2024.1.10

今週のヘラブナ推薦釣り場2024【東京・水元小合溜】

メタセコイアの紅葉が美しく、まるで異国の地を思われる景観美を誇るのが、埼玉県三郷市と東京都葛飾区との境にある水元小合溜だ。たくさん釣れるわけでもなく、まして大型が出るでもないが、不思議と足を運びたくなる魅力がこの釣り場にはある。大掃除も済み正月用の買い出しもゲット。何もすることがなくなった年末年始の余暇こそ、普段は足を運ばないこのような釣り場で竿を出してみてはいかがだろうか。もしかしたら、もしかするかも。

(アイキャッチ画像提供:週刊へらニュース 関口)

今週のヘラブナ推薦釣り場2024【東京・水元小合溜】

水元小合溜の概況

夏場を除く低水温期が盛期で、とくに厳寒期はジャミも静かになりアタればヘラということも珍しくない。トップシーズンは2月後半から3月上旬の巣離れ期で、このころは周辺河川から入り込んだ40cmクラスの大型が高確率で釣れ始まる。

今週のヘラブナ推薦釣り場2024【東京・水元小合溜】水元小合溜の概況(作図:週刊へらニュース 関口)

直近ではようやくクチボソ系・小マブナ・小ゴイなどのジャミが静かになり、落ち着いてウキの動きを楽しめる状態となった感じだが、それでも日並みによってはワタカなど低水温に強いジャミがいたずらする。

釣果的には7寸~尺前後が数枚といった感じだが日並みがいいとツ抜けも狙え、時には尺2寸前後の良型が顔を見せる。

ポイント

両岸とも釣りが可能なのはオンドマリ~記念広場周辺。

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水元大橋の内側

外溜めとも呼ばれるエリア。南・西側は高い護岸なので釣りがしやすいのは売店側。日当たりがよく北西風にも強いので、常に数人の釣り人が竿を出している。隠れオダがあるので根掛かりに注意。

今週のヘラブナ推薦釣り場2024【東京・水元小合溜】水元大橋の内側(提供:週刊へらニュース 関口)

ベンチ前

食事処涼亭北側~水辺ゾーン手前にかけて点々とあるベンチ帯。水際が水平護岸化されていて足場がいい。中央の出っ張り付近がいいとされるが、凹んだエリアにも常連の姿を見かける。背後の至近距離が遊歩道なので、長竿を回し振りする際は人影を確認してから振り込むこと。またギャラリーが多いのが難点。

今週のヘラブナ推薦釣り場2024【東京・水元小合溜】ベンチ前(提供:週刊へらニュース 関口)

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水辺ゾーン

小さな橋と橋の間が森で、背後の遊歩道からは一段低い位置が水辺になっている。南側の小川吐き出し付近が人気で、東京都側の一級ポイントと言ってもいいだろう。森の中にも点々と釣り座があり”大人の秘密基地”的な雰囲気を感じる。ただし森がジャマをするので長竿の回し振りはやりづらい。

記念広場前

完全護岸化されて足場は抜群にいいが、土日以外釣り人の姿をあまり見かけない。

ほたる池前

同池から吐き出す小川が南北に一つずつあり、その間に釣り人がズラリと並ぶ。とくに南側小川の周辺が人気のようだ。

今週のヘラブナ推薦釣り場2024【東京・水元小合溜】埼玉県側のほたる池前(提供:週刊へらニュース 関口)

水辺ゾーン対岸

背後が森で午前中はほぼ日陰だが、なぜか釣り人の姿が絶えない。竿を出したことがないので何とも言えないが、この陰が好影響を及ぼしているのか。

釣り方とエサ

どこに入っても水深は約1本弱ほど。よって底釣りが主体で、さらに竿18尺以上が断然有利。ただし水辺ゾーンに限っては15尺前後でもOK。

流れが出やすいのでライトドボンが定番だが、水辺ゾーンに限っては竿が中尺でOKなこともありバランスで狙っている人もいる。バランスのほうが圧倒的にアタリが出やすいので、たとえ長尺でもド根性があればバランスをお勧めする。

今週のヘラブナ推薦釣り場2024【東京・水元小合溜】水元小合溜での外通しタックル(作図:週刊へらニュース 関口)

エサは両グルテンが主体だが、ジャミが静かになるこれからの時期はグルテンセットも面白い。

なおアベレージサイズが尺前後なのと流れが出やすいことを考慮し、できるだけ道糸は細めを使うほうが有利。0.8号を基準にハリスもそれに合わせればいいだろう。ハリは角マルチなら4~5号が標準で、大バリは必要ない。なおドボンのオモリは通常なら0.3号でも十分止まるが、強風時のことも考え0.8号程度までは準備したい。

 

<週刊へらニュース 関口/TSURINEWS編>

▼この釣り場について
水元小合溜
入釣料:無料。釣り台必携。
路上駐車:東京都側への一歩通行路は一部を除き左側のみ路上駐車可能。不可の場所にはポールや注意看板あり。
注意事項:必ずトイレ利用を。ゴミは持ち帰ること。回し振りの際は背後を要チャック。
この記事は『週刊へらニュース』2024年1月5日号に掲載された記事を再編集したものになります。

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出典: https://tsurinews.jp/283853/
この記事を書いた人 TSURINEWS編集部

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