2024.3.12

焚き火でやってしまいがちだけど絶対ダメ! 知っているようで知らない薪の組み方NG集

正しい焚き火の例

「焚き火なんて、薪に火をつけて燃やせばいいんでしょ?」なんて安易に考えていたら大間違い! 林野庁が公表する山火事の原因別出火件数(平成29年~令和3年の平均)を見ると、焚き火が31.5%でもっとも多くなっています。火を扱うレジャーにつき、ちょっとした油断や不注意が火災を招く原因になるかもしれません。

そこで、焚き火を安全に楽しむために、「こんな薪の組み方はNG」というダメな例をご紹介します。くれぐれも真似をしないよう、気をつけて下さいね。

焚き火台のサイズに合わない大量の薪を載せるのはNG

コンパクトな焚き火台に太い薪を何本も組むと、着火後にぐらついて倒れる可能性があります。

ではどうすればいいのか。焚き火台からはみ出さないように薪の量を減らしたり、もっと省スペースな組み方に変えたりするのがいいでしょう。そして、薪を組んだあとには焚き火台の脚を掴んで、安定しているかどうかチェックするのも大切なポイントです。

なお、この写真を見て、もうひとつ気になる点があると思いませんか? それは、焚き火シートを敷いていないこと。地面へのダメージ予防のため、焚き火をする際には必ず持参したいアイテムです。

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薪を焚き火台の片側に寄せ過ぎるのもNG

焚き火台の上に薪を組むときは、なるべく中央にまとめて置くようにしましょう。大切なのは、焚き火台が倒れないようにしっかりチェックをすること。せっかく平らな地面を探して焚き火台を設置しても、薪を置く位置が悪いと傾いてしまう恐れがあります。

なお、このNG例の撮影中に少し強めの風が吹いたのですが、焚き火台が倒れて薪が落ちてしまいました。火をつけていなかったのが幸いです。百聞は一見にしかず、を実感した瞬間でした。

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隙間なく薪をびっしり並べたらNG

焚き火台の上に、きれいに揃えて並べられた薪。一見するとよさそうですが、これも初心者がやりがちな間違いのひとつです。

これだと薪の内部に十分な空間がなく、酸素不足で不完全燃焼になってしまいます。煙は出るのに、いつまで経っても炎が上がらないときには、薪を組み直すか、間引くかして少し様子を見てみましょう。

燃え出してもすぐには薪をくべないこと。薪全体に炎が行き渡るまで待ってから、必要に応じて薪を足しましょう。

さまざまなNG例をご紹介しましたが、薪を組むときに空気の通り道を確保することを意識すれば、火起こしの成功率はぐんとUPするはずです。試行錯誤も含めて、焚き火のひとときをお楽しみ下さい。

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出典: https://www.sotolover.com/2024/03/99351/
この記事を書いた人 林 加奈子

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