモデルをレポートします。

荷台に載せたシェルが最高の居住空間に!

キャンプは気軽に楽しめる趣味として定着しましたが、そのなかでも注目を集めているのが車中泊。クルマを使って移動しながら、気に入った場所に到着すればすぐにキャンプが楽しめるお手軽スタイルは多くの人を虜にしています。テントの設営やコット、寝袋の用意をすることなく車内に宿泊できるスタイルは「移動式ホテル」そのもの。

最近はキャンプ場だけでなく、車中泊ができる道の駅(※車中泊を許可している施設と禁止している施設があるため事前に下調べしておきましょう)やRVパークも増え、気軽に利用できるのも大きなアドバンテージです。そんな車中泊としてもっともポピュラーなのが「バンコンバージョン」と称されるワンボックスタイプの車両をベースにしたキャンピングカーですが、ここでご紹介するのは「トラキャン」と呼ばれるライトトラックベースのキャンピングカーとして人気急上昇中の『GRAVITY』。

同モデルはトヨタ・ハイラックスをベースに荷台に積載するシェルが大きな特徴で、車両とシェルを組み合わせたコンプリートカーだけでなく、シェルだけを購入することも可能。荷台を持つトラックの実用性を考慮した使い勝手の良さが大きな魅力となっています。

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ハイラックスやトライトンへの積載もOK

多くの自動車メーカーを抱える日本は自動車大国として知られ、スポーツカー / VIPカー / ステーションワゴン / SUV / 軽ハイトワゴン / 高級ミニバンなど、数年ごとにブームが入れ替わっているのが現状ですが、悲しいことにトラックに注目が集まったことはありません。

しかし、2017年に8世代目となるトヨタ・ハイラックス(GUN125型)が登場すると趣味人たちがこぞって注目し、“遊びの相棒“として認知度を高めています。最近ではライバル車種として三菱トライトンも登場し、トラックへの関心度が大きくなっているようです。

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ポップアップルーフの搭載で居住空間がさらに快適

ハイラックス用のシェルとしてYTBからリリースされる『GRAVITY』は、荷台への積載物として設計され、シェル部分と荷台を切り離すことができるので他の用途で荷台を使いたい時には、前後4カ所のロックを外してシェル本体をジャッキアップして4本の脚で固定すればOK。シェル自体が自立するので、そのままクルマを移動すれば荷台を空の状態にすることが可能。この工程を逆に辿れば、簡単にシェルを搭載することができるということです。

ハイラックス専用の『GRAVITY』は車中泊を快適に過ごすための装備が満載。シェルの天井部分は上部へと伸ばすことができ、そのスペースはベッドルームとして使用できるのです。簡単にいえばシェル部分にポップアップルーフを装備しているので、天井を拡張することで内部の容積を増やすことができ、1階部分をリビング、2階部分をベッドルームとして分割した2ルームになっているのが大きな特徴。

室内の空間は考え抜かれたもので、テーブルを挟んで寛げるリビングスペースはハイラックスの荷台だとは思えないほどの充実ぶり。エントランス付近にはキッチンスペースが設けられ、オプション装備としてステンレスシンクや調理家電なども用意されています。また、室内のサイド部分を横方向にスライドさせることでスペースを拡大(500mm×700mm)することができ、外扉に外部収納を設けるなどトランスフォーマー顔負けのギミックが満載。

ベッドルームは2人の大人が足を伸ばして就寝することができ、最大1950mm×1565mmのスペースを確保。車中泊には十分過ぎる空間に仕上げられています。ポップアップ式のメリットを活かし、前後左右のテント生地部分にはファスナー開閉式の窓が設けられ、ネットを装備しているので通気性も抜群。また、1階部分にも大人が就寝できるので、事実上はベッド2名+1名の3名就寝になります。

270度広がるオーニングの下でキャンプも楽しめる

ほかにもシェルの右サイドには最大270度まで展開できる便利なオーニングが装備(オプション装備)され、日差しの強い時や雨天時でも快適なキャンプを楽しめます。外側にはシャワーも完備しているのでサーフィンやジェットスキーを楽しんだあとに体を洗うことができ、お散歩で汚れたペットの足を洗えるのも嬉しい限り。

シェル本体はアルミ素材をベースに構築されているので強度、剛性が十分に確保され、4WDトラックというハイラックスの性格上、荒れた林道を走っても問題ありません。シェルのサイズは全長3300mm×全幅1800mm×全高2200mmに設計されています。

『GRAVITY』は車両込みのオーダーもできますが、シェルだけ(277万5000円~)の購入も可能。また、同モデルは三菱トライトンとも共通となっているので、トライトンのオーナーにもおすすめです。車中泊だけでなく、運べる個室として遊びのベース基地に最適な『GRAVITY』。キャンプの時にはキャンピングカーとして楽しみ、日常は荷台を使うトラックとして機能させる2WAYスタイルは、トラックブームの火付け役になりそうな予感です。

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出典: https://www.sotolover.com/2025/01/146261/
この記事を書いた人 並木政孝

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