2024.4.30

軽トラにルーフトップテント! 専用ロールケージでオーバーランダー仕様を実現したガレージイルのダイハツ「ハイゼットトラック」とは

軽トラにルーフトップテント! 専用ロールケージでオーバーランダー仕様を実現したガレージイルのダイハツ「ハイゼットトラック」とは

軽トラをオーバーランダーで楽しむ

ダイハツ現行「ハイゼット」にボルトオンするだけで、愛車を懐かしの80年代「マユゲ」フェイスへと変身させるキットでおなじみのガレージイル(GARAGE ILL)。見ているだけでわくわくする遊びごころ満載のカスタムは、軽トラフリークのハートをガッチリとキャッチしています。そのガレージイルが、今回新たに軽トラ業界を騒然とさせるスタイルを提案しました。その姿はワイルドムード抜群のルーフトップテントを備えたオーバーランダーでした。

専用ロールケージにルーフトップテント

近年のアウトドアブームの高まりと比例するように、キャンプ人口も大幅に増えている。なかでもクルマをベースとした車中泊を含めたオートキャンプはとくに人気だ。この波は、魅力あふれるカスタムリメイクが過熱中の軽トラ業界にも押し寄せ、アゲトラを中心にしたアウトドア志向の軽トラ遊びを楽しむ文化も新しく誕生した。

昭和レトロをお洒落なカスタマイズとして推し進めるガレージイルは、大人気の500系ダイハツ「ハイゼットトラック」&ジャンボ風フェイスキットにプラスαを加えることで、よりアウトドアを楽しむシステムアップパーツを提案してくれた。そのスタイルは、現在話題のアウトドアリメイクとして注目されるオーバーランドモデルであった。

軽トラベースのオーバーランドのメリットは、これ1台で仕事や遊びのほか何にでも活用できる点にある。そして軽トラならば維持費を押さえられ、駐車場所にも神経質にならなくて済む。普段使いもできて、ランニングコストにもすぐれる軽トラの荷台にキャンピングシェルを載せるキャンパーは、専用のロールケージを組むことで、さらにスタイリッシュになるばかりか、高機能モデルとして大活躍する1台だ。

これまでAMWでもさまざまな軽トラリメイクを紹介してきたが、このスタイルは初めて紹介するものだ。見た目のカッコよさも含め、新たなオートキャンプスタイルとして、ガレージイルが提案するルーフトップのキャンパースタイルは、間違いなく軽トラ業界に新たな旋風を巻き起こすに違いない。

米や豪で人気のキャンパースタイル

ガレージイルの軽トラキャンパー・オーバーランダースタイルは、専用ロールバーの上にテントを備えるルーフトップテントスタイルが特徴だ。このスタイルは、本格的なオートキャンプが手軽に楽しめるとあって、オートキャンプの本場であるアメリカやオーストラリアでも人気となっているシステムアップだ。

そもそもガレージイルがルーフトップテントをリリースするきっかけになったのは、代表の松浦さんが、ドバイで開催された「CUSTOM SHOW EMIRATES」にてSEMA(米国自動車用品工業会)SEOのウェイド・カワサキ氏と出会ったことにはじまる。

ルーフトップテントの利点とは

SEMAはアメリカで50年以上の歴史を持つ世界最大級のアフターパーツ・トレードショーであり、その主催者ともなれば、流行にも敏感で、最先端のトレンドを知り尽くしている。そんなカワサキ氏からアメリカでブームのルーフトップテントを紹介されたことで、アメリカのメーカー・タフスタッフの正規代理店資格を取得して日本国内販売に漕ぎ着けた。

レトロムード満点に仕上げられた500系ハイゼットトラックに、タフスタッフのオーバーランドシリーズ・ソフトシェルタイプのルーフトップテントの組み合わせは相性も抜群だ。テント素材は防水ポリウレタンコーティングが施され、同じコーティング加工のレインフライが重ねられるので、雨天時もまったく問題ない。4つの窓から風を取り入れることができ、テント内でリラックスしながらルーフトップからの見晴らしを楽しめる。

通常テントの場合、持ち運びや設営に手間を取られがちだが、ルーフトップテントなら積み降ろしが不要で組み立ても楽だ。また、地上に張るテントでは虫が侵入したり、第三者に急にテントを開けられたりする恐れもある。2階部分にあたるルーフトップテントであれば、テントに近づくにはハシゴが必要なので、安心感は段違いというわけだ。

テントは5名まで宿泊可能(耐荷重約362kg)で、約70kgの本体重量と合わせた重量に耐えられる車両強度があれば、どんな車種にも装着可能。ガレージイルではハイゼットトラックに装着するため、500kg近い耐荷重を持つオリジナルのロールケージキャリアを開発。軽トラ最大のメリットである荷台スペースを確保しながら、ルーフトップテントの装着を可能としている。

出典: https://www.automesseweb.jp/2024/05/01/1559602
この記事を書いた人 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)

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