秋のアオリイカ釣りシーズン、大分県南エリアの蒲江で、デュエルエギングスタッフの河野さんとともに釣行。マグQ TUNGSTEN3.0号、LQダーター3.0号、イージーQキャスト喰わせ3.5号を使い、湾内の小型アオリイカから沖の良型まで、遠近自在に攻略した。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース西部版編集部・立石)
アオリイカが食欲旺盛な秋エギング
秋はアオリイカも成長の途中で小型がメイン。食欲が旺盛でエギにも興味津々で群れてくる。そんなアオリイカのサイズに合わせて3.0号や2.5号のサイズを使う。
波静かな場所が釣り場探しの目安。外敵から身を守りやすい地磯近くの浅場や漁港内に身を寄せていることが多い。
海面近くに浮いていることも多く、サイトフィッシングで釣ることができる。エギを動かしてヒットするまでの一連の動きを見ることができるため、エギングを始める人にもおすすめだ。

使用アイテムを紹介
デュエルではエギの種類が多く、エギング専用のリーダーなどもラインアップされている。今回用意したアイテムを紹介する。
いずれも「システムカラー」を採用しており、藻場ブラウン、お月見パープル、闇夜ローズ、深場グリーン、まずめオレンジ、すみ潮ブルー、日中ピンク、にごりライム、どんよりレッドの9種類のカラーがベースカラーとなる。

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マグQ TUNGSTEN(タングステン)3.0号
未開のエリアを切り開く遠投タイプのマグQ TUNGSTEN(タングステン)に3.0号が仲間入りした。「タングステン×マグネット重心移動機構」により最大飛距離は60m以上の実績を誇る。
カラーはわかりやすいネーミングで状況に合わせて使い分ける「システムカラー」を採用。

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LQダーター3.0号
今秋、LQダーターに3.0号が仲間入り。左右への切れがいい「スライディングダート」が特長のエギ。ボディの3Dレンズで倍増されたインナーシートの輝きが広範囲のイカを引き寄せる。カラーは「システムカラー」を採用。

イージーQキャスト喰わせ3.5号
イージーQキャスト喰わせは、実績No.1の元祖パタパタフットを搭載した「喰わせ」に特化したモデル。小さくゆるい簡単なシャクリで激戦区で超スレたアオリイカ攻略にも効果的。カラーは「システムカラー」を採用。

TBカーボンエギリーダー
TBカーボンエギリーダーは、耐摩擦性、耐ショック性、耐久性など様々な状況の中で求められる強度すべてについて優れた性能を発揮するスーパーフロロカーボンライン。30m巻きでサイズは1.5号、1.75号、2号、2.5号、3号。

朝マヅメは近場の漁港へ
この日の釣りプランは午前5時に蒲江インター側のコンビニに集合して食料を購入。近郊の漁港で朝マヅメの釣りをして、蒲江港から出船する午前8時発の屋形島行の定期船で島に渡るプラン。
午前6時過ぎに元猿にある漁港へ行くと風もなくエギングびより。波止を先端に向って歩いている時に海を観察していると、リリースサイズの小型アオリイカが群れで泳いでいる姿を目撃する。
1投目は遠投でサーチ
小型のアオリイカが浮いており、見えイカが多い。波止先端でマグQ TUNGSTEN3.0号(カラーはどんよりレッド)で遠投を開始。無風に近い状況も後押しして、エギのサイズ感を感じさせない遥か沖へと一直線に飛んでいく。遠投性能は抜群だ。
河野さんにこのエギを選んだ理由を聞くと「3.0号サイズとは思えない圧倒的な飛距離で届かなかったシモリまで届けることができる」とのことで、釣り場に着いたときの1投目、状況が読めない時のサーチ用にもオススメだ。

広範囲をテンポよく探ってヒット
着水から間もなくロッドをシャクり始めた。エギを深くは沈めていない様子。数投、状況を確認するように広範囲を打っていると「来ましたよ!」の声が上がる。海面からポン!っと抜き上げたのは秋サイズのアオリイカ。

チョンチョンアクションで飛んできた
ヒットした状況を聞くと「足元近くまで寄せたエギをチョンチョンと動かすアクションの後、“ビューン!”と飛びついてきた」と話す。リリースしてサイズアップを狙う。

視覚に訴える楽しさ
エギをLQダーター3.0号(カラーはまずめオレンジ)に付け替える。軽いシャクリだがキレキレのダートアクションに数尾アオリイカが反応して追尾を開始。その中でも最後まで諦めずに追ってきた1尾が触腕を伸ばしたその瞬間、ピュ!っとスミを吐き出した。

誘いからヒットまでサイトで見ることができる秋シーズンは、ゲーム性が高くて面白い。
使用感は「ボディには布をまとわない塗りボディ。水の抵抗が少なく真横に近いスライディングをします。このギザギザアクションが魅力的で、視覚的にも広範囲にいる秋アオリイカにもハイアピールになります。その場で動かしやすいから手前に寄りにくいのでじっくり探ることができるエギです」とのこと。
蒲江港から屋形島へ
見渡せば至るところにアオリイカが泳いでいる。まだまだ遊びたい気持ちを抑えて午前7時過ぎに、定期船の乗船時間を考えて漁港を後にする。
蒲江港に到着するときれいな駐車場があり、トイレもある。屋形島への定期船では乗船して、船内で係りの人に料金を支払う。乗船前に渡船の関係者から夜釣りは、島の宿に宿泊しての釣りを勧めていることを聞いた。
フィッシュイーターの影響でアオリが警戒
島に渡ると、港の波止をメインに隣の地磯を探るプランで釣りを開始。セオリー通りに浅場から深場に向かって釣り歩いていく。
波止では数ヶ所打っていくが小型のカンパチやメッキが多い。アオリイカが集団で泳ぐ姿を見かけるがフィッシュイーターたちに警戒しているのか、エギにも警戒している。地磯に行き沖にできた潮目付近を狙うことになった。

潮の濁りを利用して
砂浜近くで海の色に少し濁りが見える。潮は左から右へと流れて、潮目には白い泡が出来ている。

流れの中から引き寄せた
流れの中にエギを流しながら、砂浜のカケアガリ付近に入ったところでヒット。河野さんから「秋とは思えないサイズ感の引きです!」との声が上がる。

1kg級アオリイカが登場
磯ギワに寄せる波に乗せて取り込んだのは1kgクラスの良型アオリイカ。

エギはイージーQキャスト喰わせ3.5号で、カラーはお月見パープル。
お月見パープルを使用した理由をたずねると「ナイトゲームに特化したカラーですが、実は濁りがある潮でも効果があるカラーです。砂浜から舞った砂の濁りが見えたので使用しました。潮の中で流す釣りスタイルの時に、じっくり探る場面でも使っています」と答えた。

イージーな感じが醍醐味
防波堤に戻って見えイカを狙う。エギはマグQ TUNGSTEN 3.0号(カラーはマーブルマーブル)を使用する。
5、6尾の群れの側に着水したエギをチョンチョンっと動かすと2、3尾反応して追ってきた。エギとの距離を詰めてきた1尾…ロッドをシャクった後にラインが走りヒット。このイージーな感じが秋アオリイカの醍醐味だ。

エギの使用感は「アクションは素直なダートをして非常に使いやすく、スレイカにも威力を発揮します。場所を選ばないエギのひとつです」とのこと。
数も型も満喫できる
小型のカンパチがアオリイカを捕食する姿も目撃。自然豊かな屋形島を昼の定期船で離れた。近場の漁港でも十分に楽しめるが、ちょっと足を延ばすだけで夢のあるサイズにも出会える。数も型も狙って秋を満喫されてはいかがだろうか。

<立石寿栄/週刊つりニュース西部版編集部>
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